ニセコ移住を夢見て

ニセコに魅せられて移住を決意した夫婦のアクセクストーリー

電気柵の製作(10)

2018年06月30日 19時38分15秒 |  └ 電気柵
今朝イチゴ畑を確認すると先日より大きな足跡がたくさん付いています。
今日中に電気柵の設置を完了して通電を開始します。

防御対象はアライグマなので、電線は地面から10cmずつ離隔を取った4段張りとします。

ポールに取り付けた絶縁物にステンレス線を挟み込みながら張っていきます。

出入り口にはバネ式のゲートハンドルを設置。
傍にいた妻にゲートハンドルの使い方を説明すると意外な答えが返ってきました。
「そんなの使わなくてもこの高さなら跨げばイチゴ畑に入れるよ」・・・なるほど

危険表示板も設置。

電撃発生装置とソーラーパネルを設置します。

電撃発生装置の高圧(+)からステンレス線までワニ口クリップ付の配線、他の段に接続する連絡線も設置。

アース棒を打ち込み、高圧(-)端子に接続。
アース棒は60cm1本打ちですが、元田んぼの粘土質なのでこれで十分機能すると思います。

接続を終えて電撃発生装置の電源スイッチをON。
しかし、装置から聞こえるはずのパチッパチッという動作音が聞こえません。

原因は地面に近いステンレス線が雑草に触れており漏電していたためです。
漏電防止のためこまめな草取りが必要です。

ステンレス線に触れていた雑草をすべて引き抜いてからスパークを確認すると1cm位の離隔で火花が飛び正常に動作しました。

当初明るさを感知して自動的に昼間は通電を止める運用で考えていましたが、今の時期は午前3時を過ぎると明るくなり始め、こんなに早く通電が止まると侵入を許す恐れもあり、今回のイチゴに関しては24時間連続通電する事にしました。

電気柵の効果を確認するため、板に付いていた泥足跡をきれいに清掃して、もし電気柵を越えて中に侵入すれば足跡で分かるようにしました。
果たして効果のほどは?

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【7月1日追記】
今日も朝から雨が降るブルーな天気。
沖縄付近にいる台風7号の進路が北海道の西側を通る最悪コース予想なので心配です。



電気柵は正常に動いていました。

一晩運用してみて動物が侵入した形跡は無いようです。

今日の天気ではソーラー起電力も元気がありません。

バッテリに蓄えた電力でなんとか13.6ボルトを保っていますが、このまま曇天が長引くと・・・

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【7月3日追記】
6月30日に電気柵の運用を開始してから3日経ちましたが連日雨の天気です。
イチゴに被害は無いようなので一応動物除けの効果は持続しているようです。

雨降りでも雲の厚さが薄いのか、16ボルト位の起電力があります。

バッテリ電圧はいつもこの程度
ところが装置から聞こえる「パチッパチッ」という動作音が聞こえません。

電源を切ってから電線沿いを調べると豆のツルが伸びて電線に掛かっていました。
ここから漏電して動作が止められていました。
ツルを外して動作回復。



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【7月5日追記】
台風7号から変わった温帯低気圧の影響で昨夜から激しい雨が降りました。

昼前に雨がやんできたので電気柵のチェックに。
1,2番線がたるんで土に触れています。
装置から動作音も聞こえないので高圧は止まっているようです。

動物が勢いよく線に当たったのでしょうか?
ポールに付ける絶縁物の向きも雨が入ると摩擦が減り容易に動くようです。
しかしイチゴに被害はありませんでした。

絶縁物の向きを直しステンレス線を張り直します。
引っ張った線のたるみは、最後にゲートハンドルのバネで吸収させました。

最後に火花が飛ぶのを確認して電気柵は復活しました。

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