ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

現内閣は新左翼政権か?

2010-09-05 14:13:14 | 憲法

チャンネル桜は今、ネット上で、静かに注目されており、かなり影響力を持つと言われています。その秘密は、タブーを廃し、真実を追究していくという、本来のジャーナリズム、メディアが持つべき使命を果たしていこうとしている姿勢にあるのではないか。このような貴重なメディアを先日の民主党の代表選のための共同記者会見の会場から排除してしまったようですね。
自分が気に入らないメディアは排除してしまえという民主党の本性が現れてきたということか?新左翼内閣なら、こんなことはさもありなんと思えるのであるが・・・・・・。まあ、こんなことも、小沢総理が誕生すれば、あっさり解決される問題だとは思うのですが・・・・。少なくとも、上杉隆氏の記事を読んでいる限りでは・・・・。小沢氏の目指すものは、官報複合体の解体にあるということで、従来の閉鎖的な記者クラブ制度などは真っ先に斬られる運命にある。だから、今、マスメディアは自己の既得権益死守のために必死で小沢批判をくりひろげているということなのでしょう。

■小沢一郎ネット会見

http://www.ustream.tv/recorded/9343315


さて、今回の桜の討論会は、民主党の内幕を暴露していて、なかなか参考になりますね。政治主導といっても、中身が新左翼的な、国家解体的なものであるなら大いに問題ありだなあ。まあ、
桜には、こんな「遊び心」があるのも楽しいところです。

1/4【討論!】こんなに楽しい!?共産主義[桜H22/9/4]

2/4【討論!】こんなに楽しい!?共産主義[桜H22/9/4]

3/4【討論!】こんなに楽しい!?共産主義[桜H22/9/4]

4/4【討論!】こんなに楽しい!?共産主義[桜H22/9/4]


小沢一郎タイム誌インタビュー(2)

2010-09-05 10:45:52 | 英語

 

 

http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1885041,00.html

 

TIME: We've seen what U.S. President Barack Obama's administration has done in his first 100 days. If the DPJ takes power in the next general election, what can we expect?

オバマ政権の最初の100日の間にやっていることをわたしたちは観察しています。もし民主党が次の総選挙で政権の座に就いたなら、何が期待できるのですか?

OZAWA: We have already come up with a timetable for actions to be taken after we take power. But the general election has been delayed again and again and again, and so we have not disclosed our timetable yet. As for specific issues ― for example pension reforms and medical insurance reforms and employment issues ― of course we have to deal with those. However, more important is that we have to make fundamental reform in the current government system, in which the government is led primarily by the bureaucracy. We have to replace this with a system in which the politicians take the lead to formulate the policies, make decisions on policies and execute those policies. The current government is totally dependent on and controlled by the bureaucracy. For that very reason, in difficult times like these, even when politicians in the ruling camp want to make changes, they have nothing to do.

わたしたちは政権獲得後に、実行するべき政策の計画案をすでに用意しています。しかし総選挙が何度も何度も先き伸ばされているので、まだわたしたちは政策の計画案を発表していません。具体的な問題ーーたとえば年金改革や医療保険改革や雇用問題ーーについては、もちろん取り組んでいかなければなりません。しかしながらもっと重要なことは現在の政治の仕組みを根本から変えなけkればならないということなのです。政府が主に官僚によって仕切られている仕組みを変えなければなりません。この現在の官僚主導の仕組みを、政治家が政策を立案し、政治家がその政策の可否の決定をし、それらの政策を実行に移すという仕組みに変えていかなければならないのです。官僚主導という現在の仕組みのために、現在のような危機の時代において、政権の座にいる政治家が迅速な行動を取ろうと考えても、具体的な行動が取れないでいるのです。

 TIME: You have long argued that Japan needed to be a "normal" country, a country in which politicians took responsibility. Do you think this is as relevant today?

あなたは以前から日本は「普通の」国にならなければならないと主張してきました。政治家が責任を取る国ということですね。このあなたの考えは現在でも妥当だと考えていますか。

OZAWA: Totally relevant. Without this reform we will not be able to create a new Japan. However, I would like add the following point so that I am not misunderstood. I'm not saying that bureaucracy is unnecessary. What I'm saying is that the basic policy course should be set by politicians. And once the course is set the specific policies are supposed to be implemented by the bureaucrats. That means that the bureaucrats, like the politicians, are supposed to do their own jobs.

まったく妥当します。わたしが今述べた、根本的な改革なくしては、わたしたちは新しい日本を創ることなど不可能なことです。しかしながら私が主張していることを誤解されないために以下のポイントを付け加えたいと思います。つまりこういうことなんです。官僚制度が不要だということではないんです。わたしが言いたいのは、基本的な政策の道筋は政治家によって決められなければならないということなんです。そして、一旦、基本的な方向が決定されたなら、具体的な政策は官僚によって実行されるということです。つまり、官僚は、政治家と同じように、本来の自分たちのやるべき仕事をすればいいのだ、ということなんです。

【コメント】

ここは、最も、小沢氏の哲学が語られているところであり、最も人を惹きつけてやまない哲学であるのですね。

副島隆彦氏は今日のぼやきで次のように語っておられる。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou

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小沢革命が断行すべき重要な制度改革は、公務員制度改革である。これだけはなんとしても、法案を提出してすぐに成立させなければならない。あとは、亀井静香・国民新党が悲願にしてきた郵政見直し法( 郵政「再国有化」法で何が悪い。自民党どもよ ) も通さなければいけない。公務員制度改革とは、これまで私たちがしつこく書いてきたとおり、各省の高級公務員(官僚)たちを、叩(たた)きのめすことである。各省ごとに10人ぐらいずついる局長と事務次官、審議官たちを、すべて若い国会議員にすげ替えることである。

 そして、部長級から下にすべての官僚たちをたたき落とすことである。彼らを、政治家たちの、ただの小間使いの、事務公務員に正しく作り変えることである。官僚というコトバをこの国から消滅させることである。官僚支配の息の根を止めなければならない。 彼ら、上級公務員たちを、ただの事務公務員に引きずりおろさなければならない。彼らは制度上、部長(級)にまでしかなれないようにしなければならない。それが、昨年の8月に民主党マニフェストが掲げた、公務員制度改革法である。

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副島氏らしい語り口ですが、私も激しく同意します。

それでは、さらに詳しく小沢氏に語ってもらいましょう。

 日本は本当に民主主義国家なのか

 民主主義国家において、いわゆる三権、つまり、司法・立法・行政という権力のうち、立法と行政という二大機能を政治家が動かすことができるのは、政治家が主権者である国民によって選ばれているからに他ならない。
 僕たち政治家は、選挙によって国民の信任を得た「代表」である。だからこそ、政治に携わる資格がある。それが民主主義の大原則であり、ルールだ。
 考えてみてほしい。
 もし、正当な選挙によって選ばれたことのない人間が政治の中枢に坐っているとしたら、その国は民主主義国家と呼ばれる資格はあるだろうか?
 たとえば、軍事クーデターで軍人が政権を握ったら、その国は「軍事独裁国家」と言われるだろう。また、かつてのソ連は形だけの選挙はあったけれども、実質は共産党エリートが支配する国家だったから、これも民主主義国家とは見なされなかった。今の北朝鮮も、選挙によって選ばれていない指導者がトップにいるから、これも民主主義国家とは言われない。
 こうしたことは誰でも知っているはずなのに、自分の国の政治が事実上、官僚によって動かされてきたことには何の不思議も覚えないのだからおかしな話だ。
 それどころか、「政治家には任せられない。官僚のほうが安心できる」という風潮さえあったのだ。
 これで、果たして日本は「民主主義国家」と言えるのだろうか?
 政治の重要事項を政治家ならぬ官僚が決めてしまうのでは、日本はとうてい民主主義国家とは言えない。むしろ「官僚社会主義」の国家であると言ったほうがずっと実態に近いのではないだろうか。

なぜ、官僚任せではいけないのか

 しかし、こうした僕の話に対して、読者の中には反論する人もいるだろう。
「政治はどこまでいっても結果論だ。これまで官僚が日本の政治を動かしていたのは、民主主義の原則に反していたかもしれないが、それでうまく行っていたのだし、ソ連や北朝鮮のように人権が抑圧されていたわけではない。」
 たしかに、政治は結果論であるのは間違いない。だが、官僚たちがやれば、本当にうまく政治をやれるのだろうか。能力さえあれば、選挙を経ていなくても政治を行う資格があるのだろうか。
 僕はそう思わない。やはりたとえ彼らが優秀であっても、官僚は政治を行ってはいけないのだ。
 なぜなら、官僚には「結果責任」がないからだ。
 政治家は、選挙という場を借りて自分の信念を国民に問う。もし、政治家の信念や政策が間違っていると国民が判断すれば、その政治家は落選する。また、政権与党の採った政策が間違っていたら、その党は選挙で与党の座を失うことにもなるだろう。
 民主主義が他のどの政治制度よりも優れていると言われるのは、こうしたチェック機能があって、つねに権力の暴走を監視するシステムになっているからである。

「小沢主義」92~95pより