Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

5月の花のアルバム(9)

2024-06-29 | みんなの花図鑑

5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は140品種ほどの花木や鳥の撮影できました。毎月恒例の記録として8~9回に分けて投稿します。

 

ベリーグッドマン「花束」ミュージックビデオ

 

 

 

キンポウゲ科多年草で、北ヨーロッパからシベリアに広く分布しています。

5~6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある花を咲かせます。色はピンク、白、黄色、赤、複色など、花色が多種多様です。

咲き方も一重咲きから八重咲き、茎の先に複数輪花を咲かせるタイプまでバリエーション豊富です。

交配が盛んで多くの園芸品種が存在し、小輪から大輪種まであり、草丈も矮性から高性まで様々。高性種は切り花としても流通しています。

<セイヨウオダマキ(西洋苧環) キンポウゲ科オダマキ属>
5/4 自宅

 

 

 

 


成長すると1メートルから1.5メートルになります。北海道から沖縄まで、どこにでも自生する植物で、菜の花として河川敷などで春に見ることができます。

花はアブラナの花にそっくりです。花は黄色でとてもかわいらしいです。茎が細く、風でなびきやすいので、群生すると金色の絨毯がそよいでいるように見えます。

「からし菜」として栽培される植物で、おひたしや漬物、炒め物に使うことがあります。スーパーで売られているからし菜は、本種のことです。

<セイヨウカラシナ(西洋芥子菜) アブラナ科アブラナ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北ヨーロッパ原産の常緑多年草。観賞用やグランドカバーとして栽培され、各地で逸出しています。

ジュウニヒトエと似ていますが、全体に毛が少なく、葉に光沢があり花後に走出枝を出して拡がります。

花は上部に大きな苞を伴って輪生状に付き、紫色。上唇は2裂でジュウニヒトエに比べ少し大きく、雄しべと同じ長さです。

花期は春から夏。高さ 30 cm ほどの花茎の葉腋に各段3~10個の花をつけます。

<セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単) シソ科キランソウ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


ヨーロッパ原産で、ハーブではコモンヤロウと呼ばれ、花壇や切り花として栽培されたり薬用としても植えられてもいます。

花期は6月~9月頃、白から淡いピンク色の小さな花を散房花序につけます。近年、赤色や黄色の多様な品種があり、切り花やドライフラワーに利用されています。

止血作用や健胃作用の薬効があり、古代ギリシャ時代から重要なハーブとして用いられてきました。別名をヤロウ、アキレアとも呼ばれます。

<セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)  キク科ノコギリソウ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

南ヨーロッパを中心に生息する常緑多年草です。明治時代に渡来したと伝わり、和名では「シロミミナグサ」と呼ばれています。

4~6月にかけて白色の花をたくさん咲かせ、花弁の先がハート型に裂けるのが特徴です。

花も美しいですが、白い毛の生えた葉は銀葉のためシルバーリーフとして人気があります。

<セラスチウム(白耳菜草) ナデシコ科ミミナグサ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

オランダで品種改良された球根アイリスで、「オランダアヤメ」とも呼ばれます。寒さに強く丈夫であることから、球根アイリスの中で最も栽培されている品種とも言われます。

ジャーマンアイリスと比較すると葉が細く、花も小ぶりで、すっきりとした姿をしています。どちらも4月から5月にかけて開花しますが、本種のほうが少し遅めに咲き始めます。

<ダッチアイリス(阿蘭陀菖蒲) アヤメ科アヤメ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 


北海道の西部、本州の東北、北陸、山陰地方に分布し、主に日本海型気候の多雪地で、日当たりのよい山地の谷沿いや斜面に多く見られます。

初夏に咲く花は色鮮やかで、満開時には枝が垂れるほどに咲き誇ります。開花が田植えの頃であるため「田植え花」という別名があります。

ラッパ形の淡い紅色~紅色の花を2~3個づつつけます。5つに分かれた花びらから飛び出した丸い雌しべがよく目立ちます。

ウツギ(アジサイ科)の仲間ではありませんが、山地の谷沿いに自生し、ウツギと同じ頃に花が咲くことから本種の名前があります。

<タニウツギ(谷空木) スイカズラ科タニウツギ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ原産の帰化植物。クラウンベッチの名で知られ、肥料や牧草として導入されたものが野生化してます。

茎先に散形花序を作り蝶形花「上唇がピンクか紫で下唇が白く丸い円形状の花」を複数付け、下唇の中に黄色い葯の付いた雄しべ数本と紫色の花柱(雌しべ)1本がある花を複数咲かせます。

丈夫な性質で生育旺盛で増えやすく、雑草よけやグランドカバーに適していることから、観賞用に流通しています。

広がりすぎると農作物に害を与えるため、北米の一部では侵略的な雑草として扱われます。

<タマザキクサフジ(玉咲草藤) マメ科タマザキクサフジ属>
5/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


オーストラリア西部に自生するクサトベラ科ダンピエラ属の多年草です。シルバーリーフの枝と青い花が特徴的です。

開花期は3月~6月で、花径2~3㎝のブルー系の美しい花が咲きます。

園芸品種ではシルバーがかった草姿の’ダンシングブルー’という品種が流通しているようです。

<ダンピエラ・テレス クサトベラ科ダンピエラ属>
5/2 つくば実験植物園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

 

「5月の花のアルバム⑨」9品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム➉」に続きます。