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野菜や果物の漢字は難しい! ⑤

2024-06-11 | みんなの花図鑑

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

 

<玉葱の花>

 

<タマネギ  ヒガンバナ科ネギ属>

和名であるタマネギの由来は、文字通り鱗茎が玉のように大きくなる葱のなかまという意味からきています。玉ねぎの語源は英語の(onion)、ラテン語で真珠を意味する(unio)に由来します。

 

 

 

 

<青梗菜の花>

 

<チンゲンサイ  アブラナ科アブラナ属>

様々な呼び名がありましたが、1983年に農林水産省が流通の混乱を防ぐために青軸のものを「青梗菜(ちんげんさい)」と名称統一を行いました。 梗(軸・茎)が青い菜という意味が由来です。 

軸が白いものは 「白菜(パクチョイ)」だが、「白菜(ハクサイ)」と 紛らわしいため、「広東白菜」「白梗菜」と呼ばれています。

 

 

 

 

<唐辛子>

 

<トウガラシ  ナス科トウガラシ属>

「唐辛子」の漢字は「唐から伝わった辛子」の意味ですが、歴史的に、この「唐」は漠然と「外国」を指す語とされます。

 同様に南蛮辛子(なんばんがらし)、略した南蛮という呼び方もあります。「鷹の爪」は唐辛子の総称ではなくて、一栽培品種の名です。

 

 

 

 

<冬瓜>

 

<トウガン  ウリ科トウガン属>

トウガンは夏が旬ですが漢字では「冬瓜」と書きます。名前の由来は、貯蔵性がよく冬まで保存できるからと言われています。

 

 

 

 

 

<玉蜀黍の花>

 

<トウモロコシ  イネ科トウモロコシ属>

玉(=美しい)、蜀(外国の)、黍(穀物の「きび」)、つまり、外国からやって来た玉のように美しい黍(きび)というのが、中国で「とうもろこし」を指す言葉の由来だそうです。

ちなみに日本語の「とうもろこし」は、唐の国のもろこしを語源とする和名。これに、中国での漢字表記「玉蜀黍」がそのまま当てられた食べ物ということです。

 

 

 

 

<赤茄子(あかなす)の花>

 

<トマト  ナス科ナス属>

赤茄子(あかなす)はトマトの旧称で、トマトのことを指します。 赤茄子という名前の由来は、トマトがナス科ナス属の野菜だからです。 トマトには、赤茄子のほか「珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)」という別名もあります。

 

 

 

 

<茄子の花>

 

<ナス  ナス科ナス属>

ナスは「為す」「成す」の意味で、実がよくなることに由来します。 『和名抄 (平安時代中期に作られた辞書)』では「茄子は、中酸実 (なすび)の義なり、その実少しく酸味あればなり」という説を紹介しています。

 

 

 

 

<韮の花>

 

<ニラ ヒガンバナ科ネギ属>

古名はカミラ(加美良:古事記)、コミラ(古美良:本草和名)、ククミラ(久君美良:万葉集)と云われていました。

また、ニンニクの古名の“オオミラ”に対してニラを“コミラ”と称していたようで、これらの呼び名が簡略され“ミラ”となり、それが転訛して“ニラ”となりました。

 

 

 

 

<人参の花>

 

<ニンジン  セリ科ニンジン属>

ニンジンは漢字で書くと「人参」ですが、もともと日本でニンジンと呼ばれていたのは、漢方薬の「朝鮮人参」のことでした。

 朝鮮人参は根が分かれて、「人」の形のようであったので、「人参」という名前になったといわれています。

 

 

 

 

<大蒜・忍辱>

 

<ニンニク  ヒガンバナ科ネギ属>

「大蒜」は中国から伝わりましたが、中国での読み方の「大蒜(タースアン)」と呼んでいたといわれます。

日本名のニンニクの語源ですが、二つの有力説があります。 一つは、その強い匂いからきたという説で、ニホヒニクム(匂悪・匂憎)が縮まってニンニクになったとするものです。 

もうひとつは、がまん(忍辱)という仏教用語から出たとするもので、こちらが通説になっているようです。

 

 

<野菜の漢字表記はなぜするの?>

野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。

たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。

また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。

野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。

 

 

「野菜の漢字表記は難しい!⑤」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑥」に続きます。