goo blog サービス終了のお知らせ 

GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

LED光のジレンマ解消

2012年03月04日 | ディスカス

土曜日は久しぶりにN,KANさんの温室とアクアマイスターに行ってきました。
クロちゃん(昔からの知り合いなのでこの呼び方でもいいですかね?)とも一緒です。
相変わらず素晴らしい温室でコラボのBV6と秋水幼魚を簡単な水合わせ(私がやりました)で
放ち、元気に泳いでる姿を見ながらディスカス談義。
アクアマイスターでは懐かしい方、初めての方、いつもの皆さんと大勢の方が見えて活気に溢れて
ました。
自分にとっては世間話や近況報告だけでなく、飼育やディスカスの最新トレンドなど貴重な情報交換
の場でもあります。
ここがディスカス道場と呼ばれる由縁ですね。
帰りは深夜にも関わらず、クロちゃんの家に寄って素晴らしいスポット系のディスカスを
見せてもらいました。
久しぶりのディスカス漬けの週末、楽しかったです。


さて本題です…LED照明、だいぶ普及して安くなって来ましたね。
うちの水槽照明器具が寿命を迎えて来たこともあり、順次LEDに切り替えようと思います。
という訳で、ゼンスイの120センチ水槽用LED(ホワイト)照明をチャーム取り寄せで購入。
照明器具自体、非常に軽量コンパクトでスタイリッシュ。明るさも17W1本で蛍光灯20W4本より
明るく省エネもかなり期待が持てます。
後は肝心の写真映り…ということで早速テスト撮影。


…全然アカン。
蛍光灯と比べ、ホワイト球でも青白いLED球の灯は、人間の目で見た時と同様、青く写ります。
当然目などの赤発色も変で、白いはずのスポンジフィルターパイプまで青い。
一見、ディスカスの青が濃くなったと喜ぶ人も居るかもしれませんが、
水槽写真の色彩にこだわりがある自分にとって全然アウトです。


さらに奥の暗い部分で写すとますます厳しい。
カメラ側の設定も決まらず…一歩間違えると捏造写真の領域です。
暖色系の光が圧倒的に足りない…RAW撮影で後からホワイトバランス調整も嫌だしなあ。
照明の工夫でもっとまともな色彩を出さなければなりません。

そこで試しに暖色系である赤のセロハンを照明に被せてテストすると…


う~ん…LED化計画終了のお知らせか!?
よく赤系のランプを使うとこうなりますね。まあ、鑑賞に当たっては自分の好みの色で良いと
思いますし、これはこれで美しいと思います。
しかし、ブログといえども写真には拘りたい自分にとってこれまた完全にアウト。

ここからはもう金と執念の問題です。大型ホームセンター「ジョイフルホンダ」に駆け込み、
片っ端から色付きの透明塩ビシートを購入。赤、黄、緑、オレンジ、色の薄いの濃いのや半透明と
ごっそり買って来て水槽前で試行錯誤…かみさんの白い視線に耐えながら貴重な日曜の午後を潰し
ようやく正解に辿り着きました。


正解はコレ。
薄い半透明オレンジの塩ビをカットし、照明カバーとスリットの間に挟みました。
LED光が当たるとマゼンタっぽく見えますね。
蛍光灯なら違う色の管を2本使えば光の色がある程度混ざりますが、蛍光灯のように拡散しない
直進光のLEDは異色の光が混じり難いため、このように短いスパンで間隔を空て配置するのがミソです。
樹脂を挟み込めるのも、発熱量が低いLEDだから出来る技ですね。
まあ、一部に青や赤のLED球を取り入れたミックスの器具もあるのですが、とても自分好みの
色は出せそうにないので、以後この手法で行きます。

で、早速試し撮りしてみますと…


ヨォーシ!なかなかイイぞう。
ヒーターの白がちゃんと白に写ってる。
自分が決めてる、水槽写真の正しいホワイトバランス色彩基準とは白が白として写ることです。


これなら今までの写真と変わらないかも…まあ、合格ですね。
一時はどうなることかと思ったLED化計画ですが、これで安心して使えそうです。
価格はそれなりですが、軽量で場所も取らない、省エネと良い事ずくめのLED。
唯一のネックだった色彩もクリアーできて欠点が無くなりました。
ちなみに、直進光と軽量器具のメリットを生かしてこんな写真も撮れます。


器具を水槽手前側に動かしてドアンダーで光の当たるディスカス正面を測光すれば
背景が黒く潰れてディスカスが浮き上がります。
簡単に動かせない蛍光灯器具と違い、スタジオ照明のように自由自在に光を操れます。
おまけに光量があるので感度やシャッタースピードを大きく稼げるのもメリット。
これからの自分の水槽撮影スタイルを変える可能性もありますね。
順次、他の水槽もLED化して行こうと思います。
ディスカス撮影、楽しみになってきました。



最新の画像もっと見る

17 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒロ)
2012-03-04 23:53:57
日光岩魚さん、こんばんわ!

今回の記事もやっとマニュアルモード撮影に着手し始めた私にとって、物凄く参考になりました!(^^)!
私もカメラ設定でイジった色彩には写したくないので、どういう所を見ればそれが判断出来るのかというのが良く分かりました!!
LED照明、私もまだ設置出来ていませんが、150cm水槽で使用しようかなーと思っておりましたので、それに関しても凄く参考になりました(^^♪
あとは日光岩魚さんに直接お会いして、撮影レッスンをして頂きたいですね(^^)
返信する
Unknown (ブルーディスク)
2012-03-05 01:12:51
日光岩魚さんこんばんはです!

写真はずぶな素人で全く分かりませんが、いずれはLED私も購入したいと思ってます(^^)

こないだのグリーンの件ですが、やはりまだ名残り惜しいので、結構頑張って別のグリーンを購入しちゃおうと思ってます…
そんな訳で全て(LEDも)購入はもう来年持越しですけど(笑)
返信する
Unknown (N.KAN)
2012-03-05 22:05:12
日光岩魚さん

こんばんは。先日は色々とどうもありがとうございました。

 我が「魚部屋」の照明は、コンテスト準備水槽以外はすべてLEDにしております。
 本日PGⅡ照明にて自分の個体を見てみると、かなり趣がことなりました。

 でも、物凄く試行錯誤されましたね・・・。そのコダワリ・・・素敵です!!
返信する
Unknown (わたさん)
2012-03-05 22:42:56
日光岩魚さん、ど~もです。
今、幅90cm水槽に60cm水槽用蛍光灯(PG2)を使っていますが、90cm水槽用LEDを探していましたので、非常に参考になりました(^^)
返信する
Unknown (日光岩魚)
2012-03-06 01:27:39
ヒロさん
こんばんは。やはりマニュアルモード撮影にトライするようになると
上達が早くなりますね。最近のヒロさんの写真、かなりイケてますよ。
人間の目のホワイトバランスはとても優秀ですが、
カメラはそんなに優れた色補正をしてくれる訳ではありませんから
やはりライティングの工夫は効果が大きいです。
宜しかったら会場でレクチャーしますよ!
と言っても、もうヒロさんには私のアドバイスなど不要かもしれませんが(笑)
返信する
Unknown (日光岩魚)
2012-03-06 01:34:23
ブルーディスクさんこんばんは。
ワイルドはやはり現物を見て納得して買うのが一番です。
入荷から期間が経っていてもレベルの高いショップなら、入荷直後より調子が上がっているはずです。
そういえばチャオチャオに良さげなジュタイのグリーンが入荷してますね。
値段も手頃だし、コンテスト中に一緒に見に行きますか?
返信する
Unknown (日光岩魚)
2012-03-06 01:44:11
N.KANさん
PGⅡランプはほど良い赤味でディスカスの色が映えますね。
個人的にはクリアホワイトな蛍光管と合わせて使うとベストです。
目で見る分にはLED光も鑑賞に問題ない色彩なのですが、
写真だと印象が変わります。
まあこんな細かいコダワリ、普通の人には微妙な違いでしかなく、どうでも良い事でして…
つまり自分が変な訳なんですが(笑)
返信する
Unknown (日光岩魚)
2012-03-06 01:50:20
わたさん
LED良いですよ~。これからの主流は間違いなくコレになっていくのでしょうが、
蛍光灯並みに値段が下がってくれると嬉しいですよね。
60cm水槽用蛍光灯から90cm水槽用LED蛍光灯への変更は魚にとって明るすぎる変化かも知れませんが
撮影者側からは素晴らしい光源です。
まあ、魚達には慣れてもらいましょ(笑)
返信する
Unknown (阿波)
2012-03-06 06:36:58
そういえば LEDって直光だったんですね

って事は ディスカスより水草向きかも?

チョット欲しくなってきましたね^^
返信する
Unknown (シミズ)
2012-03-06 16:09:27
日光岩魚さん、こんにちは。
LEDは、蛍光灯に比べると波長が狭いというか、偏っているので光合成を必須としている水草やサンゴにはまだ厳しいところがありますね。
水草やサンゴに適したLEDもありますが、システムライトで高価、それにディスカスに利用するには明るすぎるので、私はまだ蛍光灯に頑張ってもらいます。
安価で自然な発光色のLEDが出れば、導入したいですが、まだまだ蛍光灯の安さにはかなわないでしょうね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。