GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

青系いろいろ

2011年11月25日 | ディスカス

今日はなかなかブログの記事にされない90水槽の若魚にスポットを当ててみます。
90水槽はもともと、若魚を体型良く育成するために導入した90x45x60hの背高水槽。
最近はすっかり仕上がって来た秋水ばかりに目が行ってしまいましたが、
どの水槽も飼育は手抜き無しです。今現在、90背高水槽は生後9~11ヶ月の若魚で一杯ですが
震災被害で一時は生存をあきらめかけた子供達。
無事にここまで育ってくれたのは低温死寸前で奇跡的に停電が回復したおかげです。
多分、あと半日復旧が遅れていたら今頃家にディスカスは一匹も居なかったかもしれません…


ブルーベリー6のF3です。
去年のアクアマイスターのコンテストで2位、先日の青月会写真コンテストでBEST BREEDED賞
をいただいたブルーベリー6♂の直系魚です。
オデコのシャープさが自分好み…仕上がりまであと半年くらい掛かりそうですね。


上と同腹個体。
青ベタのオリジナル系統も作りたいのですが、水槽本数も時間も足りません…
今はベタ青はブルーベリーの形質を細々と維持するだけで手一杯。
個人的にインブリードをあまり続けたくないので、別の血筋で良い青ベタを探しています。


奥の魚は秋水と同じやり方で採った魚ですが、手前の魚の♂親はブルーベリー7です。
面白いのはブルーベリー7を掛けると、このように緑がかった色彩になる事。
これはこれで良いのですが、自分が思い描く秋水のイメージと違って来るので
あまり緑の強い魚の血を秋水の系統に加える事はしたくありません。


アクアマイスターで購入したワットレー第三系統。
3匹購入したのですが2匹をコケさせてしまい、残った1匹…自分の力量不足です。
この魚、芦田さんのブログに親魚も出ていますが、表現も色彩もとても綺麗なんです。
できればこのまま維持したく、今のところ秋水の系統に統合しようとは思っていません。
ラインが綺麗ですが、ラインが勝ち過ぎると自分のイメージする秋水ではなくなってしまうので…


最後に、現在虫食い混泳水槽で泳がせているNO3の秋水♂。
NO1♂とNO2♂がそれぞれ繁殖水槽に出張してるため、のびのびしてます。


目が輝いて来て、発情まで始めました。
鬼の居ぬ間のなんとやら…ディスカスって本当、人間クサいですね(笑)

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トライ&エラー

2011年11月21日 | ディスカス繁殖

先週も忙しい一週間でした。
徹夜仕事3回…完全に缶詰め生活でしたがようやくひと段落つきそうです。

最近、中2の息子が欲しいモノがあるらしくコツコツと小遣いを貯めている模様。
で、何が欲しいか聞いてみると…なんとウン万円もする代物。
うーん、中坊には生意気な持ち物ですが、小遣い貯めてたら1年半は掛かるだろうな。
普段モノを欲しがらないのでここは買ってやろうか…
いやいや、苦労して手に入れてこそ、感動があるというもの。
というわけで彼にはアルバイトを提案しました。まあ中坊ですから親の手伝いという事で…
ブライン給餌&セット(毎朝7時の分)              1回100円
水換え&水貯め(毎週土日&自分が平日忙しい平日)   200リットルで1000円
キッチリ教えた通りに喜んで?やっております。
で、日払いで渡すバイト料は全額、毎回貯金箱へ(笑)
まあ、このペースなら3ヶ月もすれば貯まることでしょう。ガンバレ!


さて、秋水の子供たちはいたって順調です。3日違いの同系の稚魚を全部まとめて育成中。
ブライン湧かしはサテライトシステムでエコに行っております。
以前は一日3回だったブライン湧かしを今回は4回に変更。
ここは自営のメリットを生かして、忙しくても4時間毎に一回与えています。
水換えは毎日95パーセント。


稚魚をまとめ、ペア水槽が2本空いたので早速次のペアリングを開始。
本当は次の仕掛けは年明けにしようとも思ったのですが、せっかく水槽が空いてるので…
今回は、前回のようにグリーンクロスの血は入れずにコバルト組み合わせのみの2代目です。
系統は上の図になります。この先で前回の系統
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c8/658761b3e91532c43a957833ba308031.jpg?random=17b5532e6ef251bc98d022eee59c300f
と統一して行くか、同じ秋水の名でⅠとⅡのように
分けるかは、出て来る子の将来を見て判断します。
自分の青系改良の軸になる魚、秋水…計画が進展してるおかげでモチベーション上がってます。


こちら第一ペア水槽。
後ろの漢字は魚の名前のバックスクリーンですが、少し緑がかっていて撮影時ホワイトバランスが
引っ張られてしまうのと、まるで寿司屋の湯飲みか黒魔術みたいなので
この繁殖が終わったら撤去する事にします(笑)
メスは前回の繁殖でも使っていますが、オスがまだ未熟…
まあ、微妙に昇る努力はしているので気長に行くとしましょう。


こちら第二ペア水槽。少し茶色味がかってるのは薄くブラックウォーターで調整しているからです。
メンデルの法則に従えば次はブルーベリー似、オリジナルコバルト似、秋水と3つの形質が
現れるはずですが、必ずしも机上の空論どおりに行かないのもまた繁殖です。
トライ&エラーと地道な選別交配でじっくり詰めて行くしかないのでしょうね。

そうそう、第二回青月会写真コンテストの日程が発表になりましたね。
次はある程度カテゴリーも分けられていて、おもしろくなりそうです。
写真コンテストはディスカスのポテンシャルだけでなく、写真撮影のテクニックも影響してきます。
せっかく凄いディスカスなのに写真で見るとパッとしない…かつての自分がそうであったように
中には悩んでる方もいるのではないでしょうか?
12月に入ったら、このブログで自分の一眼レフ写真撮影テクニックを2~3回に渡って公開しようと
思います。去年のアクアマイスターのコンテストで写真講師を務めさせていただいた内容と
重複する部分もあると思いますが、悩んでる方に少しでも参考になればと思っています。

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秋水(しゅうすい)

2011年11月06日 | ディスカス繁殖

青月会の写真コンテスト大盛況でしたね。
青月会のこれからの活動も目が離せません。
余韻覚めやらぬ中、早くも次のコンテストが楽しみです。


さ、来年の出品写真はこれで…(笑)
この時期は毎日確実に成長していくのが判ります。
親を離す日も近いですね。


こちらは別水槽で上より数日早く生まれた仔。ようやくディスカスっぽくなってきました。
親から離したばかりです。


久しぶりに気合入れてマクロ接写。トリミング無しの60ミリマクロ一発勝負!
腕がプルプルしちゃいました(笑)
フグからディスカスへ変身中です。


早くもエラに青の発色が現れてきた個体もいます。
今回の稚魚たちも期待できそうな予感。
繁殖も2世代を過ぎたところで、以前から考えていた和名の品種名を付けようと思います。
自家繁殖もようやくここまで来ました…

自分が暖めていた品種名…  「秋水(しゅうすい)」

秋水という単語にはこんな意味があります。
1 秋のころの澄みきった水。秋の水。
2 曇りのない、よく研ぎ澄ました刀。澄んだ女性の目。


イメージはこの写真。去年の秋に撮影したものですが、奥に中禅寺湖、手前に華厳の滝が見えます。
湖の深い青さと紅葉の色が絶妙にマッチしてお気に入りの一枚…
秋の澄んだ水が滝となって放水される様はまさに秋水という言葉がピッタリです。


秋水はコバルトです。ブルーベリーベースでオリジナルコバルトや原種グリーンをかけた、
国産魚と原種だけで磨き上げて行く自家産虫食いラインの総称。
系統によって秋水ⅠとかⅡみたいにナンバー付けて行きます。
濃い青の魚体に赤い目、赤い虫食いラインの表現を大事に、これからもコツコツと地道な改良を
重ねて行きたいと思います。
秋水シリーズの改良については、系統図や飼育法、繁殖法も合わせ、なるべくこのブログで情報を
公開しながら進めて行くつもりです。
まあ平たく言えばブログは今までと同じって事ですね(笑)
それでは。

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ディスカス楽しんでます

2011年11月02日 | ディスカス繁殖

11月3日のイベントも、もうすぐですね。
出品予定の方、写真の送付は済みましたでしょうか?
作品応募は2日まで受け付けているとのことで、まだ間に合いますね。
こういうイベントは、アマチュアにまで幅を効かせている業界のつまらない垣根を取っ払う絶好の機会です。
アクアマイスターの魚大好きな自分も、2枚も応募させていただきましたよ。


かみさんにブログのプロフィール用写真を加工してもらいました。
フォトショップの使い方は自分より遥かに上級レベルなので、こういうのはお任せです。
まあ、自分の写真を加工して使うのはいささか抵抗がありますが、出来が予想以上に良かったので
思わず掲載しちゃいました。(クリックすると大きく見れます)


アクアマイスター芦田さんに緊急発送していただいたブラインシュリンプ。
信頼のブランド、ソルトレイク産。

そういえば最近、メールで自分が種親に使っているブルーベリーに関する質問がよくあります。
ブルーベリーシリーズは2008年朝霞のコンテスト以来、常に上位にランクしている系統で、
自分の青系繁殖のベースにも使っている品種です。
自分の繁殖がどこかで間違った方向に転んでしまい、建て直しが必要になった時には
必ずまた、その血を入れる事になる品種だと思っています。
最近ブルーベリーのリリースが無くて心配してましたが、芦田さんのブログで12月リリースの
情報がありました…これでしばらく、種親が入手出来なくなる心配は無くなったかな?
http://blog.goo.ne.jp/aqua-meister/e/5b0d68a71c2c1602cb8cc62c0ab7c45a


このシーンは何度見てもいいもんですね。
ブラインシュリンプ与え始めました。
今回は思うところあって少し長く親を付けておこうと思います。
バックがコケまみれで汚いですが、ペア水槽から稚魚育成までわざとこういうやり方をしてます。
水換えはしっかり行い、清浄な水を保ちつつ…コケまみれの矛盾(笑)


第二水槽でもまったく同系統で親違いの繁殖中。
子育てシーンをちょっとアートっぽく撮影したくなって和風バックスクリーンを点灯しています。


ディスカス、楽しんでますか?
毎日見慣れているモノはそれが当たり前になってしまい、感動も薄れていきます。
けれどもディスカスという魚が持つ魅力は、今も昔も変わりありません。
変わってしまうのは自分なのかも知れませんね。
最近、テレビのバラエティにも飽きてしまい、改めてディスカスを鑑賞する時間を持つようになりました。
初めてディスカスを飼った時のワクワクする感じは薄れましたが、毎日の世話をしっかりこなし、
じっくり時間をかけて向き合う事で、知らなかったディスカスの魅力が見えて来たような気がします。
これってまるで、長年連れ添うほどに味が出る夫婦の関係に似てませんか?

コメント (10)
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