GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

青ベタ~虫食いライン コバルトの魅力

2013年01月28日 | ディスカス

2本目の2テラ別置きハードが満杯です。
整理しながら改めてディスカス画像を見ていると様々なタイプのコバルト系統の写真が出て来ます。
今は居ないコバルト達の写真を眺めていると、青系に魅了される理由が判ります。
ひとくちにコバルトと言ってもその表現は様々です。青ベタ有り、中途半端な虫食い有り、ラインタイプ有り。
タイプは違えど共通の特徴は他品種に無い、深いコバルトブルー。
私の好きな虫食いラインも、この青味が無ければ映えることはありません。

青ベタ (ブルーベリー6 ♂)


一部虫食い残り (ブルーベリー6 F3 ♀)


虫食い (秋水プロト ♂)


虫食い (秋水乙 ♀)


虫食いライン (秋水甲 ♂)

秋水甲、乙はまだ若魚。仕上がりまであと半年は掛かりますが、ブルーベリーのような成長を
期待しています。

久しぶりに動画撮影しました。そういえば秋水の動画は始めてです。
写真と同じ露出-1/3で、ピクチャースタイルはスタンダード。
水の透明感は写真より動画の方が伝わると思います。
残念なのは、you tubeに投稿すると一眼動画のクオリティがかなり劣化してしまうこと…

Japanese cobalt DISCUS 「秋水」

ブログ内でカクカクしてしまう場合はyou tubeで直接ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=ffhBhjdK7-4&feature=player_embedded#!

おまけ。RX-7ライトチューンでタイムアタック自己ベスト…リプレイの動画変換に苦労しました(笑)
グランツーリスモ5 アイガー北壁 RX-7

コメント (6)
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外部フィルターはゴミ箱か?

2013年01月25日 | ディスカス

本日の記事に入る前に、前回のキッチンハイターの使用に関して少し付け加えさせていただきます。
スポンジにキッチンハイターを使用する場合、濃度を規定量以下に調整して、あまり長時間漬けっ放し
にしないようしてください。
あまり濃度が濃いとスポンジが劣化する可能性がありますので。
私の場合、規定量で一晩漬けるだけです。使用法を守っている限りは特に問題はありません。

さて…昔、ホビーストの間でディスカス飼育関連のホームページが花盛りだったころの話ですが…
今のブログのように頻繁に更新しやすい手軽なSNSは存在せず、私はまだまだ情報、知識、経験が
少ない初心者でした。
その頃は一人で情報を集めながら、よく先輩方のホームページを飼育の参考にさせてもらいました。
今となっては使う人もほとんど居なくなったホルマリンや燐酸、コンバントリンなどもその頃は普通に
使われていて、私もホームページを参考に印鑑持って薬局に行ったりしてましたね。

その頃、いくつかのホームページで見かけた飼育説明で「外部濾過はディスカス飼育に不向き」
あるいは「外部濾過はディスカスで使うとすぐにゴミ箱になってしまう」というような記述を目にした
事があります。
当時は初心者だったこともあり、先達の教えに忠実に外部濾過を避けていたのですが…
本当に外部フィルターはディスカス飼育に不向きなフィルターなのでしょうか?


実は3年くらい前に一時期、外部フィルターのみで飼育をしていた時期があります。
その経験から言えば「外部濾過はディスカスで使うとすぐにゴミ箱になってしまう」…この表現は
ある意味で当たっていると言え、本筋では間違っているとも言えます。

外部フィルターの長所として、静粛性があります。上部やオーバーフローのような水の落水音
が無く、モーターもフィルターヘッド内に内蔵されていて動いている事を忘れてしまいそうなくらい静か
です。フィルター自体を水槽台の中に入れてしまえば外観スッキリ、水槽内もシンプル…
リビングなどで鑑賞を楽しむには最高のフィルターとも言えます。
ただ…外部フィルターをディスカス用として使いこなすには、ちょっとした工夫が必要になります。

まず、構造的に落水などで空気を巻き込む部分が無いため、上部やオーバーフローよりも
エアレーションが重要になってきます。高めの水温で飼育するディスカスにとって溶存酸素は重要で
好気性バクテリアの活動にも大きく影響します。
次に、物理濾過と生物濾過をしっかり分けて考える必要があります。
ディスカス飼育では上部濾過の吸い込み口に、物理濾過としてテトラのP2フィルターをセットするのが
定番ですが、外部の場合、P2だけでは足りないと思います。
P2だけでは細かいフンや食べカスをシャットしきれず、通過したゴミは外部フィルター内に澱(おり)の
ように溜まって行き、早ければひと月ほどで水質悪化、濾過の崩壊を招きます。
これが「外部濾過はディスカスで使うとすぐにゴミ箱になってしまう」と言われる由縁です。
では、どうすれば外部フィルターをディスカス向きに使用できるのか?

鍵は徹底した物理濾過にあります。
私がエーハイムの外部(クラシック)を使っていた時はサブストラットプロを入れた本体の前に
スポンジブロックを詰めたサブフィルターを連結させ、物理濾過を徹底させていました。
サブフィルターのみ週に一回徹底して洗浄する事でメインフィルターは半年以上ノーメンテで
何の問題も無しでした。
エアレーションと物理濾過の徹底…この2点を工夫するだけで外部フィルターに対する評価は
まったく違ってくるはずです。


物理濾過、生物濾過の考え方で私が強く共感できる方がいらっしゃいます…
アクアショップesの入江さんです。
入江さんのこと濾過に関する考え方は、道理に適っていて説得力があります。
私は理解できない、納得できない飼育法は決して取り入れることは無いのですが(ポリシー?)
だからこそ、入江さんの考え方は今も参考にさせていただいています。

濾過で参考になる入江さんのブログ記事
水槽環境における物理濾過 エーハイム スポンジブロック
外部や上部フィルターの物理濾過
勝手に引用してスミマセン…

外部フィルターは使い方次第でディスカス飼育にマッチさせる事ができます。
最初のアクアマイスターコンテストで3位に入った見事な個体は、出品された方に話を聞けば
外部フィルターで飼育されてきた魚でした。
何事も先入観に囚われていては本質を見失ってしまう…仕事でも趣味でも大切なポイントですね。

コメント (11)
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透明感を求めて

2013年01月16日 | 写真ネタ

前回記事のスポンジフィルターローテーションが効いてるのか、このところ水槽の水が安定して
います。
バクテリアで研がれた水は透明度が高く、その存在さえ忘れてディスカスが中に浮いてるような
錯覚を起こしそうですが…


せっかくなので水の存在を感じさせない、透明感を写真でお伝えすべく撮影を…


うーんまずまず…宙に浮いてる感、伝わりますかね?
ディスカスと一緒にピントが来てる左手の白い水温センサーとキスゴムも空気中で
写したようにエッジが効いて見え…ると思います(笑)


等倍拡大でも良い感じ…この位拡大してウロコがしっかり写ってるなら合格です。


透明感の演出は「輝く水」だけでは駄目で、前面ガラスのクリアーさも必須です。
実は今回、水槽面の内側、外側を磨くのにある物を使っていますが、これがかなり良かった。
磨くと言っても、水質に影響を与えるコンパウンドの類ではありません。
ガラス限定でアクリルには使えないのですが、自分でしばらく使い込んでから記事にしようと思います。

コメント (4)
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フィルター管理

2013年01月13日 | ディスカス

ディスカス飼育で欠かせないフィルター管理。
私が全てのディスカス水槽をスポンジフィルター飼育に切り替えてからだいぶ経ちますが、
スポンジフィルター飼育の長所、短所も見えてきました。


まあ、長所も短所もいくつかあるのですが、何と言っても最大の長所はメンテが楽な事。
外部や上部、オーバーフローのメンテはそれなりに気合を入れて望まなければなりません。
水槽4本とか一度にやると、丸1日は潰れてしまいますね。
それに比べてスポンジフィルターは水換えのついでにバケツで洗ってチョイチョイと絞って終了。
メンテのし易さはそのまま、きめ細かい管理に繋がります。

ただし、スポンジフィルターが万能という訳ではありません。
濾過能力がやや低く、私が上部フィルターで行っていたような過密飼育は望めません。
大型水槽では数基のスポンジフィルターが必要になり、水槽内はゴチャゴチャして鑑賞面の美しさ
を大きく損ねます。
そして何より…スポンジフィルターは通水量が命です。
エア経路の詰まり、エアポンプのダイヤフラム劣化、破損、スポンジの詰まり過ぎなど、
あらゆる原因でエアの出量は減り、最悪スポンジの通水が止まってしまいます。
通水が止まった事に気付かず、放置すれば水質はあっというまに悪化し、水槽は崩壊です。
まあ、フィルターの通水が止まればどんなフィルターでも同じ運命を辿るのですが。


上の画像はスポンジフィルターが詰まり、感染症を引き起こしたディスカスの画像です。
濾過崩壊後に何らかの細菌が増殖して全てのディスカスに発症しました。
2年近く前の画像ですが、仕事の忙しさにかまけて観察と世話を怠った自分に対する
自戒の意味も込めて掲載します。
結局、どんなフィルターも使い方が悪ければトラブルを引き起こす…という事ですね。
ちなみにこの症状は規定量のエルバージュで治り、濾過のメンテと水替えをきちんと行う事で
再発も防げます。

現在、稼動している水槽は6本。うち2本がペア水槽で残り4本の内訳が120水槽2本、
90水槽2本になります。
120と90水槽は全て4本のスポンジフィルターが設置してあり、スポンジのローテーションで
管理している事は以前の記事でも書きました。

今ではスポンジだけでなく、パイプ類も含め、丸々4セットのフィルターを用意し、各水槽1セットずつ
交換しています。今週は右手前、次回は右奥、次に左手前、次は左奥というように。
1本交換してから次のローテーションまでのサイクルは10日~2週間。
つまり、1本の水槽で全てのフィルターが入れ替わる期間が40~50日くらいという事ですね。
私の飼育環境ではこのくらいがバクテリアの活性も良くフィルターの能力を生かせるようです。

交換した古いフィルターのメンテ方法を説明します。

外したフィルターは部品をひとつひとつまでバラし、まずはお湯で洗います。
スポンジは黒い水が出なくなるまで念入りにお湯洗い…ここでバクテリアを生かす気など
毛頭ありません(笑)
次に上の写真のようにキッチンハイター(塩素系漂白剤)に漬け込み一晩漬け置きします。
翌日、パイプブラシとスポンジを使ってパイプ類を中も外もゴシゴシと…ここまでする事でエアの
出口が詰まり気味になっても解消できます。
スポンジは完全にハイターが抜けるまで水を替えながら揉んですすいで、絞ってを繰り返します。
終わったらザルに入れて干します。


部品が乾いたら次のローテーション前に組み立てておき、準備完了。
黒ヒゲも茶ゴケも綺麗に落ち、そりゃ気持ちいいもんです(笑)
当然、バクテリアも全滅…扱いは新品と同じだと思ってください。
この新品をローテーションで水槽に設置したら、また取り出した使い古しを同様に再生して
グルグル回って行く訳です。
新品を使うと言っても、水槽内には既にバクテリアが定着したスポンジと飼育水があるのですから、
新規立ち上げ水槽よりずっと早く定着します。


スポンジフィルターのローテーション頻度は水槽の大きさ、飼育匹数、エサの種類、量、水換え頻度
などでまったく違ったものになるはずです。
ただ、あまりサイクルを早め過ぎればバクテリアがスポンジに定着する前に次々新品となってしまい、
それはそれで崩壊を招いてしまうでしょう。
生き物の飼育全般に言える事ですが、良い塩梅というのは実に大事です。


ベアタンクで高めの水温、エサは牛ハツ主体のハンバーグと、ディスカスを飼育するのにちょっとした
コツが要るのは事実です。
…それ故にディスカス飼育論は極論に走りがちですが、大事なのは良い塩梅を知る事。
濾過器の良し悪しはその特性を知り、良い塩梅のメンテナンスができて始めて判ると思います。

コメント (14)
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今年もよろしく!

2013年01月05日 | ディスカス

新年明けましておめでとうございます。
今年もまた1年、趣味も仕事も充実するよう、自分の中に軸を持って望みたいと思います。
今までよりもストイックに…仲間とショップの有難さ、謙虚さを忘れずに。


今年も引き続き、繁殖は秋水の熟成を中心に楽しんで行くつもりですが、
青ベタも採りたいですね。
年末のご挨拶にアクアマイスターに伺った時、ペア水槽に素晴らしい青ベタのロイヤルモルフォ
が居ました。ああいう魚を自分の水槽でも泳がせたいですね。
体側中央までベッタリ染まる青ベタのコバルトは、秋水の改良、維持にも欠かせない存在です。
という訳で、今年は青ベタの種親になる良魚をじっくり探そうと思います。


秋水は強い虫食いラインを意識しつつ、コバルト種らしい青味を大事に…


育成も手を抜かず、良い体型と虫食い、強い青味の融合を目指して…


年末あたりから仕事も忙しく、ブログの更新も滞りがちで写真のクオリティも妥協していましたが、
そろそろ以前のペースに戻し、写真くらいは手を抜かないで掲載したいと思います。


コメント (24)
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