GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

新しいバックスクリーンの提案

2013年11月03日 | ディスカス

アクアリウムにおけるバックスクリーンというと、よく使われるのが黒や青の無地のもの。
特に水草水槽では人工的な装飾を嫌いモノトーン(単一色)を選ぶ場合が多いようですが
ベアタンク飼育のディスカスではもっと自由に楽しんで良いのでは?と常々思ってました。
手塩に掛けた自家産ディスカスの美しさを際立たせたい…そんな思いで過去にはこんな
バックスクリーンを自作しています。

和紙透過タイプ 2011年8月

京都で立ち寄った料亭の間接照明にヒントを得て、和紙と竹で製作。
バックライトを当てると間接光が和紙で柔らかく表現され、幻想的です。
写真撮影では素晴らしい効果を発揮しました。
が…水換えやディスカスのハネで飛沫が掛かると一発でオシャカになり、張り替え必須(笑)
耐久性がないのでもっぱら撮影用です。

浮世絵 2012年7月

浅草のほおずき市で買った浮世絵をバックスクリーンに。
印刷が安いので水が掛かると滲んで悲惨です(笑)
図柄によってはマッチするのですが、大抵はクドくなって狙い過ぎの感が…
江戸時代の春画(ライトなやつ)でアダルトな雰囲気も面白そうでしたが、かみさんに却下され
お蔵入り。子供の教育上よろしくない!と…そりゃそうです。

赤簾 2012年7月

すだれ素材のバックスクリーン。赤を選んだのは正解でした。
水を通して見ると落ち着いた赤になり、コバルトの青が映えますね。
これは気に入って今でも90水槽で使っています。

国産ディスカスを使った自家繁殖ということで、いずれも和の素材、デザインにこだわっていますが
日本の改良ディスカスをアピールするのにピッタリだと思いませんか?
D-projectのブリーダーが作るディスカスと合わて、この趣味でCOOL JAPANを体現できそうな
気がします。

…で、次の一手として、シルエットデザインを生かしたこんなバックスクリーンも考案中。

アマゾン水系900用

アマゾン川の流域地図をシルエット化し、バックスクリーンに…


上の小さな写真ではいまいち分かりづらいので、拡大。
アマゾン水系の主な支流には河川名が入っています。
ジャリ、トロンペタス、シングー、タバジョス、マデイラ、プルス、ネグロ、ブランコ、プトマヨ、ジャプラ…
ワイルドファンにとってはお馴染みの支流ですが、このバックスクリーンを見ればアマゾン水系の
どの場所で採れたか具体的に知る事ができます。
ワイルドはもちろん、改良種であってもその起源はアマゾン。バックスクリーンでその夢に思いを
馳せるのも楽しいと思いませんか?
河川名や国名をわざと暗い色にして目立たなくすれば、川が浮き上がります。


こちらは川の色合いをもうちょいシックに。
個人的にはこちらの方が好みですが、水槽の水を通して見ると多分、上の図案の方が映えます。

桜 1200用

桜の花と散る花びらを 薄紅梅(うすこうばい)pastel pink でシルエットに。
散り行く桜の儚さで日本特有の侘び寂び感を出すには、花の大きさや花びらの数、配置をもう少し
詰めたいですね。

十五夜 900用


こちらは十五夜。月の兎はコミカルなものではなく、リアルシルエットで。
あえて複数の色使いと月のグラデーションが肝です。

竹 900用

竹をシンプルに配置。写真構図の黄金比率3:1の法則ですね。
このくらいシンプルなのも飽きがこなくていいかも。
水を通して見る場合、寒色系の色は鮮やかな方がいいです。

ここまで、私がデザインしているバックスクリーンの一例を提示しましたが、現在D-projectの創設
メンバーにお願いしているロゴが完成したら小さく入れたいですね。
ちゃんと防水処理も施した印刷で長期使えるようにして…
バックスクリーンに関しては他にもメンバーからアイデアが出ていますので、様々なタイプを模索して
みたいと思います。

バックスクリーンは特に大型水槽になると、一度両面テープで貼ってしまうとなかなか変えられない
ものですよね。でも、長く使っていると飽きがくるのもまた事実。
例えば…手軽に交換できて、気分や季節によって違うバックスクリーンを楽しめたらと思いませんか?
図柄も、数ある中から自在に選べる…あるいは組み合わせて自分だけのオリジナルバックスクリーン
をオーダーできたらどうでしょう?
この辺り、案は既にありますのでD-projectの活動の中で開発して行ければと思います。
問題は試作とコストですね…印刷は数が出なければコストが下がらない。
まあ、我々はアマチュア集団ですから、こんなもので儲けようなどと思ってませんので(笑)

以前に書いたマイクロバブルフィルターもそうですが、飼育器具や装飾なども含め、進化が停滞して
いるアクアリウムの世界に、少しでも新しい風を吹き込める、D-projectがそんな集団を目指せれば
いいなと私は考えています。
全てのアマチュアが持っている「ディスカスが好き」という情熱…
私達の活動の源にあるのは至ってシンプルなモノです。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とも)
2013-11-03 20:20:48
バックスクリーンなら 今なら 最小ロッド 50枚くらいなら オンデマンドの印刷なら かなり 安くできますよ

135キロベースの紙を使って 両面P.P貼り貼れば ある程度水に 耐えれますが 断裁面の上部に セロテープ貼れば さらに 強度上がります

印刷会社やってますが 小数のオンデマンドは 専門外なんで 詳しくは わかりませんがf^_^;

仕上がり 90センチサイズなら 菊全 936×636で 900×600は 仕上がりで 取れますが 120センチに なると 用紙が 特殊に なるので 一枚物だと かなり割高になる予想ですね(^_^;)

参考までに(o~-')b
Unknown (日光岩魚)
2013-11-05 23:37:57
ともさん
こんばんは。レス遅くなってしまい申し訳ありません。
印刷情報ありがとうございます。
見積もりはオンデマンドの小部数印刷をネットでやってみたのですが、
少数ではやっぱりいいお値段しますね~。120が極端に上がるのも仰るとおりです。
他にも有機ELシートやレーザー加工を応用したスクリーンなんかも構想していますが、
まずは試作ですね。
Unknown (まさやん)
2013-11-07 10:17:35
こんにちは♪

バックス良いですね。
個人的には、和風のバックスが、好みですが、
アマゾンも、かなりイケてます(*^^*)

外れますが、マメ電球で(柿色ぽいやつ)照らす
ディスカスもまた、雰囲気変わって
綺麗ですよね♪
Unknown (日光岩魚)
2013-11-08 01:46:50
まさやんさん
こんばんは。
和風がお好みですか!私と趣味が合いますね。
ただ、とりあえず配置して作ってみた感が否めないので
もう少し色合いや構図を工夫して侘び寂びを出せたら…
ということでもう少し煮詰めたいと思っています。

電球の温かみのある色、LEDの無機質な色と違って、
ディスカスの青に深みが出ますよね。
和紙のバックスクリーンは上から設置して明かりを点けると、
いい感じに水槽内に暖色が広がります。

コメントを投稿