GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

来期ペアリング開始

2010年12月28日 | ディスカス


長らくブログをサボッているうちに今年もあとわずか。
体調不良に業務多忙と言い訳したい所ですが、やる気になれば更新出来る
はずですよね~スミマセン。

一昨年の秋あたりから、テレビをつければ今も連呼される不況の2文字…
去年のGWから夏にかけて、自動車業界も本当に厳しい状況でした。
当然ながら協力企業の設計会社、製作、部品メーカーと何処にも仕事が無く
業界はまさに真空状態。
見積もりの打ち合わせをしても、計画はことごとく延期、凍結になったりして、
小さい会社の中には金曜も休みで週休3日+減給+補助金で凌ぐ所もチラホラ。
自分なんかもう、足掻いても仕方ないと開き直って、2ヶ月間畑耕して自家菜園と
ディスカスの世話に没頭してましたからね。1年前はある意味熱い夏でした(笑)
今年に入って仕事量も若干持ち直し、景気も少しずつ好転してると感じていたのですが…

ところがどっこい、予想を超えてこの冬はとてつもなく忙しい!
要因は補助金減税や、米国の販売台数の好調など、いくつかあるようですが
今まで息を潜めて耐えていた業界が一気に動き出した感じです。
業界自体、まだまだ本調子とは言えないのでしょうが、それでも
とりあえず年末から来年3月まで、決まった仕事だけで自分の設計業務は
独立して以来最高の月間仕事量を更新しそうで、今年は暮れも正月もありません。
バブル崩壊の時もそうでしたが、手仕舞いが早けりゃ回復も早いのが自動車業界。
この勢いが一時的なものでなく、来年も続いて日本経済全体が良くなる事を
心から願っています。もちろん、アクア業界もですね。


さて、ディスカスネタです。
どんなに忙しくても自営のメリットを最大に生かしてエサと水換えだけはしっかり
やっています。年内に主要な打ち合わせは全て済ませたので、しばらくは引篭もって
図面を引くだけ。ブライン与え放題の繁殖ベストシーズン到来です(笑)
…で、早速60水槽をひとつ空けてペア選定に取り掛かったのですが繁殖第一候補
だったグリーンクロス同士が、どうも全部♂くさくて。
今年最後のアクアマイスター営業日に出向いて上のグリーンクロスの嫁候補を
物色して来ました(笑)


アクアマイスターの販売水槽内からじっくり選んで♀確定?と思われる個体を予約。
本当は即連れて帰りたかったのですが、この後実家に用事があって一泊しなければ
ならなかった為に断念。引き取りは年明け最初の営業日の予定です。
この魚は全てBV3とBV7を掛け合わせた若魚たちで、定評あるBV3の濃い青にBV7
の虫食いラインが出ている、自分の思い描く虫食いの種親として理想の表現です。

以前にも書きましたが、自分は○○の血統とか、ブランド名だけで種親を決める
事はまずありません。自分がどういう魚を創りたいのかしっかりイメージして、
購入する魚が欲しい資質を備えているかどうかを見て決めます。
求める資質は体型であったり、青の色彩であったり、柄の表現だったり
その時によって違います。
購入する個体が自分の欲しい資質を備えていれば、あえて他の部分には目を
つぶる事もあります。
足りない部分は相方の資質と育成、選別の段階で補えば良いと考え、
全教科オール80点の優等生より、数学とか物理だけが100点で他は60点で
あっても、個性が強い天才肌に種親としての魅力を感じるからです。


…という訳で、グリーンクロスの繁殖は少し時間が掛かりそうなので、
先にオリジナルコバルト同士を採ろうと画策中です。
左が幼魚サイズで購入し育て上げた♂で、右は以前にオリジナルで購入した♀の
若魚です。メスはブルーベリーと2回掛け合わせて子育て経験済み。
オスは初めての繁殖ですが、発情色が出てきました。
年内にに産卵してくれると嬉しいですね。
同種間の掛け合わせは今までもブルーベリーで行っていますが、これにはまた
自分の系統作出とは違う意味合いがありまして。

自分の中でひとつの線引きみたいな物があって、プロブリーダーが作出した魚を
同じ品種間で採り続けても、それは永遠に自分の魚ではないと思っています。
ブルーベリー6同士のコピーは累代を重ねてもあくまで芦田さんの魚であり、
同じくオリジナルコバルトのコピーは久島さんの魚です。
自分なりに掛けあわせを行い、引き出したい特徴をF3以降の世代に固定化できて
初めて自分の魚と考えるようにしています。
趣味の世界なので、あくまで判断基準は自分にある訳なのですが…
それなのになぜ、同品種の仔を採る必要があるのか?ですよね。

それはズバリ、その品種の自分なりの1番を水槽に残すためです。
BV6やオリコバのような魅力的な品種の中には、自分の系統にその血を入れたい
だけでなく、将来繁殖を続ける中で壁に当たったり、立て直したりする際に
優良な個体を残しておいて、いざという時に使いたいと思わせる何かがあります。
その為に…系統維持とか大げさな話でなくても、2~3匹は自分で採った優良魚を
残し、自分なりの1番を泳がせていたい…もちろん、観賞目的でもありますが(笑)


今年採った数種の子供達もだいぶ大きくなってきました。
苦労もありましたが、なんとか来年に希望が繋がりそうです。
2011年もまた、自分のペースと自分なりの軸を持ってこの趣味を楽しんで
行ければと思っています。
ちょっと早いですが…それでは皆様良いお年を!

コメント (12)
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やせ我慢の美学

2010年12月11日 | Weblog

町はクリスマスイルミネーションが輝いて、年末モード一色ですねえ…
今週は4日間打ち合わせで飛び回って、栃木、群馬、東京、神奈川と毎日が
小旅行のように目まぐるしかった一週間でした。
おまけに夜は飲み会やら忘年会で胃腸も弱ってます。
もう年ですね(笑)


先日、車を運転しながらFMラジオを聴いていると面白い話をしていました。
「生まれ変わるなら男と女どっちがいいか?」という質問に対して
リスナーから出た意見を発表していたのですが、回答者が男性でも女性でも
次に生まれる時は(時も)女がいいという意見が圧倒的に多く、
様々な理由が上げられていて、中にはなるほどな~と思わず納得してしまう意見も
いくつかありました。
中でも極めつけは…番組担当の女性DJの意見でしたね。



DJの方曰く
「女性の染色体はXXで男性はXYですよね~。以前、X染色体とY染色体の大きさ
を比べる写真を見たのですが、Yの大きさはXの半分位しかないんですよ。
もしかしてY染色体はX染色体より、何かが半分足りないんじゃないかと…
だからY染色体が半分を占める男性は1/4ほど何かが足りないのであって、
その足りない部分を生涯捜し求めているのかな?と思うんですよ。
例えば、仕事に没頭したり、マニアックな趣味に熱中したり、下着ドロボウとか…
きっと、何か満たされない物を探し続けてるのだと思うんですよね~。
だから、私が生まれ変わるならまた女性になりたいですね。
男性の足りない部分を分け与えてあげるような、優しい女性になりたいです!」

…おお、なるほど!目からウロコです。妙に納得してしまいました。
何故、自分がアクアリウムや写真に入れ込んでしまうのか?
自分でも理由が判らなかったのですが、足りない物を追い求めていると考えれば…
全ての謎は解けました(笑)

でもね、そのマニアックな部分が車を開発したり橋やビルを作ったり、携帯電話や
デジカメやネット技術とか、社会に貢献してる一面も…あれっ?
でも、こういう技術を上手に生活に取り入れて使いこなし、楽しんでいるのは
やはり女性が多いかも!?



現代社会の中で男性と女性のどちらが生きやすいか?
と聞かれたらやはり自分は女性だと思うんです。
女性は人生の選択肢が沢山ありますよね。
仕事に熱中してキャリアウーマンになるも良し。
家庭に入って子育てもできる。
年を取っても、女友達同士でお茶したり買い物に行ったり人生を謳歌できる。

対して男は基本、社会に出たら一択です!そう、働いて稼ぐ事。
実は男の方がメンタルが弱く繊細な部分もあったりしますが、それでも父ちゃん達は
外に出て戦い、獲物を捕って帰って来ます…
そして家族の中心はあくまでかみさんと子供。
家族の笑顔を守る為に、人生の大半を外で闘って来るオヤジ。
う~んヤセ我慢の美学です。


例えカマキリの♂は交尾の後で食べられてしまっても…
例えアンコウの♂はメスの一部として同化されてしまっても…
家族の為に、これからもヤセ我慢の美学を貫こうじゃありませんか!

だから…だから世の女性達は、旦那のマニアックな趣味も大目に見てあげましょう。
そしてかみさん…明日は久しぶりに写真撮影とアクアマイスタに行くからヨロシク。

コメント (5)
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