GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

宙玉レンズ

2013年06月28日 | 写真ネタ

おもしろいレンズを入手しました。


宙に浮いた玉に映るディスカス…この写真はソフトで加工したものではありません。
宙玉(そらたま)レンズというアイデアレンズの成せる技です。
風景写真、ディスカスとアイデア次第で表現の幅が大きく広がりそうな予感‥
ちょっとだけ写真の知識と工作が必用になりますが、すばらしいアイデア商品です。
もう少し使ってみてから詳しく紹介したいと思います。

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水を写す

2013年06月25日 | 日光・自然

予定通り本日、鬼怒川水系の支流に沢登りに行ってきました。
ジムトレーニングを続けている成果で体重が8キロ落ち、筋力も上がったおかげでハードな沢登りも
楽になりました。装備も7Dの時に比べてグッと軽量化でき、ますます山歩きが楽しくなってきました。

今回の沢登りの撮影テーマはいかに「水を写し込む」ことができるか…です。
水の質感、流動感の表現にフルサイズの優れた描写力を生かせられるのか?楽しみですね。

今回の写真は全てクリックすると大きく見れます


まずは岩を回り込んで流れる水。水と岩の質感が対照的です。
うねる感じ流れる感じは高速シャッターでも低速シャッターでも度が過ぎれば表現できません。
自分が良しとするベストを探す作業が必用です。


いつもはこの滝の辺りで撮影し、引き返すのですが今回は装備的にも体力的にももう少し上流を
目指せそうです。ちなみに車を出てからここまで1時間半。
人とはまったく出合っていませんが、シカは遠くに2頭見かけました。


上流へ遡行する途中でも沢は様々な表情を見せてくれます。
流れがなだらかになる区間‥水面に映る緑に、こちらの瞳まで染まってしまいそう。
この先は未踏破ゾーンに突入です。


緑に染まる水と雲のようにたなびく流れ…幻想的な表現にしたい時は低速シャッターで
思い切り流します。この写真は5秒露光。


シャッターを早いスピードで切れば不思議な水の紋様も切り取れます。


中間的なシャッタースピードでうねる水のスピード感を。


流れに差し込む木漏れ日と映り込む緑。こういうポイントを見つけたら更に一番反射がよく見える
構図を探します。これ、立てひざ付いて水に浸かりながら撮影しました。
こういうローアングルならスマホを使ったWiFiのリモート撮影が効果抜群でしょうが‥
家でEOSアプリインストールして練習までしてたのに、後で気付きました(笑)


この沢ではまだ行ったことのない深部へと、ゆっくり慎重に歩を進めて行きます…
沢登りシューズで流れを登るにつれ、自然は奥深さを増し、この渓谷に次第に魅了されて行きます。
水の音、セミの声、時おり雲間から差す夏の日差し。生が脈動する夏を肌で感じました。

ここは土日だろうが連休だろうが行楽客ゼロです。中禅寺湖周辺の道路が巨大駐車場と化している
観光シーズンも好きなだけ孤独なプライベート空間を満喫できます。
それなりの装備、沢登りの知識も必要で、危険も伴いますが、これからも事故のないよう気をつけて
通いたいと思います。


トロ淵も高い透明度のおかげで、偏光フィルターを使えば全て見渡せます。
右上の大岩には尺イワナが2匹着いているのを確認したのですが、これがなかなかに用心深くて、
私が撮影している間は決して出てきませんでした。
ちなみに、浅く見えますが大岩周辺は私の胸くらいまで水深があります。


遡行の先に待っていたのは、シャングリラ…?源流から流れ込む水と湧き水で作られる泉でした。
誰もいないプライベートビーチで泳ぎたいところですが、水が冷たすぎます。
仕方なく、泉でお茶を冷やしながら1時間ほど昼寝。
この先に源流があるはずですが、今回の調査はこれまでです。


沢登り、やっぱりいいですね。
この年になるとドキドキすることはほとんど無くなってしまうものですが、沢登りの前夜は道具を手入れ
しながら、いつもドキドキしています。

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夏ディスカス始めました

2013年06月22日 | 写真ネタ

6Dを入手してから写真撮影が楽しくて仕方ありません。
初めて40Dを入手して撮影のイロハを覚え始めた頃のワクワク感がよみがえります。
40Dも7Dも様々な撮影にチャレンジして使い倒しましたが、このカメラもとことん楽しめそうです。

キャノン機を買うと付いてくる現像ソフトの「DPP」。このソフトを一度入手してユーザー登録すれば
以後無償でずっとバージョンアップして行けるのをご存知ですか?
知らないキャノンユーザーはもったいないのでぜひ、ユーザー登録してみてください。
買わなくても新機種が出る度に楽しみになりますよ(笑)

最新のDPP機能「多重露光」を使って遊んでみました。
素材はこれまで撮影した日本の夏らしい風景と、秋水のコラボです。
ディスカスで和のテイストが出せるかどうか…
ちなみにこの多重露光はカメラで撮影時にも行うことができます。


真岡市の花火大会と秋水を比較明で多重露光合成。


明智平の夜明け。蒼い空と青い秋水で加算重で露光。


龍王峡と秋水


入道雲と秋水幼魚。
たまにはこういう遊びも楽しいですね。
多重露光はセンスと使い方次第で「作品」を創ることもできそうです。


多重露光の他にも、使える機能があります。
それが「DLO」(デジタルレンズオプチマイザ)。簡単に言えばレンズ毎に異なる光学上の特性を最適に
デジタル補正するツールです。
レンズ毎のデータを取得して(無いレンズもあります)周辺光量、色収差、色にじみ、周辺歪み
などを補正してくれるのですが、適用するとこれがシャープネスをOFFにして良いくらい画質が
シャキッとします。
フルサイズでは周辺光量落ちが気になるレンズも多く、実にありがたい機能です。


明日は天気が良さそうなので、久しぶりに沢登りいってきます。
6Dにレンズ三本…軽量装備で風景撮影の機動力もアップするかな?

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スペシャル水槽

2013年06月18日 | ディスカス

うちには観賞のために特化した90水槽が1本あります。


オールガラス水槽の前面に特殊なコーティングを施し反射を抑えています。
少数飼育でメンテに気を使い、水を磨きながら、観賞と写真撮影に重点を置いたスペシャル水槽。


日曜に水槽整理で魚の入れ替えを行いました。今は秋水甲を4匹泳がせています。
繁殖と育成に追われてしまうと、成魚水槽の手を抜いてしまい、美観を損ねがちになります。
更に放置すればコケむし、糞掃除も億劫になってしまう始末。いつのまにかそれが当たり前になると、
いつしかディスカス成魚を見ることもしなくなり、崩壊させてしまう…
これではいくら繁殖を頑張っても本末転倒で、ディスカス工場になってしまいかねません。


ディスカス飼育における私の一番の楽しみは、繁殖自体ではなく自分の育て上げたディスカスから
気に入った魚だけを集めじっくり観察すること…
その為のスペシャル水槽でもあります。


この水槽の透明感は他の60や120水槽とは段違いで、写真映りもずば抜けて鮮明です。
出来ればもっとシンプルに…スポンジフィルターも撤去してしまいたいくらいで…

そうそう、このワインレッドのバックスクリーン追加発注しました。
120も1本は観賞水槽化したいのですが、それには飼育匹数を絞らなくてはなりません。
自家産系統の維持を考えるとなかなか踏み切れない問題ですね。

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EOS 6D 使用感

2013年06月12日 | 日光・自然

6Dを携えて、行ってきました奥日光。かなり久しぶりに上界に上がりましたが梅雨とは思えない好天
に恵まれました。


ルートは湯滝駐車場から湯川経由で小田代ヶ原。ぐるっと小田代湿原を回って赤沼茶屋方面へ抜け
元の湯川遊歩道とざっくり10キロくらいのハイキングコースです。


湯川は水不足なのか渇水気味。明日からの雨で少しでも増水してほしいですね。
トレーニングジム通いで体重が落ち、筋力もアップしたおかげか、まったく息が上がりません。
ちょっと嬉しいですね。


途中、土が削られ、こんなに根が露出していた木が…可哀想に、いずれ枯れてしまうのでしょう。
なるべく木の根を踏まないように歩いてますが、この場所はお年寄りから子連れまで、大勢の方が
訪れる散策路でもあり いかんともし難い状況です。


涼しくて、ずっとヒグラシが鳴いていて、カッコウの声も…やはり天上界は最高です。
なんとか、ここで暮らして行けないものか…適わぬ夢ですね。

カメラは7Dと6Dの両方を持って行ったのですが、こと風景撮影で7Dの出番はなくなりそうです。
バックモニターの拡大表示でも判るくらい、フルサイズの描写が良く、もう手放せないかも。
そして何より軽い!24-70F4Lのコンパクトさもあって首からぶら下げての山歩きもまったく
苦になりません。これに70-200F4Lだけ組み合わせれば登山も今までよりずっと楽になります。


小田代ヶ原の湿原をシカの食害から守るために、周囲は電流の流れるワイヤーが張られています。
散策路から外れなければ問題ありませんが、外れても決して触ってはいけません。


小田代ヶ原に到着。中央右よりに見えるシラカンバの木が貴婦人と呼ばれる小田代のシンボル。
普通、シラカンバは集まって群生しているらしいのですが、一本だけ凜と立つその姿がまさに貴婦人。
F9まで絞ってるのに背景から浮くような立体感を感じます。
これもフルサイズ効果?それともプラシーボ効果?


湯川は解禁期間中で、釣り人の姿も結構見かけます。自分も数年前まではお仲間でした。


帰りは車で光徳ルートを抜け、川治温泉へ抜けました。鬼怒川水系の撮影ポイントの下見を兼ねて…
山藤が綺麗な季節ですね。
ただ、梅雨のしとつく雨に濡れるヤマフジはもっといいです。雨の降る日にまた来ましょう。

おまけで…24-70F4Lのマクロ機能を水槽撮影で試してみました。
実は、6Dのムック本読むまでこの機能を知らず、いずれ100ミリマクロを買うつもりでしたが…


フルサイズの画角でここまで寄れるマクロ機能なら、マクロレンズは要らないかもです。
0.7倍ですがこの描写なら、7D+60マクロより全然良い…
そして何より驚きはその撮影データです。
Tv(シャッター速度) 1/400 Av(絞り数値) 5.6 露出補正 -1 ISO感度 6400
水槽撮影で1/400秒とか、普通にISO6400とか、今までの経験からすると異次元の数値が並びます。
このノイズの少なさ…自分の水槽撮影なら完全に常用域の感度という事になりそう。
中央一点の測距性能も暗部で迷うことなく、一点での正確さは7D以上の感触。

まさに…「お~ど~ろ~きが、日常に~シャキーン!」(にんじゃりばんばん風に)
という感じで、技術の進歩は凄いですね。


こちらはISO1600ですが、この感度でこの滑らかさはやはりAPSCサイズでは得られませんでした。


もし、水槽撮影メインでこれから5Dmk3か6Dの購入を検討されている方がいたら、ちと高いですが
レンズキットは24-105F4Lよりも24-70F4Lをオススメします。
描写力、ハイブリッドIS、マクロ機能と超高感度性能の組み合わせは水槽撮影で威力を発揮するだけ
でなく、今まで出来なかった撮影も可能にしてくれると思います。

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EOS 6D

2013年06月08日 | 写真ネタ

ようやくフルサイズ機を購入しました。EOS6Dです。
今回も秘密の趣味口座から卸して男のキャッシュ!ああ、かみさんに見つかりませんように(笑)

決め手は高感度性能‥7Dの暗部グズグズな高感度耐性にイラッと来てたのと、手持ち夜景、
手持ち水槽撮影をもっと綺麗にシャープに撮りたくて‥です。


とりあえず24-70F4Lのレンズキット。さすがに大三元レンズは今回は見送りました。


早速充電して設定操作を覚えながらディスカス試し撮り。


5Dmk3から輪郭強調きつめなんて話もありましたがシャープネスを弱めれば繊細な線が得られます。


ISO3200でも、7Dの1000よりノイズレスな感じです。
プロ機を除けば現行デジカメで高感度画質トップかもしれません。ある意味、水槽撮影のスペシャル
カメラとも言えます。
7Dmk2もこのレベルで高感度が仕上がるなら買ってしまうかも…


ボケも綺麗でノイズレス…あかん、これはハマリ確定ですね。
明日、6Dと7D持って奥日光に行ってきます。

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マクロレンズでディスカス

2013年06月03日 | 写真ネタ

最近、手振れ補正の付いたズームレンズばかり使っていてすっかり「楽」に流されてました。
マクロレンズは防湿庫の肥やしと化し、17-55は7Dに付けっ放しのレンズキャップ状態。
あまりに機材に頼った楽な撮影ばかりしていると確実に腕が落ちて行きます。
という訳で、久々にマクロを引っ張り出して手振れ補正無し、ズーム無しのガチンコ単焦点撮影。


ちょうど今、うちには秋水乙の幼魚と秋水甲の稚魚がいます。
稚魚ってじっとしてなくて、動きも予測が付き難く撮影が難しい物のひとつです。
今回は60mmマクロの最短撮影距離に近いところまで寄ってみましょう…


まあまあ寄ってますが、これじゃいつもと同じ…腕の限界を突き抜けてもっと寄るべし!


撮影モード 絞り優先AE  Tv(シャッター速度) 1/200  Av(絞り数値) 4.0  露出補正 -2
ISO感度 1600  レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM  ホワイトバランス オート
AFモード AI サーボ AF  測距エリア選択モード スポットAF

よっしゃキター!トリミング無しでこれなら及第点です。
レースや戦闘機の撮影で必須のAIサーボを使ってみました。
AFポイントはゾーンや領域拡大ではなく精密一点スポットを使っています。
ゾーンや領域拡大より被写体を追うのは難しいですが精度は上がります。


光源を変えれば雰囲気も変わります。鼻先のピント合ってるブラインがクリオネちっく(笑)


それにしても幼魚の顔付きって、すっとぼけてますよね(笑)
成功率が上がり、感が戻ってきたところで更に寄ると…


すっとぼけた顔に磨きが掛かります。お前さん、こんな顔してたんかい(笑)
ちょっとトリミングしてますが発達途中のエラ、体表に沈殿した色素包がハッキリ見て取れます。

次は秋水乙の幼魚から…

秋水乙にもグリーンの赤目が引き継がれています。
孵化から2ヶ月が過ぎましたが、今回はいつもより早めの成長を心がけて育成中。


中には青が強く出始めた個体もいます。これは虫食い確定。


幼魚の鱗もしっかり写っています。やはり動体マクロは難しいですが、ハマッた時の感動は大きい…
今回の育成テーマは大きさと体型です。アゴの下に肉を付けず、肥満を避けながら大型化できるか?
水流の強さ、向き、清浄な水を保つための新しい配合のエサが鍵です。


秋水甲の成魚もマクロで撮影。
ブログ画像では一見、いつものズームレンズと変わりありませんが…


先の画像を拡大するとその繊細な解像感がグッドです。


さらに解像感カッチカチな描写ばかりでなく、使い方次第でこんな柔らかい描写も…
マクロレンズを上手に使えば、マンネリ化しがちなアクアリウム写真が劇的に変わるはずです。
キャノンなら価格的にこなれたEF100mmF2.8ISのハイブリッド手振れ補正付きマクロが手頃。
水槽撮るなら画角的にフルサイズ向けですが。
私もそろそろ、フルサイズ買い増しか7Dの新型を待つか、悩みどころです。

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