GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

大晦日

2008年12月31日 | その他

2008年今年もいよいよ最後の日になりましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
自分の2008年を振り返ってみると、仕事でもプライベートでも様々な出来事があり
実に濃密な1年だったと感じています。



中でも趣味のアクアリウムにおいては、劇的な変化がありました。
去年までは周りにディスカス飼育の知り合いもいなく、
一人で勉強してストイックに黙々と?飼育を続けていたのですが、
アクアマイスターに初めて来店し、4月のコンテスト参加を決めてから
何人かのホビーストの方々との交流が始まりました。
今では仕事を離れて、過ごす道場での週末のひと時が
すっかり楽しみな時間になっています。

あとは…初参加したディスカスコンテストの原種グリーン部門で優勝を頂きました。
これは、原種グリーンに魅せられた一愛好家として、本当に嬉しい出来事でした。
数年かけて育成し、仕上げてきた苦労も良い思い出です。
何より、会場で多くのホビーストの方と知り合えた事は、大切な財産となりました。



夏場には、ヘッケルを泳がせる目標で育成してきた水草水槽が崩壊してしまい、
一時断念する事に…代わって新しく始めたマリンアクアですが、
これまたハマリそうです。
海水水槽を立ち上げ、飼育を開始したことで
濾過の考え方や水換え方法など…この辺りが少し特殊なディスカスを飼っていると
少しずつ逸脱してしまいそうになるアクアの基本に、立ち返る事ができたように感じます。



海水魚はカラーバリエーションも豊富で鮮やかな色彩も魅力で、
ディスカスとはまた違った楽しさがあります。
来年は、ディスカスと海水の2本柱で、設備規模は拡大せずに
更に深く充実した飼育をして行きたいなあ…などと考えています。

ブログも引き続き、写真ネタやアクアネタを自分のカラーで、自分のペースで、
続けていきますのでこれからもよろしくお願い致します。
それでは皆様、良いお年を。


老い

2008年12月27日 | ディスカス病気・治療

仕事も年末進行中で、慌ただしい毎日…年の瀬を感じています。
明日は家の大掃除、週が明けたら事務所の大掃除。
早くしないと年が明けちゃいそうで焦っています。今日は道場も行きたいしなあ…
そんな訳で今日は手短に。
グリーンの飼育を開始して5年、成魚サイズで飼育を始めたグリーンの中には
推定7~8歳になる老魚も出てきました。



飼育し始めて5年。導入時で既に成魚サイズだったので7~8歳くらいだと思います。
体色に艶が無くなり、痩せ衰えてきていますが、病気ではありません。
エサ食いも良く、他魚を追い払う気概も見せますが…。
たかあきさんのC,ZONEでも老魚のお話がありましたが、
自分が長期間飼い込んできた魚であり、一番輝いていた時期を知っているだけに
感慨深いものがあります。でも、こんな姿になってしまっても、
不思議と悲しくはないんですね。


この写真は上の老魚の若かりし頃です。
昔、ディスカス写真コンテストの原種グリーン部門で優勝を頂いた時の
画像です。上と同じ魚とは思えないほどはつらつとしていますね。
老いてスポットも埋没し、色あせ、痩せてきましたが、それでも若い魚達に負けな
いように頑張っているように見えます。
最後までウチの水槽で飼いきるから、安心して最後まで生き抜いてくれよ…

それでは今日はこの辺で。


マリンアクアリウム

2008年12月18日 | その他

え~、今日は昼休みにブログ更新です。と言っても記事は家である程度書いてあったものですが。
今回は、以前少しだけ紹介した、新しいアクアリウムのお話です。
かつて水草とディスカスの共生を目指して作っていた90cm水草水槽ですが、
この夏の暑さで崩壊してしまい、片付けて空のまま放置していました。
再度、水草水槽の立上げも考えたのですが、今の状況ではディスカスの世話で手一杯。
水草水槽はある意味ディスカス水槽よりも遥かに手間がかかり、
また作っても同じ事の繰り返しとなってしまうでしょう。
月1~2回程度の水換えで維持できる新しいアクアは無いか?
自分の場合、違うアクアも平行して楽しむ方がディスカス飼育のモチベーションも上がり、勉強にもなるもので…
そんなこんなで、以前から興味があった海水魚飼育を始めました。




濾過はライブロック+エーハイムの外部で、殺菌灯を繋いだだけのシンプルな構成です。
パイロットフィッシュとして、カクレクマノミ3匹からスタートし、様子を見ながら少しずつ
生体を増やしています。
現在、カクレクマノミ3匹、スダレチョウチョウウオ1匹、クロシテンヤッコ1匹、
甲殻類ではスカンクシュリンプ、レッドソックス各1匹
あと、ライブロックにおまけで着いて来たアオヒトデが1匹います。



いざ始めてみると、魚飼育に限定すれば特別難しい事は無く
海水作りなんかもそんなに手間ではありません。
淡水と一番違うのは濾過細菌の増殖スピードが遅く、水質が安定するのに
時間が掛かる点でしょうか。初期の生体追加は慎重に行う方が良いようです。
ところで、上の画像は底面クリーナーとして導入したスカンクシュリンプと
シュリンプに興味深々なクロシテンヤッコの図ですが…この後面白いシーンが見れました。



クロシテンがエビに側面を向けて静止すると、エビがヒョイと体に飛びつきました。
そしてクロシテンの体表をせっせと掃除しはじめ…やがて上の画像のように
クロシテンが鰓を開いて、鰓の中まで寄生虫掃除を始めました。
スダレチョウチョウは順番待ち!?
魚とエビの共生関係は聞いたことがあるのですが、実際に目の当りにすると
感動すら覚えましたよ。仲良き事は美しきかな…
ディスカスもこういう共生相手が居たら、鰓トラブルも減るだろうになあ。



このあと、スダレチョウチョウも同じように掃除してもらっていました(笑)。
実に気持ち良さそうですね。
飼育していて思うのですが…そのしぐさや習性から想像するに、海水魚って知能が
高いような気がします。見ていて飽きません。
海水もマニアックな道に入ると、無脊椎やミドリイシなど、深くハマリそうで怖いです。
自分の性格から、興味を持つとディープダイブしてしまうのは判っているので、
何とか魚までで止めるように抑制したい…と思います(到底無理!?)。
それではまた。


日曜のディスカス

2008年12月15日 | ディスカス

やっと今シーズンのワイルドグリーン、導入しました。
今期は導入するかどうか、ずっと迷ってたんですけどねえ。
各ショップのホームページも見てたのですが、指をくわえてグッとこらえて来ました…
が、やはりダメでしたね(笑)。
八代海洋さんのホームページにもろ、ストライクなグリーンが…
しかも、値段もかなり良心的!男ならいっときますか…
10分後には商談電話してました。

もし今期導入するとしたら、漠然とですが、あまり若すぎる魚はヤメようと思ってました。
今期は、できれば12センチ以上で、ある程度将来性が見えてる魚を仕上げようと…
というのも、昨シーズン4匹導入した小さめな若魚の1匹をヤセさせてしまい、
改めてワイルド飼育の難しさを実感したものですから…
でも、新魚導入ってやはりテンション上がりますね。
決断して良かったなと思ってます。




でもって、タイトルとも前置きともまったく関係ないイルミネーション画像です。
いやあ、何故か急激に、「前ボケに点光源を入れたイルミネーション」なるモノを
撮りたくなりまして…夜のオリオン通りをカメラ持って徘徊です。



さらに望遠でもういっちょ!
うーん、点光源のボカシにフレア!?出てますね~。
絞り開放なので、もう2段くらい絞れば解消できそうな気もしますが、
絞ればボケが押さえられてしまうし、せっかく丸い光源が絞りの形に
6角形とか8角形になってしまいます。
これを回避するにはフレア&ゴースト対策のコーティングがなされたLレンズしかないのかな?




今日は久しぶりに納得行くまでディスカスの世話をして、写真もガンガン撮りました。
一部掲載します。うーん、久しぶりに沢山のグリーン画像…
集合写真には久しぶりのジュタイも写ってます。



この仔がヤセさせてしまった若魚。最近、持ち直して肉が付いてきましたが、
拒食させずに順調に育ってたら…かなりのポテンシャルがあったと思います。
忙しさを言い訳にして問題を先送りにしていたのがいけなかったんですね。
自分への戒めの意味で掲載します。



若頭君。恐らく飼育3年目の今がピークなのかなと思います。
写真ていいですね。
若かりし時の美しさを永遠に切り取っておけます…



穴明き君です。導入当初、色が飛びまくってたのですが、
だいぶ色が出てきています。スポットも少し増えました。



もう一匹の前期若魚です。
背ビレ付根の鬼門は、やはりスポットが出てきませんでした。
このままでも十分なのですが、もう少し明るめ体色になんとか…



最後は今期導入の若魚で、大きさは13センチくらいです。
水合わせ中でエアレーションの気泡が袋にたくさん付いて見ずらいですね。
詳細は落ち着いたらまた掲載させていただきます。

何だかんだで魚飼育もテンション上がってきました。


冬将軍到来

2008年12月13日 | 日光・自然

北関東はすっかり冬です。朝晩コタツとストーブが大活躍中です。
そろそろ出勤前にフロントガラスの氷除去が必要な時期になりそうですが…。
昔は冬が大嫌いでしたねえ。ひたすら寒くて寂しいイメージ先行で。
でも、今は冬の良さが判ってきたような気がします。
カメラやレンズの手入れをしながら、日光に降る雪の便りを聞くと
年甲斐も無くワクワクしてきます。

明け方‥金精トンネル入り口


以前は紅葉や桜といったはっきり判る変化の時以外、まったくもって自然に
無関心でした。
そんな自分が、日常生活の中でも季節の移ろいを意識するようになったのは
やはりカメラを趣味に持ってからでしょうか。
日光にフィールド撮影に行くようになって、自然に対する見方が変わってきたように感じます。そして、自分が自然を見る時、感じ方、感覚の中に趣味として続けているアクアリウムの影響が少なからずあるような気がします。

金精峠より白根山頂を望む


生き物が全て死に絶え、音さえも消えてしまったような静寂に包まれた雪山。
けれども、深い雪の下では見えない生命が耐え忍んで春を待っています。
そして、春から初夏にかけて、耐えてきた反動のように、爆発的な生命の営みを
見せてくれます。この時期の植物の成長は、一週間ぶりに来ると
まるで違う場所のように見えるほど強烈なスピードです。
そして春先、撮影のため山に入ると、腐って朽ちかけた菌糸類の沸いてる倒木や、
小動物の死骸に遭遇する事がよくあります。
以前だったら「気持ち悪いなあ」くらいに思って、深く考えなかったのでしょう。

倒木や死骸の行く末は理科で習った「微生物による分解」で土に帰って行く…
くらいの認識はあったのですが、結局それは教科書のイラスト図解や説明文を
頭の中で理解しているに過ぎないんですよね。
アクアリストには、こういう現象を感覚的に捉える機会があるように思います。



例えば…

濾過崩壊後、あるいは立ち上げ直後に水槽内から酸っぱいような生臭いような異臭
がする事がある。濾過がしっかり効いてる水からは青臭い土のような匂いが…

立ち上げ当初、毎日試薬が真っ赤になるほど生成されていた亜硝酸が、
ある日突然ピタリと検出されなくなり、PHが下がり始める…

魚を移動して空になった水槽に残った固形のフンが、数日濾過を回していると
サラサラの粉のようになる…

水草水槽で行方不明になっていた小型魚が、リセット時に綺麗に白骨化した姿で
発見される…

などなど、バクテリア自体を肉眼で見ることはできませんが、バクテリアの
活動によるこういった事象を目の当たりにする機会が、アクアリストには多いです。
例え、科学的な理由付けをしなくとも、今までの経験から感覚的に捉えている人が
多く、そういった方は自然に対する見方もまた違うのではないでしょうか。

マガモ夫婦…湯の湖にて


金精峠から湯の湖に降りてくると、生命の営みに触れてホッとします。
湯の湖もご覧の通り、雪がチラついてましたが、水鳥たちは元気に朝食を探して
泳いでいます。
これから、寒い時には湯の湖も湖面の半分以上は凍り、竜頭の滝なんかも凍って
日光の冬は本番を迎えます。
観光客は居ませんが、カメラ機材を積んでいろは坂を登る週末が増えそうな予感です。
それでは今日はこの辺で…


近況報告

2008年12月09日 | ディスカス

いやあ、すっかりブログ更新もご無沙汰になっちゃいました。
お久しぶりの日光岩魚でございます。
先週からかなりキツイ風邪をこじらせてしまい、2日も寝込んでしました。
そしてそのままズルズルと筆不精に‥いけませんね。
今年もあと3週間ほど。世間はすっかり冬になっておりますが…
ブログをサボっている間にも、色々な事がありました。
まとめて近況報告とさせていただきます。

まずは我孫子のおじさん宅

我孫子のおじさんのお言葉に甘えて、エリちゃんとお邪魔してきました。
実は私、ディスカスホビーストのお宅を訪問したのは初めてでして…
いやあ、噂には聞いていましたが温室を持ってる方の設備はやはり凄いですね。
壁はびっちりオーバーフローマンションの壁という感じで、見事なワイルドと自家産、国産魚で溢れていました。
魚の調子は全て抜群で、給餌の仕方などとても勉強になりました。
写真はモルフォフラッシュのペアです。モルフォの血を濃く引く魚…蒼いです。
我孫子のおじさんの気さくな人柄のおかげで、実に楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。


続いてディスカス忘年会

ディスカス関係のオフ会も、夏のアクアマイスターバーベキュー以来です。
何度参加しても、趣味の仲間同士での飲みは楽しいですね。
時間が経つのも忘れて話に夢中になりました。
そして何より会場…ここ、龍月は錦糸町のビルの中にあるお店ですが、
写真はその入り口です。中にも大小多数の水草や海水水槽がありまして…
ラウンジあり、水槽を前にしたペアシートあり、個室(もちろん水槽付き)あり、ジャグジールームありで実にゴージャス&スタイリッシュなお洒落なお店でした。
芦田さんプロデュースの水草水槽、必見です。
大曽根さん、芦田さん、クリスマスプレゼント、ありがとうございました。

国産青系はお引越し

家の国産青系です。ようやく120水槽に引越しました。
最近、ブルーベリーは右端の仔みたいに
赤の虫食いが青に侵食されて来たのも居て、青ベタになりそうで楽しみです。
左に何匹か写ってる小さい魚ですが、コレ決して成長不良になったブルーベリーでは
ありません。実は…

ブルークレスト

芦田さんの新作、ブルークレストです。
親はモルフォとモルフォフラッシュですが、名前にモルフォを使っていないのには
芦田さんの考えがあるようです。地肌の赤から、青が濃くなりそうないい魚ですね。

そして最後に…

以前、まったく違うアクアリウムを始めたいと書きましたが…コレです。
詳細は追って書いて行きますが、まるで未経験のアクアを一から学んで行くのが
また実に刺激的で楽しくもあります。

近況報告という事で駆け足になってしまいましたが、また自分のペースでブログ更新
をして行こうと思いますので、これからもよろしくです。

奥日光は雪が降り始めました。次はその模様なんかもお伝えしたいと思います。
それではまた。