GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

GW登山

2017年05月18日 | 登山

お久しぶりです。
たまにはこちらも更新を。



相変わらず山に登っています。
GWは残雪の山ばかり三座ほど登っていました。
春もたけなわ、GWの平地では新緑が深まっていましたが山はまだ冬の装いです。
今年は雪の量が多く、白根山で50cm~1m近く雪が残っていました。
おかげで例年よりも深い残雪登山が楽しめました。


明け方、陽光で緩む前の締まった雪の渓谷を登山者が歩いて行きます。
夏道は消え、冬ならではの残雪直登ルート。
この先急登になり、アイゼン、ピッケル必須の傾斜が登山者を待ち構えています。


弥陀が池まで登ると、白銀の白根山が出迎えてくれました。
GWというのに、まだ池は凍りつき別世界が待ち受けています。


日が挿して雪も緩み始め、雪原クッキリ残るのは自分の足跡だけ。


五色沼もまだ、氷に覆われていました。


ところ変わって谷川岳。
ロープウェイを利用し、天神尾根からトマの耳を目指します。
墨絵のような曇天の中、時折山肌を射す太陽光が幻想的でした。


天神尾根。
この先稜線の左側を歩くと、陽光で緩んだ雪が今にも雪崩れそうな危険ルートに入ります。
谷川岳登山指導センターで仕入れた前情報では、前日に天神尾根で滑落した人がいるとの事。
滑落した後、その方がどうなったのかは怖くて聞けませんでした。
ロープウェイ搭乗口では、地元山岳会と県警による装備や服装のチェックがありましたが、
万全の装備で望んだのでもちろんパス。


トマの耳頂上では、日当たりが良く岩場の為に雪が溶けています。
周囲には崩れかけた雪庇が張り出していて、山スキーヤーが滑降の準備をしていました。
かなりの斜度、締まった残雪と露出しまくった岩の間を抜ける難コース…凄いとしか言い様がありません。


夏に登った西黒尾根も、まだ雪に覆われています。


肩の小屋周辺は雪も溶け、営業が始まっていました。

帰りの天神尾根でちょっと気になった事が。
帰りは尾根の南側の樹林帯を通り、一部厳しいトラバースを抜け、少し夏道を通って斜面を直登し、
冬道に戻る…そんな変則ルートで帰ったのですが、冬道に合流する直登の斜度がハンパなく、
キックステップでアイゼンの爪先を蹴り込んで、ピッケルの柄を深々と突き刺しながら登る難所がありました。
難所の直前まで、自分の後ろ20~30メートルくらい後ろに着かず離れず歩いていた男女二人の
パーティーがいました。
自分の後で二人が急斜面に取り付いた所までは確認していたのですが、それからしばらく集中力を
高めて上に伸びるルートを睨みながら直登したので、安全圏に到達するまで二人が居なくなった事に
気づきませんでした。
目視で下の方の沢まで確認しても滑落した様子も無かったので、多分大丈夫…
この斜度を無理と判断し、トラバース手前の分岐まで引き返し、冬道に戻ったのだろうと推測し、
歩を進めました。
ロープウェイ山頂駅手前で振り返ると、稜線に小さく二人の人影が現れ一安心。

かみさんに無事下山の一報を入れ、温泉に浸かって一日の登山を思い返しながら帰路に着きます…


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