GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

息抜き

2014年02月28日 | Weblog

ブログ更新が滞っています。
もうすぐ期末…この時期の忙しさはもうお約束ですね。
ここ連日、徹夜に近い状態が続き、普通は健康状態が危ぶまれますが、何故か元気です(笑)
深夜ラジオのFMジェットストリームを聴きながら仕事を楽しんでいます。


いそがしい時はディスカスの世話も疎ましく感じるものですが、水槽部屋は事務所と直結してるので
何とか最低限の世話は出来ています。
手が空いたら新フィルターの経過や幼魚育成もまたレポートしますので。


ここしばらく土日もない状況で自営としては嬉しい限りですが、そろそろお金より時間がほしい。

今一番やりたい事は誰もいない自然の中でフィールド撮影ですね。
お気に入りの渓谷でじっくり腰を落ち着け、コーヒーを沸かしながら構図を決めて一服…
自分にとっては何ものにも代え難い贅沢な時間です…
桜が咲くまでには叶うかな?(笑)


奥日光スノートレッキング

2014年02月12日 | 日光・自然

今日はひと月ぶりに奥日光スノートレッキングに行って来ました。
朝と昼のブライン給餌は息子が部活休みなのでにアルバイトを頼んで、冬のアウトドアを満喫。
あまりディスカスディスカス言って水槽イジリばかりしてると精神衛生上よくありませんので(笑)
私の場合、写真撮影でフィールドに出ることで、インドアな仕事&ディスカス趣味とのバランスが
保てる訳です。


今日の奥日光は快晴で気持ちよかったです。風も無く、中禅寺湖も凪いで穏やかでしたよ。
PLフィルターで色出しているとはいえ、冬の湖の深い青は夏と違ってまたいいもんです。


夜明け直後に赤沼茶屋駐車場(冬季休業)に付いた時の外気温は…マイナス19℃キター!
中禅寺湖を通った時はマイナス9℃を示していたので、中禅寺湖と戦場ヶ原の気温差は
なんと10度!ちなみに宇都宮はマイナス2度でした。
冬季トレッキングとしては絶好のコンディション!?


トレッキングを開始して間もなく日が差してきました。
見渡しても自分以外誰もいない雪の森の中…しばし見とれてしまいます。
先日の大雪で結構な積雪量でしたが、ルートは踏み固められた圧雪になっていて、難なく歩けます。
スノーシューも準備していましたが、今回は不要でしたね。
最近、戦場ヶ原~小田代のスノートレッキングをする人が増えてるようで、スノーシューや
クロカン用スキーが三本松などの売店でもレンタルされています。


今回の主目的はこれ。朝日と共に湯川に立ち込めるけあらし。



引いて見るとこんな感じです。
奥の日が当たっている川面だけ、水蒸気が立ち込めているのが判ります。


流れの落ち込み付近には飛沫で氷柱が成長してます。
ちょうど木漏れ日が当たってスポットライトになってました。


この時期、川の周囲には必ず霧氷が見れます。


こんなふうに、川から上がった水蒸気が針葉や枝に結氷して付きます。


霧氷に加えて雪が作る造形美。
奥日光を夏と紅葉シーズンだけ訪れるのは本当にもったいない話です。
関東の冬にも別世界の美しさがある事をぜひ、知ってほしい…


トレッキングをひとしきり楽しんだ後はやっぱりこれ…熱い湯葉蕎麦が最高です。
そば自体は観光地によくある平均レベルですが、数時間のスノートレッキング後はなぜか激ウマな
高級蕎麦に変身(笑)至福の時間です。


久しぶりなので土産もいろいろ買いました。日光地ビールも「いろは」以外に増えましたね。
「山椒」と「苺」…どんな味でしょ?「いろは」が美味かっただけに楽しみです。
かみさんと子供には「とちおとめkitkat」が好評…宇都宮のご当地お菓子ですが(笑)


すっかり気分もリフレッシュされました。
ここのところ、仕事がちょいと忙しく徹夜もあってストレスが溜まってましたね…
身近にこんな素晴らしい自然が残っているおかげで、自分をいつでもリセットできます。
明日からまた、筋肉痛の陰に怯えながらも、仕事に没頭できそうです。


流動式フィルター

2014年02月09日 | ディスカス

前回の記事で最後に少しだけ触れました流動式フィルター。今回はそのお話です。
ディスカス飼育ではほとんど見かけませんが、ここ数年アクア用品の中で流動式フィルターと
呼ばれる新しい濾過方式のフィルターが登場しています。
既に汚水処理などで実績がある濾過技術でして、海外のアクアリウムでは既にポピュラーな
濾過方式らしいのですが、何故か日本ではなかなか普及しませんね。

原理は水に近い比重の生物濾材を水流で漂わせ、濾材表面に付着したバクテリアの膜を処理水に
接触させることで濾過させるもの。
この流動濾材は様々なものがありますが、多くは多孔質タイプではなく、ドライ濾材のように表面に
バクテリアを付着させるタイプで、ドライタワー同様に濾過が出来るまで時間が掛かるようです。
この辺り、水に近い比重の(実際はやや重い)濾材を生成する技術とも関係してるようです。
アクア用品として流通している流動濾材の種類は極めて少ないですが、水処理ではプラスチックや
発泡ポリプロピレン、ポリウレタンなど用途に応じて様々な材質が使われています。
ちなみに水処理の世界では流動する濾材を流動床と呼ぶのに対し、シポラックスやサブストラット
のように濾過ボックスに沈めて動かさず使うような濾材を固定床と呼んでいます。


写真はアクアリウム用品として購入した含水ゲルポリマーなる流動濾材。
化学は専門外なので説明は割愛します(笑)
粒は硬く、表面はヌルッとしており、最初から水分に浸されて袋入りしてます。
乾燥させたらダメな代物なのでしょうか?水よりやや重く、水中ではゆっくり沈降します。
この濾材を試すために、外部設置式の本体を買おうと思ったのですが、いかんせん高価過ぎます。
アクリルの筒+αに2万も3万も出せません。ペットボトルと投げ込みフィルターを利用した自作の
流動フィルターをネットで多く見ましたが、もう少し見栄えよく作りたいと思い、ホームセンターで物色。
なかなかいいのがありました…


今回の流動濾過器を部品にバラシてみるとこんな感じです。左が投げ込みスポンジフィルターで
右が濾材。ベースのプラスチック容器は2分割され、長い方の筒端には無数の小さな穴が開いた
仕切りがあり、まるで流動濾過の為に生まれたような器具ではありませんか…
その名も「米研ぎシェイカー」(笑)
上下の白い蓋にはそれぞれスポンジフィルター接続のパイプ用とエア抜きの無数の穴を
開けています。マイクロバブル濾過槽製作から最近、電動ドリルが必需品になりつつあります。



組んでみるとこんな感じです。
おお!まるで純正品のようなフィット感に満足です。


120水槽で試運転してみるとこんな具合です。
上の小カップとフタは無くても問題ありませんが、例えばここにピートを入れたり、活性炭やミネラル系
の何かを入れたりと、後々使えそうなので取っておきます。
下のスポンジに先にバクテリアが湧くのでしょうが、流動濾過の立ち上がりまではその方が有難く、
流動濾過が出来上がったらスポンジはガンガン洗って交換し、物理濾過として扱います。
目が細かいので、ブライン給餌の物理濾過としても使えそうですね。
濾材がまんべんなく筒内をグルグル回って、見た目も綺麗かも(笑)


濾材はエアで攪拌され、よく動きますが、筒内を通過する通水量は通常のスポンジと同程度です。
この流動床、一説では固定床よりずっと濾過能力が高いと言う話ですが、自分にとってのメリットは
濾過能力云々よりも、濾材が動き回って止水域を作らないことにあります。
また、原理的に濾材の目詰まりが起こらず、メンテフリーというのも魅力ですね。
固定床では必ず通水量が多い場所と少ない場所があり、場合によっては濾過箱の隅などほとんど
止水になってしまっている場所があり、生物濾過槽に持ち込まれた汚れも溜まりやすく病原菌の
温床になるケースも多々あります。
この汚れはマイクロバブルでかなり低減する事ができましたが、やはり完全ではなく、固定床を使って
いる以上、いずれメンテは必用になるでしょう。これを解消する可能性が流動濾過にはあります。
ただし流動濾過にもデメリットがあり、スポンジフィルターのような物理濾過はまったく期待できない
ので、しっかりした物理濾過を別に持たせなくてはなりません。
つまり…マイクロバブル濾過と流動濾過の組み合わせは非常に相性が良いのでは?と仮定した
訳です。
まあ、まずは生物濾過を立ち上げ、流動式フィルターを本格稼動させて濾過能力を確認する作業が
必用になります。
マイクロバブルと組み合わせた濾過装置はその後で設計という流れになります。
一度にアレもコレも合わせてしまうと、上手くいかなかった時に原因が掴めなくなりますので。


それと…今回製作した水中タイプの流動濾過器、なかなか気に入ってますので、濾過能力が確か
なら複数製作して、スポンジ濾過は撤去しようとも考えています。
120水槽なら、スポンジを全部撤去して、奥の隅に1個ずつ、計2台を置けば見た目もスッキリ、
オシャレなインテリア水槽に…米研ぎシェイカーでなりませんかね(笑)


次の一手は?

2014年02月03日 | ディスカス

マイクロバブル濾過の稼働状況は順調です。
順調過ぎて退屈な程ですが、そんな時にこそ余計な事をしたくなるのが人の性というもの(笑)
要はマイクロバブル濾過の改良の話なのですが、これまでの写真や動画で表層に多量の汚れが
浮き上がってる状況、見て取れますよね…もちろん汚れを表層に浮き上がらせるのが目的のひとつ
であり、浮き上がってもらわなくては困る訳ですが、これが結構気になります。
排水までの辛抱なのですが、ハンバーグを与えたり水槽掃除直後から大量発生し、一日中水面を
汚れがグルグルと回ってるんです。見ていて気持ちいいものじゃありません。
それに、汚れがひどいまま一晩放置してると水槽の縁に付着したり、マイクロバブルで細かく分解
されてしまうのか、ほとんど無くなってしまう事もしばしば。
せっかく分離した汚れが水槽内に消えるのは許せません。


そこで、表層に浮かんだ汚れを集中的に処理する方法を考えました。
まあ、海水プロテインスキマーのように汚れを泡で汚水カップに押し上げるのは難かしいですから、
動力に頼る事とあいなりました。


それがこちらです。
本体はエーハイムの水面油膜を取る小型スキマー。
本体の構造は小型ポンプで表層の油膜を吸い取り、内蔵スポンジを通してボディサイドの排水口から
出すという、いたってシンプルなもの。
しかしながら、このスポンジが粗くてとても油膜をシャットするようなものではなく、どちらかというと
インペラで油膜を細かくせん断水して槽内に拡散する事で水面油膜を消しているようです。
油膜ならそれでイケるのでしょうが、マイクロバブルで発生した汚れは無理でしょう。
というか、せっかく浮上している汚れをまた槽内に撒き散らすことになり、意味なし。

という訳で若干の改造を施しました。まずはしょっぱい内蔵スポンジを捨てちゃいます。
次にスキマー排水口にLの継手をかまし、パイプを装着。100円ショップで買ったロング軽量カップに
穴を開けてパイプを通します。排水はこのパイプを通り、カップ内に溢れ出ます。
汚水は粗スポンジ、密スポンジ、活性炭を通り濾過された後、カップエンドに無数に開けた小さな
穴から槽内に戻ります。要はカーボン吸着ですね。


早速設置してみます。
まずは、スイッチオフで撮影、相変わらず表層には汚れが浮いてますね…うーん汚ない(笑)

それでは颯爽とスイッチオ~ン!


スキマーを始動させると見る見る汚れが吸われていきます。
なんと、スキマーのスイッチを入れてほんの5分で汚れは消え去りました。


カップに淡々と汚水が流れ込んでいきます…エーハイム側の水量調節で適量に絞ってます。
表層の汚水を取り込む際に空気を吸い込まず、排水がカップから溢れず、効率よく汚れを濾す為に
この絶妙な流量が肝になります。
消費電力もたったの6W…凄いぞエーハイム!


表層汚水処理はひとまず成功と言えるでしょう。後は活性炭の寿命がどれくらいで来るかですね。
ちなみに活性炭はビン売りのものを購入し、大量にストックしてあります(笑)


このマイクロバブル層は様々なテストを行う目的で作っていますから、今後も思いつく様々なアイデア
を試そうと思います。量産試作までに残すアイデア、捨てるアイデアを取捨選択してよりコンパクトに
シンプルで高機能な濾過を目指したいですね。

上の画像は現在体着している秋水甲の稚魚です。水槽整理でアレコレ入れ替えてる時に産卵した
のですが、ほとんど真っ白なので卵は落としたんです。が…ある日掃除しようと手を入れると
♀が手を突きまくる…よく見たら体着しててビックリ(笑)
数えると23匹しかいなくて今回の稚魚は流そうかとも思ったのですが、この数ならしばらく苦手な
淘汰もしなくていいし、せっかく生まれたことですしね。
23匹と少ないですが、この子供たちでマイクロバブルの成長テストもしてみるつもりです。
完全に赤虫に切り替えたところで通常飼育とマイクロバブルに分け、成長スピードや仕上がりの
違いをテストしてみます。

マイクロバブルは物理濾過として一様の成果を収めました。
次に着目してるのは新しい生物濾過と濾材です。
次の記事は流動式濾過と流動式濾材のディスカスへの応用…ただ今準備中ですが、記事が書ける
まで進むかな?過程を楽しみながらやってます。