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新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

みちのくひとり旅 3 旧野蒜駅 東松島市震災復興伝承館を訪ねる

2022年12月19日 06時31分00秒 | 街歩き
▲慰霊碑


旧野蒜駅 東松島市震災復興伝承館の直ぐ側に東日本大震災で犠牲になられた方への追悼と鎮魂を祈念する慰霊碑と、東松島市で犠牲になった方々の名前を刻んだ芳名板があり、9:30〜16:30まで毎日公開されています。

また波模様を施したモニュメントの頂点は津波到達高さと同じ3.7mとなっています。(みやぎ海べの旅案内HPより引用)

また慰霊碑のすぐとなりに美智子皇后陛下御歌碑があります。

皇后陛下御歌

「野蒜とふ愛しき地名あるを知る被災地なるを深く覚えむ」

▲美智子皇后陛下御歌碑


さて、宿に入り温泉大浴場で一風呂あびると18時で夕食です。
18時を2〜3分過ぎた頃、「お食事の用意ができてます」とのコールがあり、急いで食堂まで移動。

なんでそんなに急いでるんだろうと思ったのですが、着席してなんとなく分かりました。

給仕のほとんどが、どう見ても現役女子高校生にしか見えないのです。
彼女らのあがりの時刻を考えると、18時スタートがギリギリの線だったのかもしれません。

チェックインのときもらった宮城県のクーポンが使えるということで、早速、女子高生給仕のひとりにハイボールのダブルを注文!

すると大ジョッキに入ったシングルのハイボールが2杯来てしまいました。

お酒の注文は年季の入ったおばさんに頼むほうが間違いないようです。

▲おいしい食事でした

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みちのくひとり旅 2 旧野蒜駅 東松島市震災復興伝承館を訪ねる

2022年12月18日 06時31分56秒 | 街歩き
▲おさとうやまから旧野蒜駅の俯瞰


12:20 東京発「はやぶさ 23号」で仙台に13:51到着、40分ほどの待ち合わせ後14:29発の石巻行き仙石線に乗り込みました。

15:26に当夜の宿・「奥松島レーンホテル」の最寄り駅、「東名」に到着、下車しました。

宿から当日の夕食は18:00開始でお願いしたい、とのことだったので、夕食前に旧野蒜駅 東松島市震災復興伝承館を見学することにしました。


▲現東名駅と駅前


震災で甚大な被害を被った仙石線、野蒜、東名の旧駅は東名運河に沿うようなルートでしたが、震災後に丘の上を走るルートに変更され、現駅は丘の上の高台に移転しました。

駅前で予約していたタクシー(奥松島観光タクシー、佐藤さんが社長を務めていた会社)で東名駅から旧野蒜駅に移動しました。

旧野蒜駅 東松島市震災復興伝承館は、2階が資料室になっていて、被災当日の東松島市内の惨状が写真によって紹介され、地元テレビ局が制作した8分ほどのビデオが繰り返し再生されています。

旧駅ホームが震災遺構として保存されています。
ひん曲がったレールなど、津波の激しさを伝えています。



















言葉もないような惨状でした。






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秋ドラマ雑感 TBS 日曜劇場「アトムの童」

2022年12月17日 06時39分22秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲秋ドラマ雑感 TBS 日曜劇場「アトムの童」


秋ドラマが次々最終回を迎えているので、視聴していたドラマの雑感です。

TBSの看板ドラマ枠、日曜劇場としてはどうなの? 正直そんな感じのドラマでした。

主演・山﨑賢人、助演ヒロイン・岸井ゆきの、松下洸平、風間杜夫、オダギリジョーなど、さすがにキャスティングは的確だなあと思ったのですが、どうも物語の展開が今ひとつ。

お話にリアリティをもたせるためなのか、「数年後」のようなタイトルが何度も出てきてその都度話は進むのですが、それが多すぎると感じました。

その手の展開が、雑、というより大雑把な印象でした。

久々に感じる山﨑賢人の主演ドラマでそれなりに期待していて、決してつまらなかったわけでもないのですが、日曜劇場としてはどうなの? という思いが強く残ったドラマでした。

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みちのくひとり旅 1 「おさとうやま」がある!!を知る

2022年12月17日 05時48分13秒 | 街歩き
▲「おさとうやま」からの眺めと佐藤さん


おはようございます。

一昨日、仙台より無事東京に戻ってきました。

以下は「おさとうやまを目指した、みちのくひとり旅」の顛末です。

毎年恒例になっている日本テレビの番組に「24時間テレビ」があります。

今年はJの「ジャにのちゃんねる」メンバー4人が司会進行を務めるということで、家人が24時間に亘って番組をフル録画し、10日ほどかけてその視聴に付きあう、という、ある意味、とても貴重な体験をしました。

番組の1コーナーで、東日本大震災で苛烈な被災体験をした当時の小学生が、避難所で婦人警官に声がけされて勇気をもらい、自分もそのような婦人警官になる、と決意した、と、今は大学生のその子を取り上げていました。

再現ドラマがあまりに現実離れした苛烈さであったので、本当にそんな事があったのか確認しようと、「東松島市」、「震災」、「津波」などをキーワードにググってみると、「おさとうやま」という一つのエピソードを発見することが出来ました。

チリ地震による東松島市近隣の津波被害を見て、地球の裏側で起こった地震でも日本で津波が起こる、日本のすぐ
側で同じ規模の地震が起こったらどんなひどい津波が襲ってくるんだろう? そう危機感をもった一人の民間人がいました。

その人が、佐藤喜文さんです。

佐藤さんはタクシー会社を経営していることもあり、津波が襲ってきた場合、お客様をどこに安全に避難させることができるかと常に考えていたそうです。

行政に相談するも、東松島市には津波は来ない、そう言われまともに取り合ってもらえなかったのです。 実際、チリ地震津波の時は、近隣の塩釜などではかなりの被害がありましたが、幸い、東松島市にはほぼ被害がありませんでした。

佐藤さんは65歳になった日に、会社を息子さんに譲り、退職金で家の裏手にある小高い丘を購入し、私設の避難所を作ることを決意しました。

以来、佐藤さんは全て資材を自費で購入し、我が身で丘に担ぎ上げ、小屋や避難所を作り上げ、食料、飲料水の備蓄をはじめました。

そして2011年3月11日、地震と大津波が東松島市を襲いました。

東松島市では千人を超える死者が出てしまいましたが、「おさとうやま」では周辺から逃げてきた住民70名がその生命を救われました。

参照した資料を見る限り佐藤さんはまだ存命であると知り、取るものとりあえず「おさとうやま」を目指しました。

家人に同道をお願いしましたが、「寒そうだし、たくさんの方が亡くなったところは嫌だ」ということなので「みちのくひとり旅」に出発しました。

つづく



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秋ドラマ雑感 盛り込み過ぎで最後が雑になってしまった「ファーストペンギン」

2022年12月12日 10時25分16秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲秋ドラマ雑感 盛り込み過ぎで最後が雑になってしまった「ファーストペンギン」


視聴していた秋ドラマが次々と最終回を迎え始めているのでその雑感です。

「萩大島船団丸」と坪内知佳さんの”奇跡の実話”を元に、脚本に森下佳子を起用したドラマ「ファーストペンギン」ですが、実話ベースというリアリティと、そんな話があったんだ、という意外感がなかなか秀逸で、最終回まで次週が待ち遠しいくらいに楽しめました。

ドラマのベースになった「萩大島船団丸」では、一般家庭でも利用できるよう、リアル「お魚ボックス」である、「萩大島の粋粋BOX」を購入できるようになっていて、私はドラマ放映中に2度注文し、その桁違いの鮮度の良さ=食べた魚の美味しさに衝撃を受けました。

それ故、「お魚ボックス」が急速に都会のレストラン、飲食店に受け入れられ、品質を認知され、リピートされるという過程に物凄いリアリティを感じました。

食べ物の美味しさは、いくら画面上で「美味しい!」とか「うまっ」とか俳優に言わせても、そうそう実感することは出来ませんが、試しにリアル「お魚ボックス」を購入して魚をさばき、料理して食べてその美味しさにビックリするという体験を経るとことで、これ以上無いほど実感することが出来ました。

実話を取り入れたであろうエピソードも上手く物語に溶け込んでいて、さすが、脚本に森下佳子を起用しただけのことはあると納得させられます。

しかしながら、最終盤の展開は少々雑すぎるなあ、という感想が否めません。

最初からパート2をやるつもりで、パート1では、もっと浜に寄り添った、ローカルな物語展開で良かったのではないかと思いました。

主演の奈緒、助演の堤真一、梅沢富美男などとても良かったと思います。

ミスキャスト感が無いことも(Jとか下手くその要らんもんが混じってなかった)作品のクオリティを上げたように思います。

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