▲映画「侍タイムスリッパー」
先週家人を連れて二度目の観賞に行ってきました。 家人は初見です。
「時代劇なんて……」などと言っていた家人も、上映中は大爆笑したりして満足げでした。
脚本の完成度が高いと、映画はとんでもなく面白くなることを実感させてくれる良作です。
何役もこなした監督・脚本の安田淳一氏は、「スターで映画を作るのではなく、映画でスターを作りたい」そうなんですが、主演の山口馬木也もそうですが、風見恭一郎役の冨家(ふけ)ノリマサが、正統派二枚目である上に、貫録が有り、素早いアクションもこなすとなれば、これから先、オファーが殺到するかも知れません。
完全に初見なのですが、殺陣師役の峰欄太郎も実に渋くて良い役者さんと思いました。
劇中、山口馬木也が、「自分より殺陣も演技も達者な人がこの撮影所に一杯いる(意訳)」と言っていましたが、見たこと一度もない役者さんが自然な演技をこなすのを見ると、安直な(どこかで見たような役者たちばかりの)キャスティングでドラマや映画を作っている「大」プロデューサー達に猛省を促したいです。
また見に行ってきます。