
▲冬ドラマ雑感 「女神の教室〜リーガル青春白書〜」
冬ドラマ、「女神の教室〜リーガル青春白書〜」の雑感です。
法科大学院に通う学生たちと、判事から教員として派遣された北川景子の物語です。
年頃の若者男女たちの物語なのに、恋愛風味をバッサリカットしていておっさんにも見やすいドラマになっていました。
ドラマ中盤まで、北川景子が学生たちに提示する法律の問題がとても精査されていると思いました。
特に黙秘権をめぐるディベートが本質を突いていて、脚本家は随分勉強したのだろう、と、いたく感心いたしました。
ただ、物語の縦糸になっていた尾上松也と妹のお話が、当ドラマの雰囲気を大きく外れた暗いエピソードなのがきわめて残念でした。
また以前にも指摘しましたが、照井雪乃役の南沙良は、照井雪乃を演じるには演技力が全く足りず、これもとても残念でした。 プロデューサーは何を考えてこの娘をキャスティングしたのでしょうか? 不思議でしょうがありません。
とはいえ現在の法科大学院が置かれた問題にもさらりと触れていて、とても良くできたドラマであったと言う思いです。
私が視聴した今期ドラマで、「リバーサルオーケストラ」を双璧をなす、面白いドラマでした。