▲ ついに最終回! 日曜劇場「陸王」
東京自由が丘のセレクトショップ、ブティック自由が丘101の新沼健です。
ブティック自由が丘101とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
秋ドラマの総括も最終回です。掉尾を飾るのは日曜劇場「陸王」です。
当ドラマの展開、特に最終回は、初回を視聴した時に想像したものと全く同じ(陸王を履いた竹内涼真が毛塚を激走の末破って優勝)でしたが、予想を上回ったのが役所広司、寺尾聰を初めとするベテラン俳優の好演と、潤沢な予算をかけたであろう美術、特にエキストラの尋常ではない数でした。
ドラマ初回のレースシーンはテレビドラマと思えないほどの群衆シーンであったので、多分最終回に使いまわすのだろうと勝手に想像していましたがさにあらず、レースシーンの度にエキストラを募り撮影しているというくらいに力のこもったドラマでした。
また再確認させられたのが役所広司の「うまさ」でした。
やはりドラマの主演はアイドルなどの知名度に頼るのではなく、実力で選ぶべきだとつくづく実感しました。
とは言いつつ、意外だったのが阿川佐和子と終盤に登場した松岡修造の演技力でした。
特に松岡修造は、主演者としてこの先ドラマのオファーがあってもおかしくないくらいに思えました。
少々残念な点はロケが押しまくっていたせいか、ドラマ中盤以降のレースシーンで時間軸と光線状態が前後してしまう不自然さでした。
最終回放映の2日前まで撮影していたという事なので、よく頑張ったと褒めるべきかもしれませんが、夕方ー昼間ー夕方というような時間軸と光線状態の不一致にはかなりの違和感を覚えました。
ドラマ序盤ではそういう違和感を感じませんでしたので、レースシーン毎にエキストラを集める、という撮影手法にこだわったマイナス面かと思われます。
またドラマ中盤以降、特にシルクレイ製造機が燃えて以降のモタツキ感なども、編集に時間をかけられなかったマイナス面かもしれません。
という事でシラフのオジさんを泣かせた3・4回を当ドラマのベスト回とします。
池井戸潤原作の日曜劇場は何作も見てきましたが、展開は読めるがやはり面白い。いや、今回も面白くしたスタッフに感謝です。
次こそは「半沢直樹」の続編をお願いします。
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