刀 法光
刀 銘 備州長舩法光作明応九年八月日


優作を多く残すも、個銘の切られた作品が極めて少なく、その家系が詳らかではない法光(のりみつ)の刀。一寸五分程の磨り上げで、現在は二尺二寸八分。八分の反りで、元幅広く先幅バランス良くこれに伴う典雅な姿格好。小板目に杢交じりの鍛え肌は密に詰んで繊細な地景が肌目に沿って入り、刃文を写したような乱れ映りが入る。匂主調ながら刃縁に小沸の付く互の目丁子の焼刃は、小模様の互の目、地に突き入る角状の刃、小丁子などを交えて刃形は複雑。匂が立ち込めて透明感のある刃中には小足が入り、砂流しが細い金線を伴って掃き掛かり、帽子は乱れ込んで焼き深く返る。





優作を多く残すも、個銘の切られた作品が極めて少なく、その家系が詳らかではない法光(のりみつ)の刀。一寸五分程の磨り上げで、現在は二尺二寸八分。八分の反りで、元幅広く先幅バランス良くこれに伴う典雅な姿格好。小板目に杢交じりの鍛え肌は密に詰んで繊細な地景が肌目に沿って入り、刃文を写したような乱れ映りが入る。匂主調ながら刃縁に小沸の付く互の目丁子の焼刃は、小模様の互の目、地に突き入る角状の刃、小丁子などを交えて刃形は複雑。匂が立ち込めて透明感のある刃中には小足が入り、砂流しが細い金線を伴って掃き掛かり、帽子は乱れ込んで焼き深く返る。



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