短刀 肥後大掾貞國
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/bf/a28b6550418b54ccc04d9dcd700a2fa9.jpg)
短刀 肥後大掾貞國
慶長頃の越前刀工。刃長九寸五分、無反り、元幅九分三厘、重ね二分三厘、幅の広い樋を掻いている。がっちりとした造り込みの短刀。鎬の位置が樋の脇にあるため、かなり焼刃に迫っている、即ち切刃造に似ている。地鉄は小板目肌に細かな板目肌が交じり、越前刀工らしくザングリと肌立ち、いかにも切れそうで凄みがある。刃文は浅い湾れが小模様に乱れる感じ。肌目に沿って細かなほつれが掛かり、大仰な刃文ではないものの迫力がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d1/7005758ed9e4693816460cdadc12bef7.jpg)
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短刀 肥後大掾貞國
慶長頃の越前刀工。刃長九寸五分、無反り、元幅九分三厘、重ね二分三厘、幅の広い樋を掻いている。がっちりとした造り込みの短刀。鎬の位置が樋の脇にあるため、かなり焼刃に迫っている、即ち切刃造に似ている。地鉄は小板目肌に細かな板目肌が交じり、越前刀工らしくザングリと肌立ち、いかにも切れそうで凄みがある。刃文は浅い湾れが小模様に乱れる感じ。肌目に沿って細かなほつれが掛かり、大仰な刃文ではないものの迫力がある。
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