聖母マリアを讃える青の壁画と聖堂 ~大塚国際美術館 陶板名画の旅 ④
大塚国際美術館に再現されている「聖ニコラオス・オルファノス聖堂」はビザンティン(東ローマ)帝国時代(紀元前315年)に建てられたギリシャ正教の聖堂でギリシアのテサロニキという街に建っている。
聖堂の入り口には、聖人ニコラオスが迎えてくれる。
入口右側に描かれた、ちょっと冴えない人物だが、この聖人こそサンタクロースのモデルである。
上の壁画には聖ニコラオスの生涯が描かれている。
日が昇る方向、東は重要な場所で壁には受胎告知やキリストの生誕などが描かれ、日が沈む西壁には聖母やキリストの死が描かれ、東と西で生と死を対照的に表している。
青色の壁画がインプレッシブな小さな聖堂である。
北壁には誰もが知る主題「最後の晩餐」