ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

馬酔木(あせび)の咲くころと鹿たち ~奈良公園

2020-03-23 | 花めぐり~3月

馬酔木(あせび)の咲くころと鹿たち ~奈良公園

  奈良公園では馬酔木(あせび)が盛りだった。

 白い清楚な花が鈴なりとなって咲く、馬酔木はその名の通り、馬が食べると酒に酔ったようになるくらい毒性があり、奈良公園では鹿も食べない。

 よって、奈良公園には馬酔木が多いという。

 コロナ禍のため、奈良公園は人もまばらで貸し切り状態。

この日は「お水取り」の真っ最中で、東大寺二月堂周辺では「お松明」の準備をされていた。

 コロナ禍で観光客が減って、鹿せんべいを与える人も減ったので、鹿が飢えているという風評がたった。

 奈良公園内には、馬酔木以外は鹿の食糧だらけで、芝生を刈らないでいいのも、鹿のお蔭なのだが、外部の人はそうは思わないのだろう。

 鹿せんべいは、鹿にとって、あくまで、お菓子くらいのもの。

 ただ、好物であることは間違いない。

 彼等の横を通ると、鹿せんべいを持ってるかどうか、チラッと見て確認しているようだ。

 観光客がいなくなった奈良公園は鹿ばかりがやけに目立つ。

 鹿せんべい、買ってえな。

 奈良漬も買ってえな。

  

 

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