生きさせろ! 難民化する若者たち雨宮 処凛太田出版このアイテムの詳細を見る |
出版社/著者からの内容紹介
フリーター、パート、派遣、請負・・・・安定化する若者たちの
労働現場。そのナマの姿を、自身も長年フリーターとしてサヴァイブしてきた著
者が取材した渾身のルポルタージュ。この国の生きづらさの根源を「働くこと」
から解き明かす宣戦布告の書!!
著者について
1975年、北海道生まれ。99年、ドキュメンタリー映画『新しい
神様』(監督・土屋豊)に主演。00年『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デ
ビュー。著書に『自殺のコスト』(太田出版)、『すごい生き方』(サンクチュア
リ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)など。現在は生活も職も心も不
安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、
運動中。
抜粋
闘いのテーマは、ただたんに「生存」である。生きさせろ、というこ
とである。生きていけるだけの金をよこせ。メシを食わせろ。人を馬鹿にした働
かせ方をするな。俺は人間だ。スローガンはたったこれだけだ。生存権を二
一世紀になってから求めなくてはいけないなんてあまりにも絶望的だが、だから
こそ、この闘いは可能性に満ちている。「生きさせろ!」という言葉ほどに強い
言葉を、私はほかに知らないからだ。
(「はじめに」より)
だから「生き方本」か「お金を儲ける本」しか、本屋の平積みにならない訳だ。
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