高い山のない小さな離島は大きな河川がなく慢性的な水不足に悩まされています。そこで、空隙の多い岩石の中に雨水を貯留しておく地下ダムが考え出されました。実際に沖縄県宮古島では実用に供されています。そこに行っても何の変哲もない畑で、ダム湖のないダムです。ここでは空隙の多い琉球石灰岩が水瓶の役割を果たしています。でも水を漏らさない洗面器がなければ溜まりません。これには基盤の第三紀島尻層群が使われました。地下ダムの地質調査の要点は、琉球石灰岩堆積前の旧地形、つまりの不整合面の形態です。洗面器のような盆状か谷状の地形を見つけださなければなりません。図は鹿児島県喜界島地下ダム模式断面図(九州農政局パンフより)です。地質構成は宮古島と同じです。地中の谷状地形の下流側に地中壁を作って水を溜めようという訳です。
(鹿児島大学の資料より)
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~oyo/dam_r.html
離島では、こんな工事をするくらい、「水」というものが大切なんですね。
(鹿児島大学の資料より)
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~oyo/dam_r.html
離島では、こんな工事をするくらい、「水」というものが大切なんですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます