弩下川 博小学館このアイテムの詳細を見る |
内容紹介
十四世紀半ば、山間にある因幡の国・智土師郷は、年貢の取り立てに喘いでいた。
村を豊かにしたいという吾輔は、蒙古襲来時に日本で戦って捕虜となった胡人の子息たちと出会う。
小萩を妻とし、その兄義平太から瀬戸内の因島に行くよう教えられて、出かけていった吾輔は、村の柿渋で塩の交易をすることに成功する。
その後も繁栄を続ける村に、武士の一団が目を付けた。村は、理想を実現しようと鎌倉からやってきた光信や義平太を中心に、
戦う決意をする。百姓の武器は、弩と呼ばれる弓の一種だった。弩は古代中国で開発されたが、
あまり鍛練のいらない操作性ゆえか、侍の武器にならなかった。
苛酷な要求を拒んだ村に、騎馬を先頭にした悪党どもが襲ってくる。
映画「七人の侍」の様で、面白い。
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