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本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

宮本輝が大好きで読みまくっていた時代があった。

2007年02月21日 | 本・雑誌・漫画
はじめての文学宮本輝

文藝春秋

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今回、自選の本が出た。僕の大好きな短編「トマトの話」も載っている。立ち読みしていて、嬉しくなった。

五千回の生死

新潮社

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内容(「BOOK」データベースより)
「一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする」男との束の間の奇妙な友情(表題作)。トマトを欲しながら死んでいった労務者から預った、一通の手紙の行末(「トマトの話」)。癌と知りながら、毎夜寝る前に眉墨を塗る母親の矜持(「眉墨」)。他に「力」「紫頭巾」「バケツの底」等々、日々の現実の背後から、記憶の深みから、生命の糸を紡ぎだす、名手宮本輝の犀利な「九つの物語」。

錦繍

新潮社

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出版社/著者からの内容紹介
会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

「錦繍」も素晴らしい小説。他の誰にもかけない。宮本輝も強迫神経症と聞いた。僕もそう。どこか、似ていて惹かれるものがあるのかもしれない。

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