白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―癒しの苺ポット栽培、白い苺の話―

2014年11月21日 | 苺栽培

今年の秋の新プランター野菜栽培、妻に先立たれ事もあって気落ちし、秋野菜は何も育てる気に成らなかったのですが、既に買って置いたフランスからの輸入種子の 「フレンチエシャロット」、9月中旬に蒔いた種が良く育だってそろそろ本圃の植え付けの大きさに成りました。 それから、外房菜園に放ってあった苺の「カレンベリー」から伸びたランナー、先月半ばに掘り取ってポットに植え付けた12本程が、思ったより順調に育っているのを見ると、何かほっとして心を癒される思いが致します。

 

植え替えを待つ実生フレンチエシャロットの苗ー

其のプラポット栽培の苺、毎春種から育てるトマトの新プランター栽培より一足先に、陽春の最中に収穫期を迎える楽しさがあり、ポットなら移動も容易なら、熟れてたわわに成り下がるいちごの姿を其の儘に、妻の仏壇の前にも鉢ごと飾れると思うと、これぞ故人も喜ぶ追善供養かと更にうれしくも成りました。

実はそのプラポットいちご栽培、今年は一工夫して、小さな鉢の面倒な養液補給を省く或る種のケア―フリー栽培を試みはじめています。申し訳ありませんが其の種明かし、成果のはっきりする来春の其の時期まで、公開はお預けとさせて頂きます。

 

-7号プラポットで元気に育ついちごのカレンベリー

扨て、家庭園芸でのいちご栽培、アメリカでも大変人気が高く、ネット上には豊富ないちご情報が色々溢れているようです。其の中に、「パインべりー」(Pineberry)と呼ばれる「白いちご」の話が紹介されているのを見つけました。

元はオランダの或る会社が作り上げたF1種であり、それがオランダで栽培され、それを仕入れたUKのある野菜マーケットチェイン店が限定販売商品として店頭に飾って発表されたとあります。

其の名称の「パインべリー」、パインアップルとストローベリーからの合成語であり、いちごの味であり乍ら、その香りがパインアップルそっくりと言う一寸珍しい品種です。

アメリカの園芸愛好家の興味を惹いて、その種子の入手の問い合わせが殺到しているようですが、市販はされておらず、唯、ランナー苗は入手できるとの事です。

 

―これがパインベリーです!-WebPhotesより

それではこの珍しい「パインべりー」(Pineberry)の話、もう一寸紹介させて頂きます。尤も日本の苺と言えば、施設栽培が殆どであり、本来の5月6月に収穫される一季なり苺とは収穫時期が異なる促成栽培品であり、間もなく盛んに出回る季節となるのですが、其の値段も一流なら果実品質も亦、申し分ない程の優秀さを誇って居り、そんな海外のいちご等、余り興味の無い話と言うかも知れません。

 唯、ここで申したいのは、農薬使用大国の日本の苺、季節をずらす温室栽培環境故に農薬漬けとなり、その使用される農薬の汚染程度、許可された安全基準さえクリアーして居れば一切問題なしとする安全神話が農薬の一般常識ではありますが、それには兼ねてより疑義があり、健康に全く影響なしいとは決して言い切れえない事であります。

そんな商業施設栽培いちごが、日本の苺の一般常識となって居るのですが、多くの方にもっと広く苺を知る機会となって、誰もが苺なら自給用に簡単に育てられると思って頂けたらと、敢えて取り上げて見たのです。

 

―パインベリーのアップ写真―Mr. Strawberryより

扨て、この白いいちご、果肉が白くて種だけ赤い、何と言っても其の珍しさが売り物であり、色々と取り沙汰されているようですが、何分小粒であり、その上、受花粉用に或る別品種と混植する必要があり、其の植え付け数が馬鹿にならないと言います。何と充分な大きさの白いいちごを収穫するには、4本に1本の別品種のいちごを植え込む必要があると言うのです。

その上に熟すと果実が大変柔らかく、殆ど摘まんで収穫が出来ないと言い、それがネックで商品として流通の妨げであり、それだけに家庭園芸用の自家栽培向き苺とも書かれています。

まだまだ改良の余地あるようですが、其の色の珍しさ、パインアップルの香り、将来の市場価値は有望と言いますし、ビズネスになれば何でも商機にするのが今日の常であり、ブームとなるかが見物ですが、日本に入ってくるのも時間の問題かも知れません。

 

―パインベリーのアップ写真―Mr. Strawberryより

しかし、日本では、出まわる農薬漬けいちごを嫌って無農薬の自家栽培いちごを育てる気運には今尚遠いようであります。それに亦、心の癒しの園芸セラピーの栽培品目に良く揚げられる 「いちごポット栽培」にも、左程の関心が持たれて居ない事など考えますと、多くの方が陥っている、今日の飽食がもたらした、食に対する希薄な意識や思考が為せる態かも知れません。 それでは 「白いいちご」、家庭園芸向きと言う、欧米の捉え方とは大差があると言う事です。

 

―並べられたいちごの紅白ーWebPhotesより

話は元に戻しますが、前述の小さな鉢での養液補給の手間を省く、ケア―フリー苺プラポット栽培、うまく行ったら、お年寄りの方々に、手が掛からず、見て楽しんでは一つずつ摘まんで食べる 「癒しの園芸いちごポット栽培」に最適であり、早速トライして頂く為に、近くの老人ホームにも是非紹介したいと思っています。

 念の為に申して置きますがこの方式、新プランター野菜栽培と同じ養液栽培であり、通常の用土ポット栽培とは比較にならない程、果実の美味しさでも、成る量でも勝る事は請け合いです。

もし、このケア―フリー苺プラポット栽培、期待通りの結果が得られなかったら、勿論公開致しませんが、乞うご期待です!

追伸:「白いいちご」、ネット上で調べたら、日本にも既に別種?があり 「白雪小町」の名でタキイから種苗が売り出されていました。

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