白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

ブロッコリーの「鳥害」

2011年03月22日 | ブロッコリー

ブロッコリーは健康野菜の代表と言われ、体内でビタミンAに変わるカロチンを100g中に720mg含まれています。 ビタミンAは成人の一日当り所要量は1,800IUですが、ブロッコリーには100g中に400IUも含まれています。ビタミンAが欠乏すると夜盲症に成るように、眼に栄養を与え、充血を防いだり、眼の疲労回復にも効果があり、また、ビタミンAやカロチン自体にも発ガン抑制効果が認められます。

 

―2階バルコニーの新プランター栽培で育つブロッコリー12.5L容器3本植えー
ブロッコリーには、ビタミンCが100g中に160mgも含有しています。この値は廃棄率を50%と想定しても、ブロッコリー1/2分株(約100g)で、成人が一日に必要な50mgを十分に摂ることができる量です。その含有量を他の野菜と比べますと、イチゴ(同80mg)の2倍、カリフラワーの3倍、レモン果汁の3.5倍含み、キャベツの4倍、グリーンアスパラガスの13倍、レタスの27倍も多く含まれています。この様に、ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンCは、ビタミンAと同じく発ガン抑制効果があり、癌の予防には緑黄色野菜か欠かせません。取り分けてブロッコリーはお奨め野菜です。

次に、ブロッコリーに含まれている栄養素の中で、意外に知られていないのがビタミンKです。まだ、ビタミンK自体の働きもあまり認識されていませんが、実は摂取が難しいカルシウムの代謝を促し、骨への吸着率を高める役割を担っています。ビタミンとミネラルの互いに助け合う相乗効果があります。ビタミンKが不足しますと、骨に十分なカルシウム吸着がなされず、骨が鬆(す)の入った大根のようになってしまうのが、良く女性にも見られる骨粗鬆症です。ビタミンKは骨粗鬆症予防に欠かせない栄養素です。

収穫期を迎えた新プランター栽培ブロッコリーの頂芽ー
そのビタミンKは、カルシウム摂取に必要不可欠な栄養素であるにもかかわらず、自然界に、共に高濃度に含有する食物はあまり多くはありません。その中でブロッコリーは数少ない例外の一つ、カブの葉に次ぎ、意外にも比較的多く含まれています。其の上、ブロッコリーにはカリウムも多く含みます。カリウムは、塩分の中のナトリウムの害作用を抑え、体外に排泄する作用があり、塩分摂取を控える高血圧症の方にはぜひ採って欲しい栄養素の一つです。

ブロッコリーには、鉄も1.9mg含まれています。ポパイのホウレンソウ(3.7mg)にはかなわないですが、野菜の中ではトップクラスの含有量です。なお、ビタミンAは鉄分の吸収も促しますので、ブロッコリーの様にビタミンAを高濃度に含み、かつ鉄分をも含有する野菜は、女性に多い鉄分欠乏性の貧血を予防するのに最適です。

 

其の他に、ブロッコリーにはビタミンB1、B2、E、ナイアシンなども含まれています。そして何より、各栄養素をバランスよく含んでいるのが特徴であり、健康野菜の王様と言われる所以です。近縁のキャベツは、全身の機能を高め、老化を防ぐ野菜といわれていますが、栄養面で数段まさるブロッコリーは、病気の治療食としてもきわめて有効であり、胃、十二指腸潰瘍を始め高血圧、糖尿病、肝臓病の治療食として、また、鉄を多く含むため貧血症にも効果的です。

―大きく成長したブロッコリーの側芽―

以上は相馬博士の作物百科の話の要約ですが、秋野菜として収穫した後の脇から育つスチックが数多く取れるのが、新プランターブロッコリー栽培の大きな楽しみの一つです。

 

今年も新プランター栽培でブロッコリー品種「緑嶺」をプランター5個で合計15本育て、頂芽をしっかり収穫いたしました。その収穫後の側芽に異変が起りました。

 

―葉をすっかり、ぼうずにされたブロッコリー

ブロッコリーの葉がことごとく食害されました。近年、都市近郊の人工緑地帯から住宅地の庭木などに住み着いた「ひよどり」の仕業です。雑食性で大変狡猾な独占欲の強い鳥で、今や都市部でその勢力圏を拡大して先住鳥である「すずめ」を追いまわして近隣から駆逐しています。

 

―勢力圏に君臨して、声高にさえずる「ひよとり」-

近年は、「ひよどり」は、都市部での糞害に悩む「むくどり」と並んで、きらわれものとなっています。両鳥共に農業被害に手を焼いて狩猟鳥に加えられて久しいのですが、習性や生息環境までは考慮されない鳥獣保護法や自治体任せの狩猟行政では、法の壁もあってか駆除にも効を奏せず、多くの野生動物でも同様の個別被害が発生しており、生息環境の変化が齎す諸現象は、今や「害鳥」に限った事では有りません。

 

―葉が殆ど無くなった新プランター栽培のブロッコリー、これでは側芽も大きくなりません!-

東京都市部の収集生ゴミ荒らしの「カラス」騒動は、夜間のゴミだし自粛で収まりをみせていますが、一部の地方では今や住宅地に出没する熊やイノシシなど、大型野生動物の頻繁な出現が珍しく無く、新聞種にも余りなりません。

 

 ―神戸市内で夜間、生ゴミを漁る野生イノシシー「中国新聞イノシシ特集より」

 

―イノシシと共存する神戸の町、悠然と横断歩道を渡る野生イノシシ―「中国新聞イノシシ特集より」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿