白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―野菜の栄養価―ブロッコリーの話―

2011年09月13日 | ブロッコリー

9月10日付けの朝日新聞のBeランキングに、「一番好きな野菜?」の話が掲載され、朝日新聞の会員サービス「アスパラクラブ」のサイトで8月に実施したアンケートの結果の順位が1位から10位まで示されていました。1位はトマトで、10位はほうれん草でしたが、最も栄養価が高く、食べても美味しい筈の「ブロッコリー」が見当たりません。その後の15位迄にも姿を見せず、嫌いな野菜の10種にも入っていないのです。 

 

健康ブームを背景に野菜への関心が高まっているとは言え、一位の「トマト」に対し、何処にも姿を見せない「ブロッコリー」には、日本人の野菜の栄養価に対する一般的な認識度が、大分ずれているように思われます。

 

アメリカのWebサイト、「世界の最も健康な食品」には、「最も健康な食生活の鍵を握るのは、毎日摂取する食品の栄養価であり、私達の身体は、効果的に活動して健康を維持して行く為には最小限のカロリー量で、50種のビタミン、ミネラル、脂肪酸、アミノ酸等を必要とし、それ等の、ビタミン、ミネラル、抗酸化物、蛋白質、食物繊維、炭水化物、オメガー3脂肪酸、フイトケミカル(植物栄養素)の一定量を、毎日の食事から摂らなくてならない」とあります。

 

昨今は、「必要な全ての栄養素を、毎日の食事から摂るのは無理」とばかりに、栄養サプリメントの宣伝が、毎日のテレビ番組で溢れています。何がどのくらい必要で、何にそれがどのくらい含まれているのかが分れば、何方も、そんなコマーシャルを安心して見過ごす事が出来ます。

 

―青汁三昧のWebサイトーより

そのWHFoodsサイトの先週の特集に、「ブロッコリー」が取り上げられ、その優れた栄養価の話が載っていました。「ブロッコリー」は、新プランター栽培の定番野菜であり、度々紹介してきましたが、その「優れもの」振りをニュースレターから一寸抜粋して紹介致します。

 

 「コレストロールを下げる!」

―「ブロッコリー」は蒸す事で、コレストロールを下げる特別な利点が生まれます。蒸されたブロッコリーの中の食物繊維に関係する成分が胆汁酸と共に、より優れたコレストロールを包み込む働きをします。その包み込みが起ると、胆汁酸の排出が容易となり、その結果、コレストロール値が低下するのです。生のままでも「ブロッコリー」はコレストロール値を低下させる能力はありますが、それ程ではありません。

 「優れた解毒作用!」

―「ブロッコリー」は、生体の持つ解毒システムに強力で有力な作用を持つ事が最近の研究で明らかになり、その有力な解毒効果をもたらす鍵となるものは、ブロッコリーに含まれる化学物質である3つグルコシノレートの特別な結合体と解りました。このダイナミックな3つのフィトケミカルの組合せは、生体の持つ解毒作用の活性化、毒物の中性化、不要物質の排出の全ての過程で特別な促進作用を発揮します。

ブロッコリーのグルコシノレートから作られるイソチオシアネート(ITCs)類は、発癌や腫瘍化を防ぐ解毒制御分子であり、化学的な抗ガン剤となる物質でもあって、これらは様々なレベルで働き、特にシトクロームP450の働きを阻害して発癌を防ぐ作用など、遺伝子レベルでの解毒作用をも助成します。

「ビタミンD不足を解消!」

―「ブロッコリー」は、今や流行のビタミンD不足を解消する助けとなります。ビタミンDの不足を解消するには、大量のビタミンDの捕捉的な摂取が必要ですが、そのバランスの取れた代謝には、幅広く、ビタミンKやビタミンAの補給を要しています。ブロッコリーは、普通、強力なベーターカロチンの形でのビタミンAとビタミンKの組合せを含有しています。ビタミンD不足で、特に捕捉的な摂取が必要な場合には、ブロッコリーは食事に加える理想的な野菜と言う事になります。

 「豊富に含むフラボノイド!」

―「ブロッコリー」は、特に豊富な「ケンペフェロル」呼ばれるフラボノイドの一種の成分を含みます。最近の研究では、生体へのアレルギー関連物質による衝撃を「ケンペフェロール」が減少させる能力が明らかになっています。この「ケンペフェロル」系物質は、ブロッコリーの持つユニークな消炎作用の説明の助けとなるものであり、ブロッコリーの持つ利点による非アレルギー性食品の将来の研究の扉を開くかも知れません。

 ―蒸したブロッコリー156g含まれる栄養素と1日の必要量割合ー

以上が「ブロッコリー」の恩恵の最新情報ですが、現代病とも言われる「メタボリック症候群」の裏側には、「慢性炎症」、「酸素ストレス」、「低解毒作用」の3つの問題が潜んで居り、既に大きな健康上の解決課題となっていますが、ブロッコリーの持つ健康への恩恵を理解する上で肝心な要点でもあります。

 

更に付け加えて、「過去5年間の研究では、我々の主要な器官組織のガン発症のリスクは、「慢性炎症」、「酸素ストレス」、「低解毒作用」の3つの問題に関係している事が明らかにされています」とブロッコリーの恩恵の概説に記しています。

 

 

―新プランター栽培のブロッコリー

その全文の紹介は量的に無理ですが、ブロッコリーの歴史について一寸触れて見ますと、その原産地は地中海のイタリヤ半島であり、ローマ時代に、野生キャベツから生まれたそうです。それが中東地区に広がり、其処では大きな花蕾が珍重され、それがイタリヤに戻って更に栽培が重ねられて発達したのが今日のブロッコリーだそうです。アメリカに持ち込まれましたのは、新大陸に移住したイタリヤの移民によってであり、優れた栄養価の「トマト」のアメリカ大陸への入れ替わりとも申せます。

 因みに、今週のWHFoodsの特集の野菜は「トマト」です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新プランターでブロッコリー (大森 伯太)
2011-09-13 18:15:26
イチゴと思ったのですが,苗が9月下旬から10月上旬に売り出されるようで,新プランター栽培で挑戦しようと待ち構えていました.
待ちきれないで.ブロッコリーの苗を買ってきて,根を洗い,植えました.今結構大きくなっています.我が家の庭は,午後2時ごろになるともう日光が当たらない.ブロッコリーの栽培の様子にあるように3本植えました.
春先と違い,モンシロチョウも少ないようで,ブロッコリーができるのを楽しみにしています.
2階のベランダに移そうかとも思っています.
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新プランターブロッコリー (管理人)
2011-09-14 13:53:32
大森様

コメント有難う御座います。イチゴをやめてブロッコリーにしたは、実用の点で正解ですよ。

上手に育てれば、中央の花蕾を収穫した後も
側蕾が沢山収穫できますし、最後に菜の花を楽しんでから来春からのトマト栽培が充分間に合って出来ます。頑張ってください。

尚、ブロッコリーは日当たりが大切ですから、条件の良い場所に移動するのは結構な事です。
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