鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

解禁しました!

2007-07-01 22:24:50 | 提案・要望
 解禁日。
 とはいってもいまいち盛り上がらない解禁日ということで、午前5時前に目が覚めてしまったので、ゆっくり起床。
 着替える前に、車で近くのおとり店へ。2匹で1200円。自分で選ぶのではなく、奥さんが掬った網に入ったアユを“黙って”受取るシステムです。

 おとりを買ってきて、今度は着替え。着替えて川に向かったのは、6時過ぎ。ダイワのドライタイツを履き、メガネにクリップオンタイプのサイトマスター・セレンをつけて、次男からもらった白い帽子を被る。シャツは、勝負をかけて?赤いシャツとする。

 いつもならオトリ缶は持ち運ばないのだが、今日は小さい方のオトリ缶を川に持っていく。釣れないときは、早々に諦めて、おとりを生かしておこうと思ったわけ。

 向かうは、澱橋上流の岩盤の瀬(定点観測でいつも写している所)。水はやはり多いが、昨日ほどではない。濁りも濃い笹にごりというところか。
 先行者は2人、ともにガラガケの人。他には誰もいない、淋しい解禁風景。
 岩盤の瀬の上の瀬に立ち込み、仕掛けをセットする。
 竿は「ダイワ・VS銀影競技T中硬硬95SG」、水中糸はオモリを使うかもしれないと思い、「ホクエツ・尺鮎0.25号」とする。去年使用したもので、ハナカン仕掛けもついているもの。ごく楽背バリもついている。切れないことを第一に考えてのことです。

 足元は滑らない。水は冷たい。計測したら16度。冷たいはずだ。
 第一投?目は6時15分。背バリで十分もぐる。しかし、思ったとおりかからず。全くかかる気がしなかった。バイタルサインは全くなし。
 35分くらい動き回ったが、全くあたりなし。やっぱりだめかと諦めの心境で、そばにいたガラガケの人に話しかける。そしたら、「上流のほうで15匹くらいかかった」らしいというではないか。松淵の付近とか。ということは48号線のトンネルが切れるところ。

 上流に向かう。松淵には先行者が一人いた。でもこれから仕掛けをセットするところ。雑談しながら、付近を見渡すが、とても水が多すぎて、ここでは竿は出せないのではないかと思う。動けない。少し上流にも行けそうにない。
 先行者は、竿を伸ばして糸をセットし、ハナカン周りをセットするときに、大きくあおってしまったためか、竿がパキーンと軽い大きな音を立てて2箇所で折れてしまう。ああ!気の毒な・・・・。自分の竿ではないが、いい気持ちではない。

 もっと上に行くことにする。下の堤防と上の堤防が合わさるところに、人相のあまりよくない4人組みがご飯を食べていた。もうひと勝負が終わったという感じで、缶ビールまで飲んでいた。
 かかわりたくない気がしたが、入川するためには挨拶をしておかないと拙いかもと思い、話しかける。一杯話が返ってきたが、話しかけてよかったなと思ったのは、この付近は釣れるということ、アユがいるという。
 一人が、牛越橋のうえで“投網”をしてきたという。そして30匹取ってきたとのこと。牛越橋から下流域は8月14日までは投網は禁止ですが、牛越橋上流域は投網可となっています。それでなくても数が少ないのに、投網ですから、がっかりです。
 
 ガラガケでは、15センチ以上のアユがそこそこ釣れている。4人でガラガケをして、アユを散らしてやったから、深い瀬に寄っているのではないかとかいう。
 まあ、何にしてもアユがいて、アユが釣れればそれでいい、何としてもボーズ、解禁日のボーズだけは避けたいという強い思いで、川に入る。

 左岸に友釣りの先行者が一人いた。話しかける。パッとしないという。彼の上流に入らせてもらう。ここでの第一投?は7時30分。目の前には広い岩盤、その奥に(右岸側に)いい感じの石と流れがある。深さがあり、根がかりしたらアウト。
 泳がせること10分余。待望のあたりあり。ガサガサというか、ゴソゴソというか前あたりがあって、よしこれは来るぞ!と心を弾ませて、本あたりを待つ。強いあたりとともに目印は下流に。十分にためて少し下って、慎重に引き抜く。

 やったあ~、17センチクラスの放流アユ(と思われる)が無事タモに収まる。時に7時42分。これで、解禁ボーズがなくなったと内心では大喜び。(情けない話ですが)


 早速おとりを取り替えて、再度送り出すも釣れず。そのうちまた上流側に友釣りの人がやってくる。30分以上粘るが、かからず。一回かかったのだが、水中でのバラシ、逆バリのみ外れていた。

 ここも見切って、いっそのこと牛越橋の上流に向かうことにする。川の中を上流に歩くのは大変なので、一旦堤防に上がって橋に向かう。
 何ということか、この光景は一体何なのだ!上流にはガラガケの人が4,5人もいるではないか。こっちの方が釣れるのか?!左岸から竿を出してみたが、全くあたりなし。空しさのみ漂う。何という悲惨な解禁日となったことか!
 
 何処の局かは不明だが、テレビカメラが撮影していた。会いたくないなと思っていたら、向こうから話しかけて来た。「どうでしたか?」「さっぱりです。たった1匹。」「どうして釣れないのですか?」「解禁直前の大雨、コケがながされたこと、水温が低くなったこと」と言う会話をしたら、録音しますので、もう一度同じことをお願いしますときた。惨め!

 9時過ぎ、橋脚の下の急瀬というか荒瀬に入る。ここは中州の左側にあたり、右側は三居沢発電所からの放水路があるところ。幅は15mくらいで、左岸ぎりぎりでも水位は腰くらいまである。
 だめもとで、おとりを入れたところ、すぐに強いあたり。居たのです。居るところには居るのです。9時10分から11時頃まで中州の左の本流で、15、6匹はかけました。

 しかし、狭くて流れが急で不安定ということもあり、4回もキャッチミスを犯してしまいました。恥ずかしい。結局ここでのキープは12匹でした。大きさは18センチ前後から20センチくらいまでの大きさ。11時30分から休憩。

 この頃の水温は18度から18.5度。

 後半は12時半から、最初の1匹を釣ったところに入る。この付近には友釣りの人が5人となる。この付近を行ったりきたりして、3時までにキープが11匹でした。合計24匹となりました。

 澱橋付近からは全く考えられないことです。養殖鮎を放流したのは、澱橋に100キロで、牛越橋ではないのに、実際は一つ上流の牛越橋の前後にアユが一杯たまっている。遡上したのと下ってきたのと両方のアユがたまったのでしょうか。
 この前の大雨増水でも、この付近(牛越橋下流域)の石は滑るのです。そりゃいつもよりは滑りにくいけれど、石は黒いし、歩きにくいのです。だからアユがたまったのでしょう。

 広瀬川に入るのであれば、絶対にここがお勧めです。牛越橋の下流左岸。ここなら、上流に車を止められるし。


 今日は、結果的にはいい思いをさせてもらいましたが、これも積極的にいろんな人に話しかけたお陰と思います。挨拶をして、仲良く釣りたいですし、そうするといろいろ情報も入って、お互いの利益にもなるというものです。
3時の水温は、20度でした。

(その他)
・右腕が疲れました。左岸からしか竿を出せなかったので、どうしても前を握る右手が疲れてしまいます。
・ウミネコが2羽、飛び交っていました。一回は、危うくかかり鮎を抜こうとしているときに襲われかけました。
・ウグイスがすぐ近くで一杯鳴いていました。きじも鳴きました。
・最上川の清川、ここはガラガケはできないそうです。漁協からNOとか。
・ガラス製の偏向グラスは重くて、鼻めがねになってしまいます。

 お付き合いありがとうございました。
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3 コメント

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あけおめ (yodakinbo)
2007-07-01 23:28:53
解禁おめでとう御座います。解禁日は鮎師にとっては竿を出したいものです。

釣果もあって良い解禁になったのではないでしょうか。
オトリ1匹600円は高いです。こちらは高いところで3匹1000円、だいたい1匹250円です。

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Unknown (じじ)
2007-07-02 00:30:38
釣果も多く納得の行く解禁日だったようでおめでとうございます。

昨日でしたしょうか?朝テレビで揖斐川の鮎釣を放映していました。色々な方法、工夫、コツがあるようで楽しいのだろうなと思って見ました。

前はまったく興味が無かったのですが、結構楽しみました。
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ありがとうございます。 (newone)
2007-07-02 07:13:51
 何とか様になりました。

 これも、yodakinbo・じじ、お二人のお陰と感謝申し上げます。

 今朝は体のあちこちが痛いです。心地よい痛み?
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