26日(日)に入ります。
個人的には久し振りにぐっすりと眠れました。5時前には目を覚ましましたが、疲れはとれていました。
朝食は7時からということですが、6時30分過ぎに1階の食堂に行き、朝食としました。朝食もよかったと思います。夕食と朝食を食べた感じでは、やはり全体的に味は濃いというかしょっぱい感じがしました。私は、薄味に慣らされてきましたので。本当は濃い味付けが好きなのですが。
出発前にオヤジさんにいろいろ聞いて、情報の収集です。26日は、午後2時には帰途に着くと決めていましたので、実質的に釣りができるのは午前中ということになります。
昨日は各人そこそこ釣れたので、今日は米代川といえば”大アユ”、数は少なくても大アユに挑戦してみようということで、上流域に入ることにしたのですが、入るとしてもどこがいいのか貴重な情報が必要です。
オヤジさん曰く、ここから二つ上の橋がいいのではないかと。投網でいつも大アユが捕れるところがあり、それが二つ目の橋のところだとのこと。
コンビニにて昼食を確保してから、上流に向かいました。
昨日の夜、宿にあった米代川の釣りマップを見た釣り友が言うには、特養のあるところの川が、いい川相をしている、トロあり、瀬ありでいいのではないかとのことで、そこに向かう。
大館市立の十二所体育館のところに車を止め、着替えました。丁度26日は大館市の学区民?の運動会がある日でした。
ここの川相は上流のほうに階段状の堰堤があり、その下は深い瀬、トロ瀬が続き、どこから見ても大アユが棲みつく場所と思います。
ここでとりあえず竿を出しました。
竿はダイワの「硬派”剛”95引き抜き早瀬」、水中糸は昨日より太い仕掛けにして、ホクエツの「尺鮎0.3号」で、上の付け糸は0.6号、下の付け糸は0.5号でした。ハリは8号の4本イカリで、ハリスは2号です。
瀬から瀬尻の平瀬までのところに並んで竿を出しました。しかし掛りません。
上流にいた釣り友が下りました。広い緩やかな平瀬に入りました。そこで掛ったのです。大きい鮎のようで、かなり釣り下りながら右岸の浅瀬の方に寄せようとしています。
遠目には確保したかなと思ったのですが、後一歩というところでばれてしまったということでした。鮎の頭部にハリがかりしたのですが、掛かりが浅かったようです。因みに二本チラシとのことでした。
でも、大アユはいるということがはっきりしたので、ヤル気が出てきました。鮎釣り師はいずこも同じでしょうが、釣れるところに引き寄せられます。私も上流から彼の下流に向かいました。でも、そうは問屋が卸しません。掛りません。しかし、彼にはまた掛りました。しかし、痛恨の親子丼でした。
平瀬の100mほど下流に瀬が見えました。ダメもとで行ってみることにしました。いい瀬です。右岸からも左岸からも竿を出せます。私は右岸から下っていったので、右岸から竿を出しました。
時に10時10分くらいですか、竿を出してから1時間余経っていますが、ググッといういい当たり。来たあ、何としても捕ってやるという覚悟で竿をため、立てていきます。そして出来るだけ右岸に寄せて引き抜こうとしたのですが、浮いてきません。オトリ鮎さえ出てきません。
何だこれは、そんなに大きいいのか?!必死になって態勢を立て直し、少しでも浅いところに寄せようとするのですが、寄ってきません。竿は満月のように曲がっています。これは下手をすると折れるかもしれないと思いました。
寄って来なければ引き抜くまでだ!と覚悟を決め、何としても抜いてやる、竿が折れるならばそれもいいだろうという気持ちで竿を立てます。ようやくオトリ鮎が顔を出しました、しかし、掛り鮎は見えません。なにくそっと渾身の力をこめて抜きの態勢に入りました。顔を出しました。でかい!!何としても捕ってやる!!辛うじて水面ぎりぎりを飛んできて、何とかキャッチしました。
ヤッタアー!!思わず叫びました。それだけ大きかったのです。これぞ米代川の大アユ、巨鮎です。27cm以上あるかも、もしかして尺鮎かもと思うくらい大きい鮎でした。
心臓はバクバクでした。居たあ~、居るのだ!やったあ~。天にも昇る気持ちでした。その鮎は片手では持てません。引き船に入れるのにどうしたか?引き船を体の前に持ってきて、巨鮎を両手で掴んで慎重に引き船に入れました。ほっとしました。
オトリ鮎は2匹でした。これを交互に使うことにしました。引き抜くのに時間はかかりましたが、何十メートルも下ることもなかったので、結果的にオトリ鮎は弱りにくかったのかもしれません。
以下、(その5)に続きます。