鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

秋田県阿仁川釣行 その1

2012-08-12 20:47:03 | その他河川

 写真が多くなります。ご容赦ください。(その方がいいですか?) 下の写真は10日午前3時20分頃の東の空の様子です。お月さんが右上にあり、その斜め下に夏の大三角形?の二つの星があるのではないかと思いますが、どうでしょうか? こんなに暗かったです。

 

 古くからの鮎釣り仲間と二人での阿仁川釣行。午前4時前に高速に乗ると料金が半額になるそうです。6,000円が3,000円ですから、これはありがたいことです。 途中休憩しながら阿仁川のキクチオトリに着いたのは8時過ぎでしょうか。 堤防の上にあります。

           

 10日、11日と二日ここに立ち寄ったのですが、驚いたのはここにやってきた車のナンバーです。横浜・相模・品川・練馬・千葉とかのナンバーの車が入れ替わり立ち寄りました。 関東地方からもこんなにも釣り人が集まってくるのです。 関東地方には、中部地方にはいい河川が一杯あると思うのですが、秋田の北部までやってくるのです。そのパワーには驚きです。

                      

 上の写真はキクチオトリの上流の様子です。幽玄?さを感じませんか? 下はちょうど真正面のトロ瀬の様子です。

         

 最後はさらに下の早瀬から急瀬の様子です。 何にしてもすごい渇水です。釣り友は去年の今頃もここに来ていますが、1年前はもっと水量があったそうです。 そして瀬でいい思いをしています。

 

 ここで日釣り券を1,000円で、オトリは1匹@600円を2匹ずつ購入しました。 オトリが1匹600円とは正直高い!!と思います。 仙台と同じです。小国川では400円かな。 日釣り券の1,000円は安いです。

 オトリと日釣り券を手に入れて、次はどこの瀬に入るかです。 去年いい思いをしたところ等を回ってみます。 しかし、平日というのにどこの瀬にも車があり、釣り人がいました。 いろんな橋を見て回り、どこに入ろうか思案します。

 その結果「五味堀」の上流の瀬に入ってみることにしました。 

                    

 上が上流側のトロ瀬、下は平瀬から早瀬に続きます。 ナントなんと何と水が綺麗なのでしょうか!!透き通って川底がはっきりと見て取れます。 キラキラ輝いています。 感激しながら川を渡って行くと思ったよりも深く、腰くらいまであったりして、きれいな水の川の深さは要注意であると再認識した次第です。

 

 川底の石は、ここに鮎が一杯いるよと教えてくれているかのようでしたが、現実は厳しい!!釣れないのです。掛からないのです。追ってくれないのです。 9時30分から竿を出しました。 竿はシマノの珪石(90-95)です。水中糸はフロロの0.25号にしました。1時間経過しても釣果は0(零)です。

 期待外れ?!下の写真の左側に小さい中洲(水量が少ないため中洲になっているのでしょう)があり、その左岸に分流がありました。 下流の瀬で竿を出していた先客が釣れなかったのか、その分流の下流域に移動して竿を出していたら、何と竿が曲がったのです。 それを見て思わず吸い寄せられました。

 そこで狭い分流を泳がせてようやく2匹かかりました。20センチくらいの鮎です。よく見るとこの分流はそれなりの水深があるのです。本流筋よりも水量が、水深がありました。 これは水深のあるところの方が掛かるのかと思い、分流が掛からなくなったので、最初のところよりも上流の瀬が絞られているところに行きました。 上の写真の右上端です。

 左岸にテトラが並び、狭いながらも水量のある急瀬が続いていました。 そこにオトリ鮎を入れてほんの数分後、一気に竿が絞られました。 20センチオーバーのきれいな鮎でした。

  きれいな阿仁川のマタギ鮎です。

 その後この急瀬の下の方でもいい型の鮎が掛かりました。 4匹の釣果。ちょうどお昼頃。 9時30分から12時までの2時間30分でたったの4匹でした。 正直がっかり、こんなはずではなったのに・・・、恨み節が出てきます。

 それで午後からはどこに入るか、昼食後これまた動き回りました。 その結果「白坂」の下流の瀬がよさそうでした。 個人的には、よく見ているブログ ”チーム・ポテト” に出てきた「白坂」の腰までの早瀬で22センチクラスの鮎を釣って見たかったのです。 ここがブログでいう「白坂」かどうか確信は持てませんが、トロ瀬から平瀬、急瀬、荒瀬と続きます。(後でキクチさんと話したら、ここは通称「ババヘラ」というところなのだそうです。

 「ババヘラ」と聞いて、皆さんは何を思い出しますか?最初聞いたときは変な名前?と思ったのですが、漢字で書くと「婆箆(へら)」となります。 これの意味するところは、秋田名物「ババヘラ」、おばあさんによる街頭(というか路上)でのアイスクリーム売りのことをいうそうです。 派手な夏用のパラソルの下で、おばあさんがアイスクリームを箆(へら)で掬って販売するというものです。アイスクリームというかソフトクリームですね。

 我々は堤防を越えて左岸から川に入ったのですが、その時はちょうど真正面の右岸には3人の釣り人が居て、帰る用意をしていました。 1台の車に3人が相乗り。 見た様子では、あまり釣れなかったかのように感じました。釣れたのであればもっと満足感というか、達成感みたいなものが感じられるのではないでしょうか。 でももう時間でもあるし、ここで竿を出してみることにしました。

 午後2時30分から午後5時過ぎまで竿を出しました。

 瀬頭から早瀬になり、急瀬から荒瀬に変化します。 わたしは瀬頭から、釣り友は急瀬の左岸から竿を出しました。 2匹掛かったら相手に知らせることにして、いざマタギ鮎との勝負です。 上2枚の写真は上流側から下流側を、3枚目は下流側から上流側を撮りました。

 

 私が上流にいるので下流の釣り友が掛ければ分かります。ほどなく彼の竿が曲がりました。 居る、瀬に居る!と考え、私は右岸側からこの変化に富んだ瀬を攻めることにしました。 水中糸は広瀬川で何度も使っているフロロの0.3号です。フロロの0.3号は無敵です。とっても強い仕掛けです。 安上がりでもあります。

         

 右岸側から竿を出しましが、掛かるのはどちらかというと流芯よりも左岸側でした。 最初の当たりはそんなに強くはないのです。 おっ来たな!という感じで、下流に走ります。それからです、大変なのは!?流れが急ですから、2匹の鮎はなかなか浮いてきません。 どうしても下り気味になります。下りながら少しでも右岸へチに寄せて、抵抗を少なくしてから抜きたいと思うのですが、そうするとどこまでも下がらなければいけなくなりますので、伸され気味の状態から半ば強引に抜きに掛かります。そうするとどうしても?途中でジャンプしてしまいますが、いつもならそこで再度抜きをやり直すのですが、そういうことはやめてそのまま”ままよ”と覚悟をして引き抜きました。

 幸いここで掛けてキャッチミスはありませんでした。水中でのバレは、掛かりが浅かったのでしょう、何度かありましたがそれは仕方がありません。

 何といってもギューンと竿が絞られ、鮎と初老の釣り師との戦い、これがこたえられません。これぞ、鮎釣り、鮎釣りの醍醐味です。 掛けては下り、下っては上りの繰り返し。

 

 上の写真はその強く長い瀬を下から見たものです。どうですか、惚れ惚れする瀬でしょう。ここで20センチオーバーの鮎が、追気満々のマタギ鮎が掛かるのです。 疲れますが楽しいです。クタクタになりますが心は充実しています。

 その後瀬頭でも竿を出し、いい型の鮎が掛かったのですが、空中途中でバレテしまいました。これは悔しかった。

 肝心の釣果ですが、自分としてはここで10匹以上は釣りあげているとばかり思っていました。 ところが、アニハカランヤ、数えてみると8匹なのです。10-2=8 えっこれはオカシイ?どこかで逃げられたか?そんなことさえ思ったのですが、現実は現実、それだけ鮎釣りを徹底的に楽しんだのだ!ということです。 鮎釣りの本領発揮というところです。

                  

 上が私の釣果、下は釣り友の釣果です。

 

 私としては、4+8=12匹 つまり、今年になって初めてツ抜け達成!!ということです。 オメデトウ、newone!!です。

 長くなりました。きょうはこの辺で。読んでいただきありがとうございます。 (続く)

 

コメント (2)
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