鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

アユの話・・バラをバックに(その1)

2009-06-16 21:47:43 | お知らせ

 月刊「つり人」2009年7月号の記事の紹介です。ライターは、たかはし河川生物調査事務所の高橋勇夫氏。

 題して「知っているようで知らない アユの話」ですが、いろいろ興味深いことが書かれています。

  

 (その1)アユの縄張りと体色の黄色には必然的な関係はない・・・・・

 アユの体表の黄色は、ゼアキサンチンというカロテノイド系の色素に由来している。このゼアキサンチンという色素は、コケの中でもラン藻に含まれている。ケイ藻には全く含まれていない色素であり、アユの主食はケイ藻ではなくラン藻である。縄張りアユは、一定の場所のコケを食べるので、縄張り内はケイ藻がなくなり、ラン藻主体となるが、ラン藻は全部剥がされることはなく、必然的にゼアキサンチンを多く取るため体表の黄色みが強くなる。

    

        

 (その2)アユの卵・・・

 アユの卵を食べる魚は多く、ウグイ、オイカワ、ニゴイ、ヨシノボリ等があるが、その中で一番多く食べているのは、実はアユなのである。アユによる食卵は、産卵期間中絶え間なく行われている。その理由として、産卵期になると食べるものが乏しいため、一番手近な食料が他のアユが産んだ卵ということ。こういう食卵行動は自分の子の種内競合を緩和するという意味があるとの説もある。

           

 

              

 (その3)陸封アユが増えている・・・・

 一生淡水で過ごす陸封アユは、琵琶湖産アユを放流した場合に発生すると思われているが、実は海産系のアユに由来しているケースが多いらしい。もともと琵琶湖産のアユも10万年前は海産アユの子孫なので、何の不思議もない。関西以西の暖かい地方にあるダム湖で集中的に発生しており、地球温暖化が陸封アユを増やす方向に働いている。

          

 今日も6枚のバラの写真をアップさせていただきましたが、今日は2回目で、1回目は13日となっています。13日から見ていただくと面白いかなと思うのですが。撮影はいずれも6月10日のお昼です。

 今後も写真のアップは続きますが、10日に撮影したものであることをお断りしておきます。

 

 蛇足ですが、鳩山の辞任に関して、西川社長の後釜として、朝日新聞では井上秀一(NTT東日本)他といっているようですが、13日付けの「きっこの日記」では、生田正治(元日本郵政公社総裁)、和田紀夫(NTT会長)、西室泰三(東京証券取引所会長)と紹介されています。 果たしてマスコミはここまではっきりと書けるのかどうか、いつ書くのか楽しみです。

 


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