鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

アユの話・・・バラをバックに(その2)

2009-06-17 21:58:21 | お知らせ

 このところ東北楽天ゴールデンイーグルスのことを書いていません。何故か?今日も広島Cに勝ちまして、これで4連勝。 いつしか連勝していて、借金も返し、貯金が1になりました。

 何度も言っているように、私は広島Cの長年にわたるファンであり、セリーグとしては何としても広島Cに勝って、優勝してほしいものですが、セ・パ交流戦でその広島Cと楽天GEが戦うとなると、どちらを応援すべきか何とも悩ましくなってしまいます。

 結果的に、どちらもチャンスには得点して欲しい、その結果チャンスを大いに活用して少しでも多く得点した方が勝てば、それはそれで仕方がないと思うようにしています。明日も対広島C戦があります。テレビ放送もあります。

  

 昨日の続きです。月刊「つり人」’09-07号。「知っているようで知らない アユの話」(たかはし河川生物調査事務所・高橋勇夫氏)

 (その4)中国からアユが輸入される?・・・

 中国でのアユの分布範囲は広く、北は北朝鮮との国境(北緯40度)から、南はベトナム国境付近(北緯22度)まで、ほぼ全域で確認されている。琉球列島よりも地理的な距離が遠い中国のアユが、リュウキュウアユよりも遺伝的な距離は日本本土のアユに近い。中国では福建省がアユの主産地で、養殖も行われている。かっては日本にも輸出されていた。

     

        

 (その5)放流したら釣れるって、本当?・・・

 ①情報化の時代にあって、解禁当初の「釣れない」という情報が、漁協の一年の遊魚収入を左右し始めている。⇒確かに解禁日の状況だけでその川の釣果を決めつけられては、漁協はたまったものではないでしょうね。

 ②放流に対する釣り人の勘違いが、負の連鎖を生み始めた。現在、種苗放流というやり方では、「釣れる漁場」を造ることがきわめて難しい。

           

              

 高知県のアユの漁獲量と放流量の経年変化をみると、放流量は飛躍的に増えたのに、漁獲量は逆に急減している。

 その理由として考えられるのは、1)放流した種苗の生存率の低下である。冷水病が蔓延してからは、平均的に見ても生存率は40%程度まで落ちているのではないか。 2)種苗サイズの大型化がある。20~30年前の種苗サイズは3~5グラムだったが、冷水病対策として大型種苗が推奨されたためサイズは10グラム程度になっている。

         

 つまり、単純に考えると、同じ経費でかっての半分の尾数しか放流できていないことになる。

 生存率が半分で、放流尾数も半分であるならば、この変化だけでも放流効果はかっての四分の一に低下していることになる。

 さらに、川の漁場面積から必要な放流尾数を計算してみると、ほとんどの河川で実際の放流尾数が必要量を大きく下回り、この傾向は規模の大きい川ほど顕著である。 この原因は漁協の経営規模(放流資金)に対して、漁場面積が広すぎることで、もともと放流だけで漁場を形成するのは絶対に無理といえる河川が多いのである。

 それでもかってアユがよく釣れていたのは、天然訴状アユがそれなりに多かったからである。

 そして、このままでは10年後にはかなりの漁協が経営難で解散するだろう。 漁業権がなくなった川でどのような開発工事が行われるか、釣り人ならご存知のはずである、と我々に問いかけています。

 どうですか、目からうろこではないですか!!

 

 バラの写真のアップは今日で3回目となります。13日、16日、17日ですが、まだまだ続く予定です。撮影は10日です。


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