先日、共立製薬さん主催の「ネコインターフェロンのわかりやすい治療法ー使用するにあたっての基礎知識ー」に参加してきました。
インターフェロンの主な効果は「抗ウイルス作用」「細胞増殖抑制作用(抗腫瘍作用)」「免疫応答調節作用」で、それらについて様々な症例をもとに説明してもらいました。
セミナーで学んだ知識を現場で活かせるように頑張ります。
獣医師 平湯
先日、共立製薬さん主催の「ネコインターフェロンのわかりやすい治療法ー使用するにあたっての基礎知識ー」に参加してきました。
インターフェロンの主な効果は「抗ウイルス作用」「細胞増殖抑制作用(抗腫瘍作用)」「免疫応答調節作用」で、それらについて様々な症例をもとに説明してもらいました。
セミナーで学んだ知識を現場で活かせるように頑張ります。
獣医師 平湯
先日、避妊手術を行ったジジちゃんです♪
黒猫さんでジジちゃん。。。「魔女の宅急便」からのお名前だそうです♪
↑とてもきれいな黒猫さんでした!
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 平湯
臨時休診や院長不在の日がございますので、下記カレンダーで確認され、ご利用ください。
クリックすると、カレンダーが表示されます!
スマホの方はこちら からご覧ください!
~6月より、水曜と土曜も19時までの診療となりました~
今回は乳腺腫瘍で来院された5歳のトイ・プードルのモモちゃんを紹介します。
お腹に小さいできものがポコポコとできているとのことで来院され、おなかをよく見てみるとちょうど乳腺に沿って硬性の腫瘤が5個確認されました。
犬の乳腺腫瘍は報告では約半数が悪性であり、良性でもそのままにしておくと悪性に転化することがあります。また針を刺して行う細胞検査でも曖昧な結果になることが多く、確定診断ができません。
そのため、治療は検査もかねての外科的切除が第一選択になります。
特にモモちゃんの場合は、両側の第3~5乳腺にかけて多発していたため、乳腺の両側全切除を行いました。
↑手術前の様子です。この写真では直径1cm程の腫瘤が2つ確認できます。
↑乳腺全切除を行ったため、傷口がかなり大きいです。
↑2週間後の抜糸時の傷です。懸念していた血流障害等もなく、無事きれいになりました。
病理検査の結果、今回のモモちゃんの乳腺腫瘍は残念ながら低悪性度の癌でした。しかし、飼い主さんが日常的にしっかり見ていたため、早期に発見、切除ができたことは不幸中の幸いでした。
今後再発等に注意しながら見ていく必要があります。
できてしまったら大変な乳腺腫瘍ですが、早期の避妊手術により、予防されることが知られています。特に初回発情前に避妊手術を行うと90%予防できると報告されています。
そのため、子供を産ませる予定のない女の子のわんちゃんは若いうちに避妊手術をすることをお勧めします。
獣医師 小芦
2月の臨時休診日のお知らせです。
4日(水)臨時休診
22日(日)臨時休診
25日(水)臨時休診
*後日掲載いたします「獣医師勤務カレンダー」をご覧ください。皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。
昨年、平成26年6月から、水曜日と土曜日が、19時までの診療となりました。
お昼の時間帯の12時から16時は、手術と並行して診療をおこないますので
予約が必要です。ご希望の方はお電話にて、ご予約ください。
日曜日は、従来と同じく午前中のみの診療です。
診療時間の拡大に伴い院長・獣医師の勤務日が以前と異なるため、勤務予定が整い次第「獣医師勤務カレンダー」にてお知らせ致します。
地域: 福岡県 糟屋郡 粕屋 須恵 志免 宇美 篠栗 リヴ動物病院 TEL 092-933-0686
先日、頭のおできの処置を希望されて来院されたのは19才のナナちゃんです。
ナナちゃんは様々な問題を抱えておりますが、飼い主の方の献身的な介護のお陰で、快適な生活を送っている幸せな子です。
↑頭頂部に出来た2ヶ所の皮膚腫瘤が化膿しているような状態でした
↑頚部にも化膿しそうな皮膚腫瘤が1ヶ所
ナナちゃんの年齢や抱えている問題の事も考えて、飼い主の方と相談し、今回は局所麻酔下でのレーザーによる蒸散処置を行いました。
↑処置後1ヶ月経過時の様子
蒸散処置は、出来ないケースもありますが、ナナちゃんのようなケースでは負担が少なくメリットの高い効果を発揮してくれるので、そういう意味合いでは、かなり質の高い治療効果を発揮してくれます。
↑もうすぐ20才ですね!頑張れナナちゃん!
獣医師 佐藤
先日は、博多駅JR九州ホールで開催された「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」に参加してきました。
福岡県では全国に先駆けて「医師会」と「獣医師会」が協定を結んでいます。
内容としては、現在西アフリカで猛威をふるっているエボラ出血熱に始まり、狂犬病や鳥インフルエンザ、また身近なものとしてはペットから知らぬ間に感染するパスツレラ感染症など、多岐にわたる内容でした。
また、特別ゲストとして、深町健二郎さん、大田こぞうさん、そして動物からの病気に移らない代名詞である「ムツゴロウさん」の面白いお話しも聞けて楽しく有意義なシンポジウムとなりました。
獣医師 佐藤
耳と脇が痒いということで来院したのはシーズーのハッピーちゃんです。
↑カメラを向けると、とてもいい顔をしてくれたハッピーちゃんです。
今回、一ヶ月間シャンプーができていないとのことで、まずはかゆがっている箇所の毛刈りを行いました。
↑左前肢の脇です。
↑右前肢の脇です。
両脇とも胸のあたりまで赤みが広がっていました。
一体なぜこんな風になったのでしょうか?
今回の脇のかゆみが起きている場所に細菌などがいないか検査を行ったところ、「マラセチア」という菌がいました。
「マラセチア」とは、カビの一種(真菌)で、動物の正常な皮膚や耳道に少数いるのですが、これが増えすぎると体がベタベタと脂っぽくなり、赤みや痒みを引き起こします。
この菌は身体の皮脂をごはんとしているので、皮脂が多い状態が続いたりすると異常繁殖を起こして皮膚炎なども引き起こします。
通常は正常な皮膚にも少数存在する菌なのですが、何かしらの原因(基礎疾患としてアレルギーなど)によって皮膚のバランスが崩れて菌が増殖する結果につながっていると考えられています。
今回、治療としてはまず薬用シャンプーで身体全体を洗う事から始めました。
シャンプーは、汚れや余計な皮脂を落とすだけでなく病原体やアレルゲンなども落とし、それらが原因で増える細菌やカビを抑えてくれるので、とても大切な治療法の一つです。
一週間後に経過をみてみると、かゆみはあるけど減っていて赤みもだいぶ引いているとのことでした。
今後も経過観察を行い、肌のケアを頑張って、快適な生活を送ってほしいです。
また、このマラセチア性皮膚炎にかかり易い好発犬種としてシーズーが圧倒的に多いといわれているので、シーズー犬を飼われている方はご注意くださいね!
↑2ヶ月後の様子です
獣医師 平湯
昨年末に左の側頭部にできものが出来ているのに気が付いた。と来院されたのは、ミニチュアダックスのみわちゃんです。
↑何事にも動じないしっかり者のみわちゃんです。
飼い主さんははじめ、ダニが付いていると思い、取ろうとされたそうですが、取れずに出血したということで来院されました。
診察した時は直径2mmほどのとっても小さい腫瘤でした。
飼い主さんのご希望により、切除を行うことになりました。全身麻酔をかけるので、同時に歯石除去も行いました。
小さな腫瘤だったので、パンチによって切除しました。
小さな傷で切除することができました。
切除した腫瘤は病理検査に出し、結果は皮膚血管肉腫(低悪性度)でした。
犬の皮膚血管肉腫は比較的まれな悪性腫瘍といわれています。悪性の血管肉腫は予後が悪く、外科的に十分なマージンが確保できない場合には化学療法が必要とされています。
今回は腫瘤の大きさや、細胞から悪性度は低いと考えられ、またマージンも確保されているということでした。
悪性の腫瘍なので再発の可能性があり、油断はできませんが、早期発見、早期治療ができて良かったです。これからもしっかり経過を見ていきましょう。
獣医師 酒井
「2ヶ月くらい前からお水をよく飲み、たまにお漏らしをするようになっっていた。今日は元気が無く、胃液みたいなものを吐いた」とのことで来られたのは9才のヨークシャーテリアのももこちゃんでした。
↑いつも元気で愛想の良いももこちゃんですが、確かにちょっと元気ない顔つきでした
診察をしたところ、お腹が少し張ってる以外に外見からは異常を感じませんでしたので、飼い主の方と相談して一般状態を把握する為に血液検査をすることになりました。
すると、胆嚢系の酵素であるALPが1845U/L、急性の炎症反応を示すCRPが測定不能という結果が出てきました。もちろんこれだけでは実際何が起きているのかは把握出来ませんが、ももこちゃんに大きなトラブルが起こっていることだけは分かります。
そこで、一日お預りして原因を突き止める為の検査を行うことになりました。
さて、お預りして検査を始めようとももこちゃんを診てみると・・・
↑全身の皮膚が突然このような状態に・・・
先ほどまで正常であった全身の皮膚に多数の紅斑が発現し、四肢末端の浮腫も急速に出現してきました。
このような変化が数分単位で発現するものとしては、ジンマシンに代表される1型アレルギー反応で認めらるのですが、何が原因であれ、この状態は命を落とす可能性のある危険な状態ですので、ひとまず検査を中止して救急対応を行う事になりました。
結果として、幸い状態もそれほど落ち込む事も無く、数時間後には浮腫も改善し紅斑も2日後には随分引いていきました。
状態が安定してすぐにレントゲンとエコー検査を実施しました。
↑レントゲン検査およびエコー検査所見(肝腫大、エコーレベルの上昇、一部モザイクパターンの出現、胆泥が認められ、両側の副腎は6mm、腰下リンパ節4.9mmでした)
この時点で原因として可能性があるものを経過と検査結果をあわせて判断すると、アレルギー性疾患、中毒、腫瘍性疾患、ホルモン性疾患、感染症による敗血症などを疑っていました。
入院4日目には、いつものももこちゃんに戻り、CRPも2.15mg/dLと改善傾向がみられたので、一時退院してもう少し治療反応を観察する事にしました。
更に対症療法を続け3日後の健診ではCRPも0.15mg/dLと正常範囲になり、一般状態もすこぶる良い状態でした。
↑退院3日後のももこちゃんの様子(この時点では飲水量も気にならない程度になったそうです)
ここまで対症療法による治療反応がよいと、原因として疑うものはアレルギー疾患か中毒、感染症のような一過性の疾患ですが、念のために除外診断としてホルモン検査を行ったところ、残念ながら副腎ホルモンの検査に明らかな異常値が出てしまい、今までの症状、経過、各種検査の結果を総合して、副腎皮質機能亢進症と判断しました。
この病気は以前も他の子でお話ししましたが、お腹の中の副腎自体に腫瘍性の変化が起こり発症するタイプ(早期発見が出来た場合は外科適応)と頭の中の下垂体という場所に腫瘍性変化が起こり発症するタイプ(基本的に内科治療)に分けられます。
ももこちゃんは内科治療を行うタイプになりますが、この治療は原因を除去するものではなく、お薬を使って快適な生活を維持する為のもので、いつかは限界が来ますが、それを出来るだけ長く(目標は寿命が来るまで症状が出ないようにすること)維持する為に綿密な治療計画やチェックが大切になります。
↑健診中のももこちゃん
これからも、飼い主の方と一緒にももちゃんを支えていきたいと思います。
獣医師 佐藤
年末の日曜日の診察に「かかりつけの病院がお休み」ということで来院された約8ヶ月齢の猫のあずきちゃん。
*今回の内容には手術中の写真があるので、苦手な方はご遠慮下さい
「今朝から5回も液体を吐いている」とのことでした。
↑怖がりさんで緊張した表情をしてます
こんなに若い猫さんが突然液体を吐き出した時に最も注意するのは、異物の誤食です。
まずお話しを聞くと「オモチャでは遊ぶ子ですが、気付く範囲で飲み込んだ形跡はない」とのことでしたので、念のためにレントゲンとエコー検査をさせていただくことにしました。
↑レントゲン所見では明らかな異物や腸閉塞所見はありませんでした。一部腸の走行が蛇行しているように見えます
↑胃が軽度に拡張し、液体が滞留している像
↑十二指腸がやや蛇行している像(この時点で内部にビニール紐があるはずですが、十二指腸内ガスとの区別がつきません)
ということで、レントゲンとエコー検査では異物を疑わせる所見が有り、その程度は「黒に近いグレー」という判断になります。しかし、重度の胃腸炎でも同じような所見がみられること、本人の顔つきは悪くないこと、診察検査中に呕吐が見られなかったことなどを考慮すると、麻酔を必要とする胃カメラの検査や、ましてや開腹手術を検討するという判断までには至りません。
そこで、飼い主の方と相談して、脱水の治療のみの対処で1日観察することにしました(腸異物が完全否定出来ていないので、吐き気止めは使いません)。
そして夕方「家に帰ってからも3−4回液体を吐いてしまいました」とのお電話が・・・
そこまで吐き気が続くならという事で、安全の為に胃カメラで確認することにしました。
↑胃カメラの所見(胃の出口に何やら紐状の物が見えています)
胃カメラで確認して良かったです。間違いなく紐状異物による不完全腸閉塞です。念のために胃カメラで取り出せないか先端を軽く引っ張ってみましたが、ある程度引っ張るとかなり強い抵抗があります(この状態で無理に引っ張ると腸穿孔が起こる場合があります)ので、諦めて手術で取り出すことになりました。
↑蛇行している状態の腸
↑適切な場所を2ヶ所切開して異物を取り出している途中
↑腸の縫合後の状態
ということで、今回の異物の正体はビニール紐でした。
手術が終わって、飼い主の方とお話ししたところ、「さっき子供達がビニール紐がないかも・・・と話していた」とのことでした。
まぁ何はともあれ、手遅れになる前に無事に治療が出来てよかったですね。
↑抜糸の時のあずきちゃん(もう飲み込んだりしないで下さいね)
獣医師 佐藤
先日去勢手術を行ったいちちゃんです。
身体は大きいけどとってもこわがりなところがたまらなくかわいいいちちゃんです。
毛がふわっふわでずーっと触っていたくなりました。
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 酒井
先日避妊手術を行った柴犬のすーぅちゃん♪
人が大好きで、お膝の上にちょこんと座りぴたっとくっついてくれます♪冬毛もフカフカで触りごたえがありました!
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 平湯
明けましておめでとうございます!
リヴは1月3日から診療を行っております。
動物と共に生きる喜びを感じる事が出来るよう
本年も 心を込めて 皆様のお手伝いを努めてまいります!
そして今年はリヴ動物病院が開院して15周年の年になります。
当院をご愛顧頂いている皆様に今まで以上に快適にご利用頂けるよう、新病院への移転計画やリヴ独自の新サービスの導入も準備段階に入っていますのでご期待下さい。
2015年も 皆様と動物たち。 Liveにかかわる全ての皆さまが 笑顔のあふれる穏やかな一年を過ごせますよう心よりお祈り申し上げます。
リヴ動物病院スタッフ一同
先日避妊手術を行ったシエルちゃんです♪
ご家族の皆さんからはシーちゃんと呼ばれているそうで、自分のことはシーと思っているみたいです♪
とても大人しくて少し怖がりさんでしたが、初めての1日お泊りも頑張りました!
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 平湯