福岡県糟屋郡須恵町 リヴ動物病院           こちらで病院紹介を行っています。

須恵スマートインター(上り)入口横に移転しました!【リヴ動物病院】ホームページを検索して下さい!

12月の夜間画像診断学セミナーに参加してきました

2014年12月31日 | セミナー参加

先日、夜間画像診断学セミナーに参加してきました。

今回の内容は「腹部塊状病変の画像診断」でした。

講師は引き続きiVEAT福岡VSP アメリカ獣医放射線学会認定専門医 宮林孝仁先生 です。

今回に限らず、いつも色んな症例の画像を持ってきて解説して下さるので大変勉強になりました。

今後の診療に生かせるように頑張ります。

 

獣医師 平湯


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月の福岡レクチャーシリーズに参加してきました

2014年12月31日 | セミナー参加

先日、国際会議場で行われた福岡レクチャーシリーズに参加しました。

今回も講師は前回に引き続き株式会社スカイベッツ、日本小動物医療センター画像診断部長、小野晋先生でした。

内容は生殖器の画像診断‐前立腺・精巣・子宮・卵巣‐でした。

全6回の小野先生のレクチャーシリーズは今回が最終回でした。胸部から始まり、腹部、生殖器と、毎回とてもわかりやすい講義でした。

今年もあっという間に終わってしまおうとしていますが、たくさんセミナーに参加させていただきました。来年もがんばっていきたいと思います!

 

獣医師 酒井

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年1月 勤務獣医師&診療カレンダー

2014年12月29日 | 休診日のお知らせ

臨時休診や院長不在の日がございますので、下記カレンダーで確認され、ご利用ください。

 

 

 クリックすると、カレンダーが表示されます!

 

 スマホの方はこちら からご覧ください!

 

 

 

~6月より、水曜と土曜も19時までの診療となりました~

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫白血病ウイルス感染症のチビちゃん

2014年12月28日 | 診療科目

先日、具合が悪くなったとのことで来院されたチビちゃんのお話です。

チビちゃんはもともと「猫白血病ウイルス感染症」という病気に感染しています。

 

この病気は、持続感染すると80%が3年以内に亡くなってしまうというとても怖い病気です。

白血病やリンパ腫などの血液のガン、貧血、流産などを起こし、病気に対する抵抗力(免疫)が弱まるため色々な病気も併発しやすくなります。

また、感染してから発病までの期間が大変長く、その間は見かけ上健康に見えますがウイルスを排泄するので他の猫さん達へうつします。

 

チビちゃんは検査でこの病気とわかってから、ずっと対症療法の免疫力をあげる注射で様子を見てました。

ここ半年は調子もよかったのですがここ最近で寒くなったからか、免疫力が低下し体調が崩れ、次の日から飼い主さんの予定もあり4日間入院兼お預かりをしてその後の様子を院内でみていくことになりました。

↑注射後、いつもの元気を取り戻したチビちゃん

↑病院にも慣れ、ゴロゴロ懐いてくれました!

この調子でまた治療を続け、免疫力を維持しながら少しでも元気に長く過ごしていってほしいです。

また、この病気はウイルスに感染した猫さんとの接触(ケンカ・なめあい・食器の共有など)で感染してしまうので、お外に行く猫さんはウイルス検査を行い、その結果が陰性であればワクチンを打って予防することをお勧めします。

獣医師 平湯


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬学セミナーに参加しました

2014年12月26日 | セミナー参加

毎月1回行われていた犬学セミナー。

先日宗像のグローバルアリーナで行われたものが最後となりました。

今回はいつも講義して下さったPositive Windの福島先生と共に、日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科講師であり、米国獣医行動学専門医でもある入交眞巳先生の講義もありとても盛り沢山なセミナーとなりました。

入交先生のセミナー内容は最先端の動物行動学と行動治療の実際についてです。犬の行動学を動画を用いて解説して下さったり、今まで大学の6年間では学べなかった内容の講義だったのでとても有意義な時間を過ごす事ができました。

犬の行動学や子犬のしつけの仕方や大切さなどは触れてこなかった分野でしたが、実際に犬を飼ったり育てたりする上ではとても身近なもので重要なものだと思いました。

昔と今では犬の存在の仕方が少しずつ変わってきています。

なので意識だけを変えるのではなく、それに伴い獣医師だけでなく飼い主(動物に関わる全ての人)の皆さんも犬と関わる上で知っておくべきことが増えているのだなと感じました。

 

獣医師 平湯


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月の臨時休診日のお知らせ

2014年12月25日 | 休診日のお知らせ

1月の臨時休診日のお知らせです。

 1日(木)年始休診

2日(金)年始休診

28日(水)午後休診

 《年末年始休診》

 30日(火)~1月2日(金)

 となっております。

*後日掲載いたします「獣医師勤務カレンダー」をご覧ください。皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。

 獣医師勤務カレンダーはこちら からご覧ください!

 


6月から、水曜日と土曜日が、19時までの診療となりました。
お昼の時間帯の12時から16時は、手術と並行して診療をおこないますので
予約が必要です。ご希望の方はお電話にて、ご予約ください。
日曜日は、従来と同じく午前中のみの診療です。

診療時間の拡大に伴い院長・獣医師の勤務日が以前と異なるため、勤務予定が整い次第「獣医師勤務カレンダー」にてお知らせ致します。

 


地域: 福岡県 糟屋郡 粕屋 須恵 志免 宇美 篠栗 リヴ動物病院 TEL 092-933-0686


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

低体温症で倒れていた拾い猫のチビちゃん

2014年12月23日 | 診療科目

元ノラ猫さんのチビちゃんを紹介します。

 

ある日夕方、子猫が外で倒れて動かないということで来院されました。

 

話を聞くと 家の近くの野良猫さんで何回か見かけたことはあったが、

先ほどもう一匹の兄弟と一緒に倒れているのを見かけ、残念ながらその兄弟は亡くなっており、この仔だけでも助けたいという事で来院されました。

 

来た当初は意識もなく、かろうじて心臓が動いているという状態でした。

身体もまだ小さく体重も400gで、痩せており、眼は目やにが固まって開かない状態でした。

身体に触れてみると冷たくなっており、体温を測定すると、Lo(測定限界:32度以下)と表示されました。

このことから、低体温症、脱水と低血糖による意識消失も疑い、

保温と5%ブドウ糖液の皮下補液を行いました。

 

保温を続けながら、正直に厳しい状況だと飼い主さんにはお話していたところ、意識が戻り、動き始めました。

その後、体温の上昇とともに活発になり、1時間後には少しご飯を食べるまでに回復しました。

↑ お家に帰った直後のチビちゃんです。お家では一晩中、保温を続けてご飯をあげてもらいました。

 

 ↑ 2日後に再来院された時には病院の椅子の上を元気に走り回り、カメラにも興味津々でした。

まだ、寄生虫がいたり、ウイルスの検査等と問題は残っていますが、

元気に大きくなってくれるといいですね。

 

獣医師  小芦 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡地区部会セミナーに参加してきました

2014年12月21日 | セミナー参加

先日、福岡県獣医師会福岡地区部会主催のセミナーに参加してきました。

講師の先生は、鷹栖先生という方で栃木県から遠路はるばる来福して頂きました。

 

セミナー内容は「分子標的薬とリンパ球クローナリティ検査を徹底的に整理しよう」という題目で、小動物臨床家の我々にとって少々取っ付き難い「分子生物学」の分野を含めたものでした。

しかし、鷹栖先生のお話しを聞いてみると、臨床家にとって必要な情報を分かり易く解説して頂きとても有意義なセミナー内容でした。

今後の診療に活かしていきたいと思います!

 

獣医師 佐藤


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

避妊手術のフゥちゃん

2014年12月19日 | 診療科目

先日、避妊手術を行ったフゥちゃんです♪

誰かが近寄ると大きい音で喉をごろごろと鳴らす、びっくりするくらい人懐こいかわいいフゥちゃんです。オペ前も緊張もせずにずっとごろごろいってました!

当院にご依頼頂きありがとうございました。

ご信頼に応え無事手術は終わっております。

 

獣医師 平湯


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年度秋季麻酔外科学会に参加してきました。

2014年12月17日 | セミナー参加

先日大阪で行われた獣医麻酔外科学会に参加してきました。

 

二日間にわたって麻酔薬、整形外科、循環器失疾患などを学び、大変勉強になりました。

また、たくさんの先生方とも交流が持て、いい機会になりました。

今後の診療に生かしていきたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皮下腫瘤を切除した朱莉奈ちゃん

2014年12月15日 | 診療科目

いつもかわいい衣装を披露してくれる朱莉奈ちゃん

今回は内ももにできたおできが少し大きくなった気がするということで、血管の近くにできているということもあり、手術で切除することになりました。

↑ 直径5mmぐらいの皮下腫瘤です。

小さな腫瘤だったので鎮静と局所麻酔を行い、パンチにて切除しました。

↑ これが使用したパンチです。

↑ このように皮膚ごと腫瘤をくりぬきます。

小さな傷で切除することができました!

切除した腫瘤は病理検査に出し、結果は繊維腫(良性の腫瘍)でした。

悪性所見は観察されず、マージンも確保されていたことから、切除後の転移や再発はありませんとのことでした。

術後の経過も順調で、もうすぐ抜糸ができそうです。

みなさんも毎日たくさん触れあってわんちゃん、ねこちゃんの身体の変化にいち早く気付いてあげてくださいね!

気になることがあればいつでもご相談ください!

 

獣医師 酒井


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月の夜間画像診断セミナーに参加してきました

2014年12月13日 | セミナー参加

先日、夜間画像診断セミナーに参加してきました。

今回の内容は「呼吸困難な患者の画像診断」でした。

講師はiVEAT福岡VSP アメリカ獣医放射線学会認定専門医 宮林孝仁先生 です。

呼吸困難はそのまま死に至ることも多い、緊急疾患です。

対症療法でどこまでできるかを判断するのがレントゲン診断となります。

実際の症例の画像も交えてお話ししてくださったのでとてもわかりやすかったです。

非常に重要な症状なので、しっかりと復習したいと思います。

 

獣医師 酒井


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頚部椎間板ヘルニアのももちゃん

2014年12月10日 | 診療科目

先日、ワクチンに来られた11才の柴犬のももちゃんです。

ワクチン接種前には、「元気で気になる事も無い」とのことでしたが、接種後おうちに帰ると「キャンキャンと鳴いて震えている」とのことで、様子を見せに来ていただきました。

もともと大人しいももちゃんですが、確かにブルブル震えています。診察中は「キャンキャン」鳴くそぶりも無く、特別アレルギー反応が出ている所見はありませんでしたが、お注射が痛かったのでしょうか?

飼い主の方と相談して一日お預りして様子をみることにしました。翌日には震えも止まり食欲もありアレルギー反応もないのを確認してお迎えに来て頂いたのですが、その時に頭部を扱うと「キャンキャンキャン!」と泣き叫んだではありませんか!

そうです。ももちゃんは首が痛かったのです。その時に飼い主の方から「そう言えば、数日前に段差を降りた時にキャンキャンと鳴いていました」との話が・・・。もちろん心当たりはないそうです。

 

さて、再度飼い主の方と相談して、何故ももちゃんが首を痛がるのかを調べる事になりました。まずは頚椎の異常がないかレントゲン検査を行いましたが、異常はありません。

頚椎に異常がないとなると、頚部痛の鑑別診断は、椎間板ヘルニアと神経系の腫瘍を疑う事となります。それぞれ治療内容と予後が異なるので確定診断を行う必要がありますので、MRI検査を行う事になりました。

 

そして、初期の内科治療を始め、急激な悪化を防ぐ意味合いと痛みを軽減させる意味合いで急造のコルセットを装着しました。

↑首を固定されて直立不動のももちゃん(見た目は可哀想ですが、これで激痛が走る事はないです)

その後、MRI検査を受けたところ、「C2-C3とC4-C5の軽度の頚部椎間板ヘルニア」との診断が下りました。

↑MRI検査所見

今回のももちゃんの症状と検査結果から、グレード1と判断されますので、初期治療は内科となります。

最も大切な事は「安静」で、入院でのゲージレストおよびコルセットでの患部固定とお薬による消炎治療、そしてレーザーによる理学療法を行って行く事になりました。

↑専用のコルセットが届いたので装着です

 

その後、トータル7日ほどで症状も落ち着いていたので、自宅安静となりました。

今後も再発の可能性はあるので、通院にて経過を診ていく必要がありますので、飼い主の方と一緒に頑張っていきます。

 

↑検診に来たももちゃん(調子良さそうですね!)

獣医師 佐藤

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第8回 国際学術セミナーに参加してきました

2014年12月08日 | セミナー参加

先日、国際学術セミナーに参加してきました。

演題は胆泥症VS胆嚢粘液嚢腫で、

講師はRoyal Veterinary College のDaniel Brockman 先生でした。

同時通訳だったのですが、即座に通訳できるのはほんとにすごいなと思いました。

内容は解剖学的なことから、病態生理、手術方法についてまで盛りだくさんでした。

とても勉強になりました。

 

獣医師 酒井


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重度な直腸脱を起こしたトラちゃん

2014年12月05日 | 診療科目

今回のお話しは、直腸脱を起こして倒れて来たトラちゃんです。

*今回の内容には手術中の写真があるので、苦手な方はご遠慮下さい

トラちゃんは基本的に野良猫さんで、お家でご飯をあげていたそうですが、最近姿をみなくなっていたそうです。そして、久しぶりにお家に来たと思ったらお尻がこんな状態になっていたのです。

 

↑反転して脱出した直腸が壊死をおこしています。

 

臨床をしている者としても、これ程重度な状態の直腸脱は久しぶりに診ました。

状態は極めて悪く、このまま放置すれば命を落とす状態です。

そこで、連れて来られた方に「今の状態が危ない事」や「助ける為に必要な手術が大掛かりになる事」「術後にケアが必要になる可能性がある事」をお伝えした所、「このまま何もしないで見過ごす事は出来ないので、出来る限りのことをして上げて下さい」とのご返事を頂きました。

ほとんど野良猫さんという立場で、ここまで言ってもらえるトラちゃんは、なんて幸せなのでしょうか。また、そう言って頂けた方の優しさに気持ちがとても熱くなりました。

そこで、早速一般状態の確認をして各種検査を行い、事前に出来る限りの処置を行って手術に入りました。

↑術前の様子

一般の方には、この状態がどのようになっているかは、想像が難しいと思いますので、図でお示しすると

このように直腸が反転して、肛門より外に出てしまっている状態です。

今回はその反転している直腸が多く出てしまって、さらに時間が経ってしまっているため、肛門部で血流が遮断され脱出した直腸が壊死を起こしているという状態でした。

なので、壊死した直腸は切除を行い正常な直腸部同士を縫い合わせる手術を行いました。

↑手術直後ですが、縫合部は直腸内にあるため見た目は正常な状態にみえます。

 

ということで、トラちゃんの命を助ける為の救急処置の第一歩が始まりました。

トラちゃんは普段の生活状態が分からないため、何故直腸脱を起こしたかを探る必要があります。念のためにウイルスのチェックや寄生虫のチェックを行いましたが、異常はありませんでしたので、当面は術創の治癒と大腸性下痢の治療に焦点をあてていきます。

 

予想通り、術後いっときはひどい下痢が続き肛門周囲がただれてしまいましたが、内科的治療で10日目頃にはだんだんと便が固まってきてくれました。

 

↑術後2週間目の様子

その後、状態も安定していたので、無事退院となりました。

↑病院にも慣れてくつろぐトラちゃん

「もうお家から離れたらダメですよ!」

 

 獣医師 佐藤


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする