先日、福岡県獣医師会 小動物部会 福岡地区部会の勉強会に参加しました。
講師は田近智彦先生で、「日々の診療から皆さんに話したいこと」
実際の症例から気を付けないといけないことや、診察のポイントなどをわかりやすく教えていただきました。
今後の診療に役立てていきたいと思います。
獣医師 酒井
先日、福岡県獣医師会 小動物部会 福岡地区部会の勉強会に参加しました。
講師は田近智彦先生で、「日々の診療から皆さんに話したいこと」
実際の症例から気を付けないといけないことや、診察のポイントなどをわかりやすく教えていただきました。
今後の診療に役立てていきたいと思います。
獣医師 酒井
先日、去勢手術を行ったのはトイ・プードルのロコちゃんです♪
↑ばっちりカメラ目線いただきました♪大人しくてとてもお利口さんでした♪
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 平湯
先日、人間用の頭痛薬を飲んでしまったと連れてこられたのは、猫の琥珀ちゃんです。
夜中の間に頭痛薬で遊んでいたようで、カプセルがぺしゃんこになっていました。
朝ごはんはいつも通り食べたみたいですが、その後2回吐血したそうです。病院にきたときはぐったりしている感じではありませんでしたが、おとなしかったです。
頭痛薬の主成分はイブプロフェンで、イブプロフェン中毒の症状は、食欲不振、嘔吐、消化管障害、貧血、黄疸などがあります。血液検査をしたところ、琥珀ちゃんは内臓系には大きな異常はあませんでしたが、嘔吐がある事と、少し脱水がみられたので、2~3日点滴入院をしてもらうことにしました。
点滴と胃粘膜の保護剤と胃酸の分泌を抑制するお薬で治療を行い、3日後にはすっかり元気になって無事退院していきました。
↑ お母さんに抱っこされて安心している琥珀ちゃん
お家に帰ってからも調子が良いみたいでよかったです。
子犬さんや子猫さんは何でもおもちゃにして、誤って飲み込んでしまうことが多いので特に気を付けてあげてくださいね。
獣医師 酒井
先日、避妊手術を行った秋田犬の礼ちゃんです。
ちょっぴり怖がりさんですが、人懐っこくてとってもおりこうさんな礼ちゃんです。
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 酒井
先日、7月の終わりにBBQをしたらお尻とお腹にかさぶたができたということで来院したのはボストンテリアのきなこちゃんです。
(きなこちゃんは生後約2ヶ月齢でお鼻の穴を広げる手術も頑張りました!)
↑診察台の上では相変わらずブルブル震えてますが、とても人懐っこくてかわいいきなこちゃんです。
飼い主さんとお話し(普段の食生活やシャンプーの頻度など)をさせてもらった後に、全身をチェックしました。
↑すると、確かにお尻や足、また鼻や口周りがやや赤くなっていたり少し毛が薄くなっている所がありました。
皮膚の検査を行ってみると・・・・
↑このようなものが認められました。
これは、ニキビダニという哺乳類の毛包内に寄生する常在寄生虫です。
何らかの原因によって、免疫機構が破綻するとニキビダニが過剰に増殖してニキビダニ症が発症すると考えられています。
犬や猫では、栄養不良、衰弱、加齢による皮膚機能の低下、発情、妊娠や出産、感染症、内分泌疾患、腫瘍などがニキビダニの発症や増悪要因として考えられていますが、はっきりとした病態に関しては明らかになっていません。
きなこちゃんの治療としては、全身療法(注射)による駆虫、お家でのシャンプーを行ってもらっています。
ニキビダニ症は若齢で発症すると成長とともに自然治癒する可能性もあるのですが、発症要因のコントロールが難しい場合は完全な治癒が期待できない場合もあります。
↑しょぼーんとした表情のきなこちゃん!
この病気の治療は長期化する事が多いので、飼い主さんと一緒にしっかりとサポートしていきたいと思います!
獣医師 平湯
臨時休診や院長不在の日がございますので、下記カレンダーで確認され、ご利用ください。
クリックすると、カレンダーが表示されます!
スマホの方はこちら からご覧ください!
~水曜と土曜も19時までの診療となりました~
11月の臨時休診日のお知らせ
1日(日)臨時休診
25日(水)臨時休診
11月のカレンダーは こちら からご覧ください!
*勤務予定が整い次第「獣医師勤務カレンダー」を掲載いたします。
*月曜~土曜は、19時まで診療を行っております。日曜は午前のみの診療です。
*月~土のお昼の時間帯の12時から16時は、手術と並行して診療を行っておりますので
必ずご予約が必要となります。ご希望の方はお電話にて、ご予約ください。
日曜日は、従来と同じく午前中のみの診療です。
先日、避妊手術を行ったアカちゃんです。
おっとりした性格のきれいな茶トラの仔猫さんです。
先代の猫さんを白血病でなくされた後に、家の前に一匹だけ捨てられていた猫さんで、柄も同じで似ていたため、飼い始めたそうです。
当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご期待に応え、無事手術は終わっています。
獣医師 小芦
「昨夜リボンで遊んでて飲み込んだかも?今日見たらリボンが千切れていて、本人も吐いている」とのことで来院されたのは猫のうりちゃんでした。
今回のブログには手術中の写真がありますので、ご注意ください。
稟告からリボンの誤食で間違いなさそうですが、確認が必要です。
↑初来院のうりちゃん(そんなに顔つきは悪くありませんでしたが・・・)
異物の誤食の場合、異物の全てが胃内に残っていれば内視鏡で摘出できますが、小腸に流れてしまっている場合は開腹手術になります。さらに、紐状の異物の場合摘出が遅れると腸穿孔をおこして腹膜炎を併発している場合もあるので要注意であり、すぐに命の危険を伴う状況に陥ってしまうことがあります。
今回も半日経っていることから、まずはエコー検査で十二指腸を確認してみると
十二指腸のつづれ像とその中に紐と思われる直線のラインが認められました。
ここで、紐状異物の誤食による腸閉塞という確定診断になり、緊急手術となってしまいました。
手術前の各種検査には異常はなく、開腹前に念のために胃カメラで摘出できないかチャレンジもしてみましたが、残念ながら腸に引っかかって摘出は無理でした。
そのような形でお腹を開けてみると
紐は想像以上に長く、胃から空調まで続いていましたが、幸いにも腸穿孔はおこしておらず、胃と腸を一箇所ずつ切開して取り出すことができました。
術後は回復も早く、さすがに紐でいたずらしただけあって、やんちゃさんでしたが、
予定通り抜糸も終わり、無事に治療が終わりました。
猫さんは懲りることがないので、再発には十分注意です!
また、異物の処置は早ければ開腹手術をせずに内視鏡で摘出できる場合もあります。ご自分のペットが夜中に異物を飲み込んだ事に気付いたら、朝まで待たずに夜間救急動物病院に診察をお願いしてくださいね。
獣医師 佐藤
先日、アクロス福岡で行われたセミナーに参加してきました。
前半は、ゾエティスジャパン株式会社主催、とだ動物病院 院長 戸田功先生の「放っておけない犬の歯周病」でした。
歯周病は文字通り、歯の周りの病気です。見える部分はきれいにしていても実際歯と歯茎の間は炎症が起こり、歯がぼろぼろになっていたりします。
後半は、アジア獣医皮膚科専門医協会主催セミナー、東京農工大学 西藤公司先生の「臨床家が必ず知っていなければならない皮膚疾患:パート2」でした。
原因不明の脱毛症X、ノミアレルギー、膿皮症について勉強してきました。
今後の診療に役立てていきたいと思います。
獣医師 酒井
先日、ダニがついて痒がっている!という事で来院された花子ちゃん。
どのくらいのついているのかな?と診察台の上で探して確認しようと花子ちゃんに近づいてみると・・・
↑探さなくてもわかるくらい、大量のダニが付着していました!
(写真ではわかりにくいですが、顔・首周りの小さい黒いつぶが全てダニになります。)
↑また、花子ちゃんが動く度にダニがぽつぽつと床に落ちてきます。
まずはこの身体についているダニを駆虫する為に、飲むタイプ(錠剤)のノミ・ダニのお薬を院内で飲んでもらいました。
あとは花子ちゃんの寝ている所やおうちで行動するお庭の掃除をお願いしました。
今後は飼い主さんと話し合って、血液検査(ダニからうつる血液の病気もあります!)などを進めていけたらなと思います。
草むらなどお散歩する方は、夏だけではなく年中繁殖する種類のダニもいるので予防をおすすめします。
また以前もこのブログで紹介したSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は福岡でも感染例があるので引き続き要注意です。
現在は、色んなタイプのダニに関連したお薬があるのでお家の子に沿ったもので予防ができます!
気になることがあれば、いつでもご相談ください。
獣医師 平湯
先日、国際会議場で行われた福岡獣医師会主催の小動物臨床講習会に参加してきました。
今回は酪農学園大学の佐野 忠志先生を講師として、緊急時(心肺停止時など)の処置や考え方について、最近のガイドラインや論文を主軸に分かりやすくまとめて説明して頂きました。
新たに得た知識や従来の方法での欠点等もあり、考え方を改めさせられました。 新しい考え方を取り入れ、今後の診療に生かしていきたいと思います。
獣医師 小芦
先日、去勢手術を行ったシーズーのロン丸ちゃんです。
小さい時から(まだ子犬さんですが)皮膚の治療で病院に来ていましたが、久しぶりに会うと大きくなっていてびっくりしました。
ロン丸ちゃんは乳歯が抜けずに残っていたので、同時に乳歯抜歯も行いました。
↑ 左側処置前
↑ 左側処置後
↑ 右側処置前
↑ 右側処置後
乳歯がなくなってスッキリしました!乳歯が残っていると、永久歯との隙間に歯石がつきやすく、歯周病の原因になってしまいます。子犬さんでしたら避妊や去勢手術のときに同時に処置することをお勧めします。
ロン丸ちゃんとってもよくがんばりました。
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。
獣医師 酒井
先日、iVEAT福岡で行われた夜間画像診断セミナーに参加してきました。
講師はいつもお世話になっている、アメリカ獣医放射線学会認定専門医の宮林孝仁先生です。
今回からは腹部超音波について講義で、肝臓・脾臓についての内容でした。
実際にデモンストレーションを行ってもらったりして、とても勉強になりました。
獣医師 平湯
同居犬とケンカして、来院されたミニチュアダックスのハルちゃんです。
↑普段はおとなしく、おっとりした性格です。
ケンカの後、1時間ほど圧迫止血しても血が止まらないとのことで来院されました。診察してみると、左の前肢からボタボタと出血していました。
拭いてもすぐに出血し、また痛みも強く、傷口の確認ができません。そのため、飼い主さんと相談し、短時間の麻酔をかけて、傷口の洗浄と止血を行うことにしました。
↑処置後の写真です。爪が根元から剥がれて、そこから持続的に出血していました。手術の時に使う止血装置を用いて、ようやく止まりました。
幸い、対応が早かったため、三日後の検診では、化膿などもせず、まだ痛みは少し残っているものの、前脚にしっかり体重もかけているので経過も良いようです。
獣医師 小芦