京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

諦めたらそこで試合終了

2011-07-26 | 教訓
なでしこジャパンのW杯優勝から数日たちましたが、あの試合はホント感動しました。
下馬評では、アメリカがFIFAランク1位で優勝候補。
その強いアメリカが先制し「やはり、ダメかぁ~」と思っていると、なでしこジャパンがゴールを決め同点。
延長戦に入ってもアメリカに先制される。しかし、宮間選手と澤選手のコンビネーションで、またまた同点。
延長戦ロスタイムでのレッドカード&FK時は、「もう本当にダメかも」と思いましたが、PK戦を制し、見事に優勝。
常に先を行かれ、粘って粘って追いつき、最後は突き放した。

スラムダンクの安西先生ではないですが、「諦めたらそこで試合終了」なんだなぁと改めて感じさせられる試合でした。
これは、サッカーに限ったことではく、レスリングも全ての競技で共通して言えることだと思います。

サッカーは、ゴール前で混戦していると、何かの拍子で目の前にボールが飛んできて、チャンス到来とばかりに、そのボールをちょこんと蹴ってゴールするシーンがあります。運が良かったと言えばそれまでですが、決してそうではなく、ポイントは混戦の中に身を置くことです。
暑さの中では、体力も消耗し気力も切れそうになるが、そんな中でも絶対に諦めない。諦めずに、混戦の中に身を置いて、何度も何度もゴールを狙う。諦めると、目の前にボールがくる確率がぐんと落ちる。チャンスが目の前から通り過ぎていく。
なでしこジャパンは、誰一人諦めることなく全員が攻め続けた結果が、多くのチャンスを生んだと思います。

まもなくインターハイですが、これと一緒で、どんなに勝っていても負けていても、最後まで気を緩めず、諦めず、攻め続ける気持ちが大切です。