京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

個性・長所を伸ばす指導がしたい…

2010-11-01 | コーチング
選手には、同じ階級・体重であっても
身長、手足、リーチの長さ、利き腕(右利き・左利き)の違い、優しそうな顔つきに怖そうな顔つき等々…
こんなふうに体型的、身体的な違いがある。

そして技術的な違い。
A選手は○○ができるが、□□はできない。
逆にB選手は□□ができるが、○○はできない…

そして体力的な違い。
A選手は持久力は高いが、瞬発力がない。
B選手は筋力は弱いが、柔軟性は高い等々…

そして性格的の違い。
明るい性格、内気な性格、闘争心が全面に出る選手、緊張する等…

考えてみるとこんなことはたくさんあります。

ようは、何が言いたいかというと、
選手達の体型的、身体的、技術的、体力的、性格的な部分を同じレベルにしようと思っても絶対に無理で不可能です。
選手達に同じように要求してはいけないということ。
例えば「A選手はできるのに、なぜB選手はできないのか?」といった愚痴は、同じレベルにすることを求めているということです。

それなら、どうすればよいか?

それぞれの選手達ができうる○○を見つけることが必要なのではないか。
選手達にあったできることを探すこと。そのためには「個性」「長所」を引き出してあげることが必要だと感じます。

選手達の中に隠れている「個性」や「長所」を指導者が見つけ出す。
この「個性」「長所」をその選手の中からたくさん引き出し確実なものとする。
それが、私の役割だと思ってます。

選手のできない部分をつつくことは簡単なことです。
大切なことは選手の中にある今見えていないものを見つけ出し形にしていくことだと思います。

指導者になった時から、京都八幡の選手達には、
型にはめず、それぞれの個性・長所を伸ばす指導を実践しているつもりですが、
これからもさらに意識して指導していきたいです。