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全世界に貢献するはずだった「日の丸OS」を葬ったアメリカとビル・ゲイツの腹黒さ

2007年09月30日 | 世界に誇る最先端技術

先日のニュースで米経済誌フォーブスが20日発表した2007年の米長者番付(上位400人)で、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が資産総額590億ドル(約6兆7800億円)で14年連続トップとなったそうだ。
こいつこそウインドウズがなければコンピューターが使えないような社会にした張本人。アメリカのコスイ独占商売のおかげで全世界の人々は高い買い物をさせられ、巨万の富をアメリカに与えってしまった。
この国を挙げての戦略で大儲けしたマイクロソフト、あと10年、いや5年早くブロードバンドが普及していたら存在すらしていなかっただろう。
 

 

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TRONはこのような「どこでもコンピュータ」を実現するための基本ソフトであるから、特定の企業の独占物であってはならず、広く人類の共有財産でなければならない。
そう考える坂村氏は、TRONの仕様をすべて無償で公開し、製品を作ることも、ビジネスに利用することも自由とした。(抜粋)

このことに関しては反論する人もいるようです。

「歴史を偽造する「口先標準」の教祖」から抜粋。
「日本発の国際標準」となるはずだったのに、通商交渉で米国がスーパー301条の制裁対象の候補にしてつぶしたというのだ。これは著者がいまだに繰り返している話だが、嘘である。当時、著者と仕事で1年もつきあわされた被害者として断言するが、TRONがものになる可能性なんて万に一つもなかった。記事全文

こちら「トロン外圧の嘘と事実」では肯定派と否定派が討論していますが、肯定派が優勢。

たとえば、上記否定派の話が本当ならばなぜ制裁対象になったのかが分からんじゃないか。もともと「トロン」がスーパー301条の制裁対象の項目に入ってなかったなら話しは分かるけどね。
アメリカがコスイところは一ヶ月後に項目から外していることなんだよね。これは一回項目に入れて圧力をかけ、その後外したことでフェアーを装い、もともと項目に入っていなかったように思わせる。あとで文句を言わせないように逃げ道をしっかり作っているんだよね。
スーパー301条発動が1988年、ウィンドウズが発売されたのが1995年。この7年間日本の企業が全面的バックアップをしていたら・・・。
この「トロン」を最初に救ったのが自動車の電子制御に採用した「世界のトヨタ」、さすが目のつけどころがシャープ。そういえばジャパンバッシングのときトヨタ車がハンマーで壊されていたっけ、なんか因縁めいたものを感じるね。

そしてそのマイクロソフトのビル・ゲイツが数年前日本にわざわざやってきて坂村教授と組みたいと言ってきた。それはなぜか?それはあまりにもブロードバンド社会が普及してしまったから。

ここで面白い話を一つ。アメリカの弁護士ドラマでの話。
高校生の少年が開発したゲームソフトをゲーム会社が勝手に商品化して売り出すという。もちろん少年にはロイヤルティーを払うつもりはない。少年に依頼された弁護士はゲーム会社の社長と交渉するが、社長はあくまで少年のソフトとはまったくの別物と主張する。
弁護士;「ほとんど同じゲームにしか見えないのですが?」
社長;「いえ、まったくの別物です。」
弁護士;「同じものではないのですね。」
社長;「そうです。」
弁護士;「分かりました。同じものでないならば少年のソフトをどう扱っても問題ないですね?」
社長;「どうぞ、ご勝手に。」
弁護士;「それでは明日このゲームソフトをインターネットで全世界に無料配布しても問題ないですね?」
社長;「・・・・・・」

このドラマのように1995年の時点でインターネットが現在のように普及していたら坂村教授は迷わず全世界に「トロン」を無料配布したでしょうね。スーパー301条なんてなんの意味を持たないし、そうしたら「ウインドウズ」なんていま存在すらしてない。

アメリカとマイクロソフト社はこれからは楽な商売が出来ると思ったに違いない。
だってインターネットでダウンロードして販売すれば、工場などの設備投資はゼロ、作業員もゼロ、輸送コストもゼロ、宣伝費もゼロ、開発から販売までの時間的ロスもゼロ、販売店へのマージンもゼロ。ゼロゼロづくしでこれからはぼろ儲け、それも今までの数十倍の利益が簡単に転がりも込むはずだった。

だがここにきていろいろな分野で使われ進化してきた「トロン」が脅威になってきた。世はブロードバンドの時代、システムを世界に公開、世界中の専門化が知恵を出し合い進化するソフト、行き着く先はウインドウズいらない。だから焦って共同開発なんていって擦り寄ってきたんだろうね。

くわしい事情はここ「麻生太郎 真昼の決闘」で語っています。

ビル・ゲイツは国会議員と役人を集めている前で、マイクロソフトのものをどうしても使ってもらいたい、日本が行政手続オンライン化になったものですから、自分たちのシステムを使えというわけです。
  それなのであなたのシステムを説明してくれといったら、彼は興奮して延々とやったわけですが、そこで一斉に参加者から質問が出たわけです。あまりのそのレベルの高さに驚いて、「あなたたちは本当に国会議員か」と聞いたほどです。(中略)

その時、坂村教授とトロンを見に行くわけですが、本当にその場でひざをついて彼は組ませてくれと言うんです。
これは10年前自分が圧力をかけて潰した会社だけれども、それがずっと地下で潜って、10年たって出てきた時には、ICタグをぶら下げて出てきた。気がついてみたら、こんなものは今さら自分で開発するよりは組んだほうがいい。
組みたいというけれども、マイクロソフトの真ん中のところはブラックボックスになって見せないようになっている。それを開けるのが条件だと坂村教授をして言わせると、ビル・ゲイッは「開けます、だから組ませてくれ」と言うわけです。記事全文

日本も平気でこういうことをする精神は少し学ばなければいけないね。
だって先人が言っているでしょ、「勝てば官軍」って、まさに今言われている「明治の精神に学べ」ですよ。