月3万本、炊飯器も売り込み活発
海外で過熱する日本食ブームを背景に、和包丁が売れている。貝印が欧米で販売している高級和包丁「旬」は、平均1万5000円と高価にもかかわらず、月間販売3万本とヒットを続けている。欧米では食に対する健康志向の高まりから、しょうゆや豆腐、米などが食品スーパーなどで人気だが、こうした日本食ブームの波に乗ろうと、調理器具や炊飯器の海外への売り込みが活発になってきた。
日本食ブームは、双子マークで知られる世界有数の刃物メーカー、ドイツのツヴィリングJ.A.ヘンケルスも動かした。
同グループ始まって以来の和包丁ブランド「雅(みやび)」を商品化し、1月末に日本先行でインターネット販売を開始した。和の鉄人として知られる料理人の道場六三郎さんがプロデュース。今秋からは世界市場で売り出す。記事全文