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昨夜、スタジオにて数日後にレコーディングするPETER TOSHの曲を仕込みました。後日詳細が発表されることになりますが、ルーツロックレゲエのコンピレーションへの参加曲です。MAX格好いい曲、そして現在の世界情勢に通じる普遍的メッセージのこもったトッシュ先輩の超名曲を選びましたので楽しみにしていてください。それから11/2京都精華大の学祭(ちなみに無料だそうです)でやる曲と11/4に渋谷AXで行われるDJバク君主催の都市型フェスGALACTIC PHANK PARADEで演奏する曲を触りました。

その後、吉祥寺の常連・彫師の純吉とうちのドラム柿沼と三人で飲んだ際にそんな話になったので気付いたのですが、確かに犬式という名の由来には犬神信仰的な感情がこめられています。

僕の中に犬の血が流れているということもあるのですが、つまりそれが意味するところは、古代日本人にとっての犬の存在の重要性とか犬が象徴する自然の叡智や誠実さ、はたまたそうした縄文以来の感性に対する回帰志向といったものがあらわされています。

むろん、セクシュアルな意味が多分にこめられていることも、Dogggystyleを名乗りだした当初から変わっていません。

僕自身、犬神信仰はおろか、物部神道や天台神道、または天台密教などに対する造詣がそこまで深いわけではないので、これは非常に勉強しなければならないところなのですが。超・面白いです。

戦後の日本人が置き捨ててきた、こうした民族的な根源をたどる学問を、やれ「シューキョー興味ない」とか「ウヨク?」とかぬかしてけつかる浅はか極まりないド阿呆どもが大氾濫していることが、この国が現在抱える最大の問題のひとつであります。心の彷徨から生み出される社会的な事件のほとんどが、おおもとをたどれば実はこうした問題から発生していると言っても過言ではありません。

また、中学や高校は愚か、大学の教鞭をとるものですら、「古事記」や「六国史」の勉強を果たさずに国文学や歴史を一体どうして教えられるというのでしょうか。

むろん、戦時下のあまりに痛ましい記憶や、あまりに恥ずべき蛮行の肯定にこうした重要な歴史資料が湾曲した解釈のもとに利用されたことから生じたリバウンドもあるのでしょう。しかし、今一度若い人びとが己のルーツに光をあてる時間を真剣に持つべきであることを、戦後リベラル教育のど真ん中で育った僕は痛感しています。我々はあまりに無知・無思想にさらされ過ぎています。少なくとも、それだけはわかっていなければなりません。そして、これから人の親になろうとする者ならば、即座に本の一冊も手にとって学問をはじめるべきです。学歴は要りません。でも教養は人としての使命であります。

己が、たゆたう長大な時間軸の何処にいるのかが掴めて初めて、行く先がわかります。
己が、広大な宇宙の空間軸の何処にいるのかが実感として掴めて初めて、安住の地がみつかります。
だからこそ、「知識は自由への鍵」なのです。これはロシアアニメの巨匠ユーリノルシュタインの言葉です。


今東光の「毒舌日本史」。ギターの星太郎がうちのリビングに忘れていった本なのですが、これ無茶クソ面白いです。上のようなことに興味がおありでしたら、これなんぞはとても読みやすくて勉強になりますよ。本日のブログ、言葉が少々荒れていますが、それは師の論調に影響されたものでしょう。

あなたの血に流れているのは大和民族の血ですか?出雲族の血ですか?蝦夷でしょうか、それとも熊曾でしょうか。こうしたことを知ったら、例えば朝鮮人差別や差別が如何に阿呆なことかがよーくわかります。

敢えていうならば真に差別すべきは、無知式です。
またはそこに胡坐をかいてしまっている怠惰です。

僕自身の自戒の念もこめて、聴く耳をもたれる方にのみ、今日の文章を捧げます。


参考までに神道の分類を引いておきます。神道が何かと煙たがられる簡単な背景としては、明治政府によって推進された「国家神道」の影響と、GHQによる「国家神道」の廃止が影響しているのだと思われます。無論、僕もこれ以上のことは勉強不足なので、研鑽していく所存です。
http://www.ffortune.net/spirit/zinzya/keihu.htm


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MSCの漢と秋実ると俺がDJバクとDJ吉沢ダイナマイトと睦みます。
3MC&2DJ。

今日本で、意味のある日本語が聴ける数少ない場所になるますい。

@吉祥寺スターパインズカフェ。
24時より。

近頃俺は
本当のことが言いたくて溜まらないんだ。
これは
心の隙間に入り込む悪魔との
第二次世界大戦なんだ。

忘我の境地に、案内してやるぜ。


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鵠沼のサーファー国吉さんのご好意で紹介いただいた福島のウエットスーツメーカー ケイオーデザイン株式会社 さんより、僕の身体に完璧にフィットするウエットスーツ RHINO CHASER が届きました。胸元に光る小さなラスタカラーが粋な、頼もしい奴です。

三宅洋平で在り続けることは大金を得ることとはほどとおく、
犬式を鳴らし続けることはヒットチャートとは縁遠いかもしれませんが、
道具さえそろえてしまえば、地球はいつだって無料で僕らを遊ばせてくれるものなので、このタイミングで購入いたしました。
妻にはかなり気張った冷蔵庫をプレゼント。
オケラです。スカーーーーーーーーーーン。。。

畏敬とジョイのない交ぜになった地球遊びを通じて、
より大きなバイブスとつながっていけたらと思っています。

今夏、ケイソンやスピナビルといった波乗り音楽家たちに感じ取った大らかさを謙虚に、自分らしく、掴みとっていこうと意を新たにしております。


RHINO CHASER :Bigwaveを求めて旅するサーファー

ケイオーデザイン株式会社
〒979-2147
福島県南相馬市小高区女場字柳田1
tel 0244-44-1177
fax 0244-22-1366
rhino-chaser@keo.co.jp


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ブライアンバートンルイス兄貴に大きな拍手を。

そしてこともあろうスペシャにて「M○V」って言っちゃった俺に拳骨を。

でも凄い番組です。
8時間ぶっ通しの生放送デジタルアーカイブ。
つまりWEB・TV。
パソコンついてたらすぐみれるから。
是非!まだの方は次回をみてみてくだされ。

DJもさせてもらて
スキ砲台しゃべれて、
視聴者のオンタイム書き込みとなんなら喧嘩もできて、
そのうえ仲直りもできて、
なんてヒューマンドラマ。

番組中の僕のマジ切れを笑ってくださる方は、
確実に天国いけます。

存在がハミチンの僕チンを、
許容できるギリギリ唯一のテレビ局。
スペースシャワーTV。
本当にありがとう。

俺、昔からブライアンの番組を高校生からみてたから、
なんか一緒に番組やってるのが、今になって不思議です。
俺結構メガロマニアックスキッズだからね。

ナフリスペクツ!

アヤシゲ君とも、大きく通じるものを感じました。
初対面からノーガードの人、もっと日本に増えるといいなー
WRENCH万歳。

韻シスト、新譜本日発売。

ゲットだぜ。


nbsa+×÷OSAKA vol.1 11/18 @ namba hatch
当然・前売り券をゲットだぜ!


http://www.spaceshowertv.com/DAX/daxlive.html


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僭越ですが。
私は先般のnbsaライブにて、ガラガラに枯れた声でこう言ったのを覚えております。「わしが音楽やっとんのは、世直しのためじゃ」と。

奢ってるんじゃないんです。
「お前何様」と言われるのも分かってます。

私、ストイックです。身体も心も苛めます。
あくまで筋トレとか、運動とか哲学するという意味ですが。
己の甘さをよう知ってますから、当然ですが私が厳しい言葉を吐くときには、ほぼ自分に向かって言っているような気がします。

ですが。今さっき読んだMSNニュースからです。
やっぱり自己以外に、言いたいことが山ほど出てきます。
今日本が、間違ってます。

「こういうことは昔からあって、ニュースになってなかっただけ。ある一定の確率でこういうことが起きるのは自然の法則」的な意見をお持ちの方は、一昨日いらしてください。



京都3歳児餓死:体重7キロ 府警2人の逮捕状とる
 22日午前11時ごろ、京都府長岡京市西の京、運送業、佐々木貴正容疑者(28)方から「子どもがぐったりして起きてこない」と119番通報があった。救急隊員らが駆け付けたところ、長男拓夢(たくむ)ちゃん(3)がパジャマ姿でぐったりしており、病院へ搬送されたが死亡が確認された。死因は低栄養状態による餓死で、死亡推定時間は21日午後9時ごろ。やせ細り顔に複数のあざがあるため、府警向日町署は、虐待したとして保護責任者遺棄致死の疑いで、佐々木容疑者と、同居の西村知子容疑者(39)の2人の逮捕状をとった。

 拓夢ちゃんは体重が7キロと標準の半分ほどしかなく、顔全体に手で殴られた跡が数カ所あるという。西村容疑者は「(9月1日に)3歳になったのにおむつが取れないので、しつけのために殴ったり食事を与えなかった」と供述。9月中旬ごろから食べ物を与えないことが始まり、21~28日にはほとんど食事をさせず、それ以降は4~5日に1回コーンフレークを与えただけだった。同月下旬からは殴ったりしたという。

 一家は、佐々木容疑者の長女(6)も含めた4人暮らしだったが、長女は今年3月28日午前1時ごろ、自宅近くを歩いていたため近所の人が同署に通報。顔や体にすり傷やあざがあり「殴られた」と話したため京都児童相談所に保護された。同相談所は6月以降3回、民生委員から「長男が家に帰りたくないと泣いている」と連絡を受け、佐々木容疑者と話したが、介入するには至らないと判断していた。【椋田佳代、谷田朋美、鶴谷真】


こういうニュースが増えすぎだべ。
佐々木さん。西村さん。
あなた方をここに追い込んだ何かを恨みますよ。
うちの子より2歳ちかく上なのに、7キロって。。
うちの子ですら10キロあるのに。

食い物を与えなかったら大人しくなって、ついそれにハマッたんかなあ。。。
「あ、静かでいいじゃん。やっと静かになったよ。」て。
三歳って、子供をお持ちでない方のために言っておきますが、
もう相当の自我があって、
苦しみや哀しみを大人と変わらないくらい持っている年齢なんだよ。
もう子供騙しの効かない年齢。
実は胎内に居るときから、かなり「解って」いたと思います。(風雅の事例)
苦しくって切なくて、ひもじくて哀しくて、怖くってでもママだから大好きで。
でも「家に帰りたくない」って泣いてたのかい。
ソーカイ。嗚呼ソーカイ。嗚呼可哀想二。不憫ジャ。余リニ不憫ジャ。

感情的になったらイケナイョと事につけ言われる社会になってますが、
おらは今泣きながら書いてるよこの文章を。冷静でいられますかよ。


いや正直、我が家の暴れん嬢1歳7ヶ月も大変です。
狂気の沙汰です。妻は妊娠してからの2年あまり、一晩を一度も起こされずに眠れた夜はないでしょう。

特に24時間ケアを余儀なくされる母親のストレスと、
一家を養う立場になった父親の過労と心労、
そして安らぎの家がチチになった途端に時として苛ぎ(いらぎ)の空間にすらなり、
さらに人生の時間の少なくとも半分は子供に捧げるものになり、
僕の僅かばかりの収入は100%家計に突っ込まなくてはならなくなり、
それはある種強制的でもあり、自発的な愛でもあり、
その宙ぶらりんの間(はざま)を彷徨い、それ自体に疲れ、
「嗚呼、我が母に歳をとらせたのは幼い我であったのか。
 我はそれをババア呼ばわりしていたのか。」
と親不孝を悔い、
しかしそれでも「我が人生の目的」も果たせなければ私自身が死んでしまうし、
そういう愛と憎悪のせめぎあいなんです。

でもね!
可愛いのだ。
いとおしいのさ。
抱き締め殺したいくらいに可愛いのざ!!!!!
愛しているのバ!!!!!

他の家庭は分かりませんが、
恐らく子供を育てた経験のある方や目下育児中の方には、
似たような感情をお持ちの場合が多いのではないでしょうか。



これを読んで今からセックスする奴に言っておくが、
特に俺は野郎だから野郎に言わせてもらうが、
セックスとは「快楽」より先に「子作り」の行為であって、
その「子」に対する責任を負うというのは上のようなことであって、
こうしたことに対する「覚悟」と、
いざという時には命を賭しても妻子を守るという「心意気」、

(*その時には考えるな。いざという時に考えないで済むようにしておくべき事柄がいくつかあって、こうした「死に際」にまつわる事というのは普段から考え倒して「決めて」おけ、と我は我に思う。それが武士道とかって日本中の野郎がやたら喜んで口にする哲学の本当に意味するところである。あくまで俺の解釈やぞ。)

があって初めて「愛してる」とか口にすべきなのです。

だから私はライブで頻繁にこの言葉を口にするのです。

「好きな女が出来たら子宮にぶっかけろ」
それを聴き間違えた誰かがさらに素敵な言葉を客席から投げ返してきました。
「地球にぶっかけろ」

意味は同じです。
*ちなみにこの台詞はcro-magnonのシゲが僕に言った言葉でした。言われた通りにしたら出逢って1ヶ月半で妻は妊娠しました。ありがとうシゲ。今度は僕がシゲにこの台詞を贈ります。

都合のいい「愛」なんぞクソくらえや。
苦心惨憺・阿鼻叫喚(くしんさんたん・あびきょうかん)。
血反吐もよおすような思いで、
おまけに両親や親戚や友達みんなの助力を得て、
やっとこどうにか形をなすような、
それが「愛」なんだと思います。

だから昨今ちまたにあふれる「愛してるー」みたいな唄たちはあまりに軽くて、
とりわけそうしたワードに本能的に苛烈な反応を示す世代に対して、
なんら「教え」られてない。と思う。
少なくとも「愛」が「僕と君」で終わってる。
そんな愛の唄が繁殖しとる。
(ナントカさんのナニナニって曲はそんなことないですよー、みたいな野暮なコメントはお寄せにならないでくださいお願いします)

ま、熱いのや重いのばっかじゃ息つまっちゃうけど、
でも日本という国家をひとつの人格として捉えた場合、
「そればっかじゃ」っていうか
ただ圧倒的に逃げてるだけだと思います。
あくまでテレビや新聞などのマスコミと呼ばれる表層的な現象を追って申しているだけですが。私の感じ、知る限りですが。当然。



当たり前に在ったある感情が、
当たり前でなくなっていく全体的な傾向。
人間の歴史の繰り返してきた衆愚の犯す罪の代表「戦争」「侵略」「差別」なぞは、まさに同じところから生まれてきます。

私が戦争を嫌いなのは、
ヒステリックな左寄りがキーキー言ってる「平和」が目的ではありません。
だからライブで「平和」というワードを吐いたことはほぼ一度もないし、
どちらかというと「平和」は一方的で危険で嫌いです。
*「ピンフ」と「ピース」は好みます。

ただ、人の生き死にを人が決めるのが、そういう自我の自由を妨げる行為が、許せないのです。または、大多数の人間が「無思考・無思想」状態に追い込まれた結果生まれるものだから、嫌いなのです。それこそが「非人間的」行為で、アンナチュラルだから、忌み嫌うのです。



つまり、コンドームを使わずにセックスをして、
子供を作ってみよう。ということです。?

じゃないとわからないことが、多すぎるんです。
(不妊治療でご苦労されている夫婦や、わけあって子をもうけられない方々を軽んじて発言しているわけではないということを、どうかご理解いただきたい)


計画的な子作り。
計画的な人生。
目的を先につくってそこへの道のりを考えよう。
って、オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい。
人生は会社の仕事じゃねーんだよ。




拓夢君三歳の冥福をお祈り申し上げます。
冥土で会おうな。俺や実ると遊ぼうな。keycoにお歌唄ってもらおうな。巧ちゃんにピアノ弾いてもらおうな。nbsa+×÷in 冥土に招待するかんな。みんなで踊ろうな。そして生きてる限り俺はお前の死を決して無駄にはしないからな。

ちなみに上記の佐々木・西村両名は、亡くなった幼児と同様の体験を約6ヶ月くらい味わうという刑に処してください。レゲエを愛する裁判官さまへ。

あと有能なる日本国総理大臣をはじめとする独裁党の皆様。
民生委員ってのと、児童相談所ってのと、教育委員会ってのにメスを入れないかい?


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Cro-magnonのドラムス・大竹重寿とサリーちゃんの結婚式が昨日軽井沢で行われました。

親族だけの式に、クロマニメンバーや有坂美香ちゃんとお招きいただきました。
シゲの親族は酒豪が多く、
夜中の宴は50代から20代までが相当フランクに
語り合いまして、
流石にシゲの親族やのうと、感動。

10年来の付き合いを成就させたお二人に心から祝福を送ります。
素晴らしい式にお招きいただき、まことにありがとう。

さあ、家庭も持ったということで、
シゲ。来年のnbsa+×÷ tokyoのことを考え始めようかね。

photo:nbsa tokyo 開幕4時間前。楽屋にて。


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photo : 3hours before open @ nbsa+×÷vol.3 gakuya "ROOM A" 今日さんざ苦労して無線がつながりました。 光です。 ワイヤレスです。 ぴゅんぴゅんです。 でも来月からの請求が怖いです。 父ちゃん、マジ頑張って稼ぐかんな。 風ちゃんを保育園に行かせるには、 少し足りないのだ。 なんで東京の保育園は家賃くらいするのだ!!!! だからぴゅんぴゅんのネット環境で ガンガン仕事するのだ。 ぎんぎんのギターと ぴゅんぴゅんのパソコンで どんどん「意味」を生み出していくのだ。 そしたら風ちゃんもお友達とたくさん遊べるのだ。 母ちゃんも一日に少しは超ド級甘えん嬢×暴れん嬢の君から、 一日ほんの少しは自分の時間を持てるようになるのだ。 nbsa tokyoから何日が経ったのだろうか。 正直、もの凄く出がらしになっていて、 まだ手に力が入らない感じというか。 何も考えないようにしつつ、 結局ずっとnbsaのことを思い出しつつ、 運営者としてあがったりさがったりしつつ、 出演者としてあがったりさがったりしつつ、 何ヶ月もおろそかになっていた新居の整理を行っていました。 毎年そうなんですが、色んなことが重なって一気に終わるのが この秋口のパターンになってまして。 来年はスケジューリングを整えて、適度に突発的な事態が起きるように したいものです。苦手なことから意識していくようにしている今日この頃。 明日はシゲの結婚式があるので、軽井沢に行きます。 nbsaのその後が、今年もガヤついているようですが、 色んな意見を丁寧に寄越してくれるお客さんの、 このイベントに対する思い入れに感謝と当惑です。 つまり、このイベントの在り方そのものが生み出す、 軋轢点のど真ん中が今年は顕わになったからです。 奇麗事は言いませんが、この祭だけは 「全ての人にとって意義があり、楽しめる」ようにしたいので、 出来るだけ多くの改善点をあらわにしつつ、 しかしマイペースに前進していく所存です。 惑いも憂いもきっちり乗り越えて、 ただの「妥協点」じゃない、 nbsaという新しい生き様としての「概念」にすらなるような、 自立したファンタジスタたちの共存姿勢を探るような、 新しい在るべき世界のあり方を問うような、 だからこそグチャ混ぜスピリチュアルなスタイルをとっているのです。 でも、お客さんにもだたの「お客」としてこられても困るというのが本音です。 なんかこう、「特別な」お客さんで来て欲しいです。この日ばかりは。 個人的には、全裸もダイブもありですが、 nbsaは段々と人間社会の縮図のようになってきてまして、 今年はそれがいよいよ顕著な現象としてみられました。 色んな種類の音楽が混在するだけに 色んな種類の感性が集合して、 それがどういう風に空間を共有するかが、 来年のテーマになると思います。 色んな種類の音楽が混在して、 色んな種類の感性が集合して、 劇的にポジティブな空間を生み出してるステージから、 オーディエンスが何を感じられるか。 それが、来年のテーマになると思います。 簡単にいえば、 ダイブした熱血漢の男気を俺は買うが、 その着弾点にいたkeycoファンの女性が怪我をしたのも事実であって、 例えばそういった「やるせなさ」を与え合うのは、 誰の願うことでもなく、 しかし残念ながらそういった事例が幾つか報告されているということです。 「結果的暴力」は、加害者にその気がないぶん余計、 痛い思いをした人がやるせないんだわ。 具体的解決?そんなものはまだ思い浮かびません。 「ダイブ禁止」とか、そういう「禁止イズム」も好みません。 日本の学校や警察や政策じゃあるまいし。 でも今年は犬式を滞りなく演奏させたいという秋実るやQ-ILLが ステージ前列で仁王立ちしてくれてた気持ちは、 後できいて知ったのだが、頼もしかった。 こっちも「ルール作り」なんかしたくないし、 毎度その場の自分の尺度で大切なものを守って行動してるんだよね。 全ては、そこにいる人が自分で判断して考えることだと思いますから。 が、考えます。現実的問題としても。 「野郎のみんな。 女ごの感性ば分からんと、 人生は決してうまくいかないよ。」参照:【自分から自分へ贈る言葉】 太陽の女。男は影。 男女に限らず、さまざまな価値観のせめぎあう場所。 それが作りたかった場所でもあります。 イベントの規模・運営の拡大・洗練。 来場者の増加。 影響力の増大。 そうしたことが予想される今後ですが、 そうしたことをたくさん考えるのもいいのですが、 お客さんに何を伝えたくてやっているのか、という点も 「表現」としてのイベント、 「広まっていくイメージ・概念としてのnbsa」も、 在るがままに、 しかしなんとかもう少し整理をつけていきたいと 思っています。 「タダのイベントじゃないから、終電が無いやらヒールで足が擦れたやら言わないでね」 っていう部分も、お客さんが毎年学んでいってくれる部分でもあると思います。 (いや、終電には間に合うようにしたいと毎年奮闘はしてます。  が、出演者数の増加に伴い今年も難航。  押して御免、は僕は言わない主義。  その後の時間をどう楽しめるかも、夜の力量次第。  nbsaは、結構難易度高いよ。  でも、やっぱり可愛そうな子も出てくるから、  あんましいい加減でもいけないね、  と毎年15%ずつくらいは改善できてるんです。システムが。  来年は、「無理なくできるように」を合言葉に、  空間・時間を拡張する作戦を思い描いています。) インターネットでの様々なコミュニケーションツールを駆使して、 情報をやりとりして、 客席の倫理観を分かち合っていくことや、 出演アーティストに関わる意見を交換しあったり、 それこそが「文化」であり、 そうしたオーディエンスの自発的な盛り上がりが、 全出演者・関係者の最も願うことであります。 どうするのが、nbsaの客としてかっこいいのか、 出演者としてかっこいいのか、 かくかくの意見や感性を様々な議論で忌憚無なく、しかし愛をもってぶつけあい、 そうした生き様を一年間敢行して、 また来年会えるとしたら、 ぐっとすげー高みが待っているとも思います。 究極的には僕は丸太転がして死人が出るくらいじゃないと祭とはいえないと思いますが、 規格品に慣れてる現代人のためにも、ちゃんと考えてるぜ!(笑) でもゆっくりと、皆を野生に引き戻そうと画策しています。 都会人気取ってる大竹重寿首領なぞはもっと「スマート」な方向を向いてますから、 これがよく意見がぶつかるわけです。 でも、決して我々は互いの近似値など出しません。 全員の理想の最大公約数とでもいいますか。 nbsa+×÷は、そこを目指しています。 その過程・プロセスである364日こそが答えで、 1日の祭りは祭りなんです。 これからこのイベントがどう進んでいくのか。 それは「劇場型」でお見せしながらやっていこうと思ってますから、 まあそれもマイペースに、 ただし一生続くんで、 気長に、 よろしゅうです。 関わった全てに、感謝。 これからこのイベントが「何であるのか」を、 もう一度自分たちに問いかけて、 新しい方向へ進もうと思います。 そしてその答えは、 早くも来月の大阪にて 出始めることになります。 11・18 なんばハッチ。 nbsa+×÷osaka vol.1。 を楽しみに!


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やった。
つながった。。。。
無線LAN。

昨夜徹夜で6時間インストールを試みたがつながらず、
さんざんいじり倒されたパソコンは完全に錯乱。

NTTのカスタマーセンターの橋本さんという親切なオペレーターに導かれて電話で4時間。
ったさきほど、17:38.
つながったー。

これでおいらも電脳キッズの仲間いりだぜ。
我が家じゃ誰でも何処でもパソコンできるのだ!!

長かった。
再工事やら工事延期やら。
一軒家はそれぞれに事情があるから、
マンションやアパートみたいに
スンナリとつながるとは限らないのですな。
本当に長かった。

三ヶ月ぶりに、我が家にパソコン環境が戻ってきました。

さあ。nbsaのことを振り返ろうかね。


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まだ戻ってきてません。

ほうたらかしにしていた家事をしています。
パソコン環境作るのにシック八苦しています。
無線LANのアダプタがどうしても接続完了できないのです。

nbsaは盛り上がった。

今年も押した。

来年は一日じゃ無理だと思う。

各アーティストをもっとゆったり満喫しながら、
それでいて繋がっていけたらよいと思う。


詳しい事はまた明日以降。
振り返りと今後の展望。


今は、無線LANを早くとりつけたい一心。
眠れない。


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お蔭様で前売り券はO-EAST店頭受付(本日20時まで)を残して終了いたしましたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!

ががが!!!

当日券、出します。

早く来たほうがいいと思います。



そして、今レコーディングを終了しました。

気絶しそうに張り詰めた長い長い半年でしたが、
明日を終えてから、
昇天します。


明日!


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列伝の連載が到底全員を網羅しきらないうちに、東京の開幕がやってきた。

だが列伝の連載は11・18の大阪へと向けて続くのである。



われわれ犬式は現在、我らがエンジニア犬島氏のアジト・大阪のWANSKスタジオにて『DIEGO EXPRESS(仮)』と題された作品の最終仕上げを行なっている。

本日で完全に全ての工程が終了する。

90%完成にちかづく。

あと最終ミックスを施して、
マスタリングするだけである。

昨夜、キーとなる曲の唄入れが完了した時は、
興奮が抑えられないほどの作品の完成度で、
神経が高ぶって寝られないほどで、
そうしたことはこの6作品目で初めてであった。



明日はnbsaです。
俺たちの存在意義を賭けた一日になります。

本日のレコーディングを終了させて、
東京へ戻ります。

渋谷で御逢いしませう。


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心の風景

ゲットーの地下に楽器を持って集まっては、
セッションに明け暮れるフリーマンたちであった。

これが、nbsa!!


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SOIL&"PIMP"SESSIONS:爆音ハードコアジャズバンド通称「DEATH JAZZ」


犬式にとって最古の仲間である。
会場で手製のデモテープを売っていたような時代から一緒にやってきた。

常にお互いを意識し、お互いに刺激され、お互いに学びあってきた。
お互いを嫉妬し、お互いを打倒し、お互いを許しあってきた。

私とtrumpetタブゾンビとの間にはある協定がある。
「お互いの作品録音のフィーチャーに関しては双方とも、ノーギャラでやる」
というものである。

今のところ、犬式サイドしかこの権利を行使していない。
早くおれおよべ。


trumpetタブゾンビとはスペースシャワーTVのスタジオグロウンという生放送番組を今年の4月までおよそ2年一緒にやっていた。
生放送のカメラの前に身をさらして番組を進行した戦友である。
非常に危険なコンビであったが、楽屋での打ち合わせやメーク中に事前に危ないトークをかましまくることで、本番中の事故は最小限に喰い止められた。
と思う。


sax元晴は常に界隈でもっともアクティブで生命力に溢れていて、
音楽が大好きで常時興奮と熱狂を求めてプレーしている。
そんな彼の純粋な打ち込み方に、こっちも火をつけられるのである。
なにせ身体が頑丈で、彼が疲れたという時はよほどである。
が、最近はソイルが売れっ子なので日本全国から欧州ツアーまでと
さすがにしんどいと口に漏らしているときくから心配している。
ようであんまりしていない。
元ちゃんはたいがい大丈夫なんである。
ていう人、身の周りに一人はいるでしょ?

彼はゲイでもあり、
同性愛者の権利に関わる訴えも強く持っている。
そしてそれを公にし、問題にたいして真っ向から顔を突き合わす、
勇気ある人である。

私たちはただのお行儀のいい業界ご用達音楽家じゃない。
その前に一人の人間であり、
表現したいことがあるからこそ音楽を発し、
数々のレベルミュージックが成し遂げてきた、
音楽の圧倒的でピースな実行力を
信じているのだ。
少々角がたつことでも、
信念をもって言っていることだから、
いかなる批判にも耐えうる、
そういう覚悟を決めて人前に立っている。
たかが、ゲイであるということで、
彼のことを揶揄する、
驚くほど器量の狭い人々を
私は友人として許さない。

それからいっておくが、
彼は秋実る氏と1,2を争うんではないかという、
腕っ節のつよい男である。
男気があって、純粋で、そしてソイルの中でもpiano丈青と1,2を争う、
PIMPでもある。

彼の座右の銘は
「ラウド マイノリティ(LOUD MINORITY)」

「BECAUSE IT'S FUN」


ちなみにバークリー音楽院を主席で卒業しているときく。
ブラックもホワイトもブラウンもいるなかで、すげーなーと思う。

彼のハードブロウは、血管炸裂もののやヴぁさである。
だがしかし、彼は女のような繊細さも併せ持つ。
ゴイスー。


ここまでくると他のメンバーも紹介しないと文句いわれてしまいそうであるが、
あまりに長大になるのでそれは来年にさせていただきます。
あしからず。



ジャイルス・ピーターソンの眼鏡にかなったことをきっかけに、
今となっては欧州のクラブシーンにおいても確固たる存在を築いた。
クロアチアに行ってもソイルを観に来るやつがいるのである。

まさに我々の仲間内が抱いていた確信を具現化しつつある。
「俺たちの音楽は、必ず世界でもヤヴァいはずだ」

欧州一回目の遠征から帰国したタブが言ってた。
「俺らまわりのバンドはみんなあっちでも大うけするよ。
   日本のほうがやヴぇーーーーーーーーーーーよ。」
私も、やっぱな。という感じがするのである。

nbsaという祭りに集まるものたちのほぼ全員を貫くいくつかの軸のひとつ。
それが「インターナショナル」な表現力を持ち合わせている、
そしてそのことを強く意識してきた世代であるということだ。

英語やスペイン語やスワヒリ語の音楽にやられてばっかりだったけど、
我々が「この歌なんて言ってんだろう」って英語の辞書を必死に調べたように、
日本語の辞書を買ってほしいのである。
文化的な相互理解が感情として根底にあれば、
国家間のコミュニケーションとて、もっとうまくいくはずである。

ワンサイドゲームの文化的侵略を阻止したいという意地が、
nbsaの根底には流れている。

しかも、グラウンドに足をついた海外への進出でなければ意味がないということを、
日本でのアンダーグラウンド活動で学んできた、
「リアル」な人々である。

日本でしっかりと支持をもらいながら、
インターナショナルに影響を与えうる活動をしていきたい。
音楽とは「こころ」の問題であり、
トップダウンのばら撒き売りじゃ、
絶対に「文化」にはならない。

ソイル、そして近々に欧州遠征の話があるクロマニオンなどの、
ボストン組の居るバンドには刺激されます。

途中から自分の話になってました。

もうソイルについて語ることはあり過ぎてまとまりません。

いつもどおり、
間違いなく、
初期ハードバップを髣髴とさせる彼らの
弩熱いライブに、
狂っていただきたい。

遠慮はいらない。
悪いことはいわない。
腕組してるマニアはどうぞ後ろへのほうへお回りなさい。
勘違いしちゃいけない。
彼らはジャズじゃない。
デスジャズなんだ。
でもご婦人方。
彼らのファッションをチェックしてる暇があったら、
音を聴きなさい。
深く深く、音を聴きなさい。
わからないことがあったら、勉強しなさい。
それが彼らの求めてることだ。
果ては、貴女の求めてることだ。

感じ入ったら、
大きなレスポンスの波をお返しください。

どうぞよろしく!

http://www.soilpimp.com/


    *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 


   夜間の自転車の無灯火運転はたいへん危険です。
   あなたが見えないのは一向に構いませんが、
   こちらから見えないのがたいへん危険です。
   もしもあなたが若くて聡明な健康体であるならば
   チャリ灯の負荷が耐えられないというのは
   『北斗の拳』に登場する悪党の
   「嗚呼、息をするのも面倒くさい」
   と変わりません。
   「ならばとめてやろうか(拳)」
   ということになりかねず、たいへん危険ですので、
   おやめください。
   
   秋の交通安全キャンペーン 熱烈開催中!!   警察庁広報
  
    この顔にピンときたらコーラス110番!!!


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らぞく:湘南藤沢ジャムロックバンド


中学だか高校から一緒にやっている三人組みである。
うちのドラムの柿が17歳くらいのころが横浜らへんでつるんでいたヨシミで、
一緒にライブをやるようになって随分たつ。

三人とも私と同じ昭和53年組のタメ。
ギター・唄の越野竜太は身近なギタリストで一番刺激を受けた奴。

一回目のnbsaからずっと彼らの出演を推してきたが、
遂に叶って個人的に大変楽しみにしている。


竜太の声は男とも女ともつかない声域を出す。
まるでジミヘンやレイボーンのように唄いながらギターがそれを沿う。
ギターが身体の一部になっているとはアアいうことで、
それをベースぶんちゃんとドラムスけんさくがガッチリ支えている。

三人のコーラスワークもまるでクレイジーホースのように独特で、
フリーキーな装いを醸し出す。

湘南フリーキースタイル。


ジャム。
サーフ。
レゲエ。
サイケ。
ブルース。
ファンク。
ソウル。
プログレ。

気持ちよくすべてを包み込んで、
一掴みの湘南のそよ風を加えると、
らぞロックになる。

竜太の日本語もなかなかオリジナルで、
歌詞はわかりやすくて迷宮に入り込みやすい。

「気取っちゃ駄目だよ 湘南ビーチ♪」
ってフリーキーな緩さも持ち合わせるが、
「全然聴こえないファッキンミュージック通り過ぎて♪」
と、さくっと毒吐くあたりも私は大好きだ。

彼らの気取らない緩さにだまされちゃいけない。
クラゲみたいにチクリと刺されます。

シニカルです。

らぞく。





「月光に踊る」という曲での
「月光に踊る裸族のように 裸の心で舞い踊る」
というフレーズは彼らへのオマージュであり、
私が髪を伸ばし始めたのも、竜太が当時は今の私くらい髪が長かったからである。
(copasalvoのタダヒロと三人でネオヒッピームーブメントかと思いきや、
 二人とも断髪。私だけ縄文スタイリーとして生き残る。)

一方で、らぞくが初期犬式の「飛魚」という長大な曲を
ジャムの中に取り入れていた時代もあった。


ちょっと僕のお友達やヴぁいんで、みてください。
らぞく初見の皆様には、そんな気持ちで居ります。

あおりあおって
ゆらゆらめいて
天井届くくらいの波をつくって
のっかって
ぶっ飛ばされてクダサイ★

http://www.razoku.ne.nu/

    *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 


   結成十年、 アメリカツアーや 数々、様々なパーティーにて会場を沸かせて来た彼等のホーム それがジョイストリームである。レペゼン藤沢パーレー!!
          JOYSTREEM 祝☆10周年




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tengaku-dub(テンガクダブ):AUDIO ACTIVEが「Melt 2」を、最近では光(BLASTHEAD)君も録音したという長野県飯綱高原にあるスタジオ「Studio Tengaku」(標高1200m)に集ったミュージシャン達で結成したエクスペリメンタル・ダブ・バンド


長野は恵まれた土地であると思う。

今夏、各地のフェスでよく目にしたタワーレコードのキャッチコピーに
「THINK GLOBAL, ACT LOCAL」
というのがあって、好きだった。
世界規模で感じ・考えて、自分の地元から動いていこう、
といった意になるのであろうが、
ローカリズムを打ち鳴らすことを提唱してきた私としては
まさに狙いを得たキャッチフレーズだった。

地元のことをつくり、変えていくのは、
地元以外もよく知った地元の人がやるのが、
一番いいにきまっている。
人のことも自然のことも、体で知っているから、
何が大事なことかも知っている。
「なぜ、あそこにある山を削ったらいけないのか」という問いに対して、
それを毎日生活の風景として眺めてきた人々以外に、
答えを持つ者はいない。


テンガクダブやblissedといった長野のバンドを語るときに、
「UEDA JOINT」という上田市ではすっかり恒例となった、
地元密着型の夏フェスの存在が欠かせない。

tengakuのギタリストである白石才三(としぞう)が、
バークリー音楽院留学時に養ったインターナショナルな感性と
地元長野県上田市を愛する気持ちで5年前から上田城の袂ではじめた、
フリーの野外音楽フェスティバルである。

このイベントに毎年お呼びいただいていることで、
上田から松本あたりにかけての土地柄の素晴らしさを毎年堪能している。


むろん、どこの土地にも「此処を出たい」とばかり言ってる若者もいる。
だが東京にもほど近い長野の若者たちには、
地の利と大地の恵みをしっかりと認識して、
腰を据えた地元カルチャーの造形に携わる人々がいる。
それも、自分たちのセンスの求める形にこだわりながら。

NYとUEDAがTOKYOなんぞすっ飛ばして直接連結させられる時代だからこそ、
この土地から発信できるメッセージ・パフォーマンスに
強い責任と喜びを感じられるのだ。

世界の中心を気取る一部の国や、
日本の中心を気取る一部の都市にだけものを言わすから、
政治的にも経済的にも侵略が絶えないのである。
それまで土地に根付いてきた人々の「心」をなおざりにした、
「侵略」行為である。

そうしたことに対する若い世代からのレスポンスが、
今、たとえば、長野のアンダーグラウンドに満ち満ちているということだ。

大人の価値観をぶっ壊すのではなく、
それらの築いてきたものをうまく活用しながら、
しっかりと手綱を自力でいただく。
こういう生産的なレジスタンスが増えてきている。

文化の新・旧で争いあった時代から、
新も旧も自分の背丈に合わせて美味しく調理する時代になったのだ。
 例)上田市内から車で小1時間のところにて、まさに解体される運命にあった
 明治時代の古民家の賃借を申し出てショップ・アトリエにしている
 SKUNK DESIGN FACTORYの二階から見える緑は、燃ゆるごとく「萌えて」いる。


「UEDA JOINT」という祭りの背景には、
多岐のジャンルに渡って、
生活と表現を成り立たせる地元カルチャーの牽引者たちの意地がある。

田舎と都会の中間的立地である長野というローカルが、
ぼちぼち東京ローカルとの交流を深めつつあるなか、
上田マッスィブのシンボル的バンド、テンガクダブがnbsaへの出演を決めた。

信州の山男たちが、10月14日の渋谷に吹き降ろす風に注目いただきたい。

http://www.tengaku.com/

    *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 

  愛され続けて50年。日本の味。信州の味。
         テンガクミソ はnbsa+×÷をサポートしています

  Topwater Hard Core デザイン釣具・T-SHIRTS
         SKUNK DESIGN FACTORY


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