先日、『ミツバチの羽音と地球の回転』『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲ひとみ監督とANTAMEDIA2号の企画で対談をさせてもらいまして。

その際に「のべつまくなし、興味本位で人々が島に押し寄せても、島には宿泊施設も大してない。」
「どうせ来るなら、こういう機会にまとめて来てほしい」
と仰っていたのですが。

今日ようやく、何が行われるのかが俺にもハッキリしたのです。

それで、とりあえずCOP10の名古屋から、24日の上関に足を伸ばすことにしました。



2010 反原子力デー 「上関原発いらん!in上関集会」
日時:10月24日(日) 13:30より16:00ごろまで
場所:上関町室津
講演:飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所 所長、山口県周南市生まれ)
   演題「上関原発の不要性と自然エネルギーの可能性」
その他、地元及び支援団体からあいさつや現地情報、取り組みの報告など

台船の座礁事故などのミス、不手際にもかかわらず、中国電力は住民の合意のないまま埋立て工事の再開を強行しようとしています。
厳しい状況は変わりませんが、だからこそ、多くの人たちの上関原発はいらない!という思いを、あらためて地元上関町に伝えていただきたいと思います。

ぜひ多くの皆様のご参加をお願いします。

問い合わせ先
iwaishima@gmail.com(祝島島民の会)
※現状が現状ですので、返信がすぐにはできないこともあります。
 申し訳ありませんが、ご了解ください。


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こうした国際世論への訴えかけも、行われている。
「広島ー上関リンク(HIROSHIMA KAMINOSEKI LINK)」によれば全ては、カンパや募金で寄せられた費用でまかなわれている。
「税金」を払うのならこういうことに払いたいものである。
今、推進のためには湯水のごとく、我々の税金が投入されて「国民の理解」という名の洗脳を施されている。


            
(CLICK 拡大)

本日付けのインターナショナル・ヘラルドトリビューン紙に掲載された意見広告(呼びかけ発起人 湯浅正恵)

「広島の近くに建てられる原子力発電所が、生物多様性に大きな打撃を与える」
「COP10会議において、上位議題として話し合われることを要求」




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【22日にCOP10開催の名古屋でライブします*詳細はコチラ

ようやくマスメディアでも取り上げられ出したCOP10(コップテン)。
生物多様性に関する条約を締約した国が集まる、世界的な会議。


6月に祝島を訪れた際に出逢った虹のカヤック隊のメンバーから人を引き合わせてもらった縁で、22日に名古屋で行われるイベントで歌う。翌日の市内でのパレードにも参加する。キナ昌吉さんは20日、21日と滞在がズレて、今回はニアミスのようで残念だ。

始めは皆がいっている「コップテン、コップテン」という言葉の意味が解らなくて不思議だった。


生物多様性条約って何だろう?


条約の目的が公式のサイトに掲載されている。
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/cop10/index.html

条約の3つの目的

・地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること

・生物資源を持続可能であるように利用すること

・遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること


一行目からいきなり、議長国の政府が掲げる「原子力立国政策」にも、「経済成長」にも反していることになる。

二つ目に出てくる「生物資源」という言葉が解らないので調べてみたら、

ー食料、衣料、薬品など人間の生活上に必要な資源として利用される生物のこと。通常、自然資源(または天然資源)(Natural Resources)と呼ばれることもあるが、厳密には自然資源には水資源や鉱物資源なども含まれるのに対して、生物資源は生物由来のもののみをさす。一般に生物資源は再生可能資源ではあるが、近年の過度な利用により、絶滅の危機(再生不可能)に瀕しているものも多い。このため、生物多様性条約などで、持続可能な利用が求められている。生物多様性条約(第2条)においては、現在または将来利用され、あるいは人類にとって潜在的な価値を有する遺伝資源、生物またはその部分、個体群その他生態系の生物的な構成要素を含むもの、と定義されている。ー

そして、最後がこう締めくくられていた。

ーバイオテクノロジーによる生物資源の開発を推進する立場の先進国・多国籍企業と、生物資源の盗賊行為(バイオパイラシー)を阻止してこれらの利益の還元を主張する生物資源原産国としての開発途上国とは、生物多様性条約制定・運用などをめぐって対立してきた。ー(EICネット)


なるほど、この条約そのものが、巨大資本によって綱引きの対象にされ、骨抜きにされかかっているわけだ。

条約の目的の三っつ目にある
「遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること」
のくだりなどは、モンサント社の遺伝子操作した種子に買い上げられている世界の農業情勢という現実がみえてくる。

世界の農産物が、世代を越えることの出来ない(毎年購入を必要とする!)遺伝子操作された種子と、ご丁寧にその種子にしか使えない農薬と肥料のセットによって占められる事態が起こりかねないのである。いや、例えばインドの綿栽培では既に、弊害が顕われている。アメリカ生まれのモンサント社製の種がインドに馴染まず、モンサント社への借金を払えない農家の自殺が増加しているという。手放した従来の農業のノウハウとそれに適した土壌は、簡単には戻ってこない。

そして、それらの遺伝子種子ビジネスを成り立たせているのは「安ければいい」と、遺伝子種子から出来た綿製品をこぞって買い求める先進国の消費者たちなのだ。だが、消費者たちにはどの綿が「遺伝子操作」されているかが、知らされていない。モノの「安さ」の裏には、常に地球の何処かで、しわ寄せを喰っている一次産業者や工場労働者が居ると思ったほうが良い。



【議長国の大いなる矛盾】


(15日早朝から、中電の埋め立て作業の強行を阻止しようと、建設予定地の浜に座り込む反対派住民たちー山口県上関町田の浦)

議長国たる日本政府は「原子力立国政策」を推進、官民一体となって海を越えたベトナムにまで原発を売ろうとしている。
気がつけば「CO2排出量規制」という言葉は、原発の最大の売り文句「CO2を出さない」にすり替わっていったのは皮肉か、それすらも謀(はかりごと)だったのか。少なくとも、そのスローガンは原発事業全体のフローを見渡せば、大嘘だったことになる。

懸念されるのは、放射能汚染や事故だけではない。近海の海水温度を上昇させ続ける「温排水」を大量に流す原発の新設を見直すには、今しかない。ましてや山口県・上関原発の場合、30年間暮らしを削って建設に反対してきた住民が500人以上居る。

町政、県政を巻き込んでの長い闘争は、常に大きな力による強権の発動でジワリジワリと事を推し進めてきた。
そして責任だけがノラリクラリと転嫁されてきた。
映画『祝の島』での島人が中電の作業員に向けた言葉が胸にささる。

「あんたらのやる事は、違法じゃ無いけぇー、余計タチが悪いんじゃわ」

金、権力、職、人。手を代え品を代え、経済の論理は「暮らす側」の論理を巧妙に絡めとり、多数決工作を施して「民主的な結論」「住民の総意」を選挙の度に、ねつ造してきた。映画の中の作業員を通り越して、膨大なエネルギーの浪費をむさぼる僕ら都会の市民に言葉は突き刺さる。


そしてまさにCOP10開催期間中の15日の朝から、原発建設許可の降りないまま、「埋め立て作業」は強行されている。
阻止活動をする漁船や住民が力尽きて倒れるまで、この執拗なやり方は繰り返されていくのだろうか。給料をもらって作業をする中電作業員や推進派住民、下請け業者、経産省、海上保安庁の面々と、漁を捨てて漁場を護ろうとしている漁民たちとの兵糧戦という明らかに公平を欠く図式に、日本という国の在り方を問う。

日本の開発事業には、常にこうした光景が伴ってきたのではないか。
そしてメディアはことごとく、それらを無視してきた。


国ってなんや?
COP10の議長国、ってなんや?


(反対派住民をマニュアル棒読みで「説得」する中電作業員、住民をカメラで撮影し続ける作業員らー山口県 上関町 田の浦)

中国電力側は工事の遅れを住民のせいだとして、50以上の損害賠償訴訟を起こし、裁判所の判決は全て中電の訴えを認めるものとなっている。



【ONE & ONE. CHOICE & CHOICE. EVERYTHING IS UP TO YOU. 】

祝島を訪れて確信したのは、厳しく豊かな自然の中で「日本の原風景」たる生活を営む島の人々のシンプルな暮らしと、その生活が存在する自然環境の全てが、真っ先に守られそして優先されるべき項目であるという事だ。これを守るのが、国という巨大単位の成すべき事業である。

万年かけて造成された浦を埋め立て、発破かけて山を吹き飛ばす作業は一夜で終わるが、失われた生態系は二度と戻らない。田の浦や祝島の海域が美しく透明なのは、浦から染み出す奇麗な水があるからだ。そしてそこにしか棲まない生物たちによって、生物環境のホットスポットが形成されている。ましてや此処に、海水の7度も高い温排水を大量に吐き出し続ければ、瀬戸内海の広域に渡って生態系は壊滅的な打撃を受ける。


どうひいき目にみたって、島の人々の暮らしより僕たち都会人の暮らしのほうが、たくさんの背伸びをしていて「譲れる」部分も「変えられる」部分もたくさんある。


エネルギー問題は、「成長し続ける経済観」を根本から反省しなければ解決しないし、「既存の需要を維持」するための原発はあまりに抱えるリスクが大きすぎる。そして、再生可能な自然エネルギーへのシフトが、日本は余りに遅れている現状がある。また、原発事業が官民一体となって行うメディアコントロールは、戦時中の大本営発表を思わせるほどの偏向報道を生み出している。自然エネルギーの知識が、圧倒的に不足している。

問題は国家や大企業の在り方をグルリと一回りして、それら全ての消費を司る無数の「個人」に委ねられてくる。

これだけ「オカネ」が重点を占める社会になっている以上、地球上の総意としてその使う向きと力を、自分たちの暮らす環境を守るほうにシフトさせる必要がある。そしてそれは、日常的な一人一人の選択の賢明さに、ゆだねられている。

具体的にいうなら、例えば小麦粉を求める時に、
・安くて量の多い小麦粉を買わずに、国産の有機の小麦を買うようにする
といった「こだわり」を少し持つようにするといい。そうした判断の積み重ねで、僕らは世界の在り方に関わっているのだ。

こうした行動をとると、正しく生産された食品には消費税をかけない、生産を国単位でサポートするなどの政策を、人々は支持し始めるだろう。なにより、人々は今よりも食料を大切に食べるようになるだろう。

或いは、携帯電話を買うときにサービスによって会社が選べるように、電力会社も自由化されて、消費者が選べるよう声をあげるべきである。嫌が応にも、原子力由来のエネルギーを買わされるよりは、仮に割高でもソーラーや風力や波力、潮力、或いは小規模水力発電などの自然エネルギーを、居住地と生活形態に相応しいものにコーディネートできるほうがいい。そして実はやってみると、自然エネルギーは原子力よりもコストが低い。スウェーデンなどは先進的に、こうした政策を取り入れている。決めたのは、国民投票だ。

何よりもこうして自分で選んだ電力を、やはり人は今よりも大切に使うようになるだろう。

人類の誰もが、宇宙の意味や、自然の有り難みを本質的に、経験的に、理解できるように努めなければならない時代がやってきている。ややもすると「人間」という薄っぺらい一枚の層にマインドを囚われていやしないだろうか。だが、地球の裏側で一匹のミツバチが起こした羽音は連鎖的に「私」を取り巻く全てに関与している。感性のレベルで、この事を思い出した時の喜び。これは実は誰にでもある経験だ。

僕ら一人一人が、この自分の中の直観を信用して行動していくことが出来れば地球は変わる。そしてそれは、大して難しいことでは無いように思う。別に絶食をしたり修行したりする必要もない。ただ、そうした「自然とあるべき」地球の姿を取り戻す気運を、より多くの人がポジティブに発し続けるだけだ。


まずは知り、そして動いていくしかない。
これは、チベットでもパレスチナでもなく、山口県の上関町で、今まさに起きていることなのだ。


いずれも、10月15日以降の緊迫した様子を伝えている。



島民の会 ブログ http://blog.shimabito.net/
虹のカヤック隊 ブログ http://ameblo.jp/nijinokayaker



また、祝島のことを伝える2つの優れたドキュメンタリー映画が今年に入って公開されたので、お近くで上映の機会があったら是非ご覧になっていただきたい。一人でも多くの方に、一刻も早く観てもらいたいと切に願っている次第であります。

『ミツバチの羽音と地球の回転』http://888earth.net/index.html
『祝の島(ほうりのしま)』http://www.hourinoshima.com/




抗議、問い合わせの連絡先
--------------------------
中国電力
TEL 082- 241-0211
FAX 082- 523-6185
メールフォーム
https://cc-www.energia.co.jp/faq/1024/app/servlet/ext_inquiry_a?linkid=904&linkstr=%8C%B4%8E%71%97%CD%8F%EE%95%F1

中国電力 上関原発準備事務所
TEL 0820- 62-1111

山口県知事への提言
TEL 083- 933-2570
FAX 083- 933-2599
メールフォーム
https://cgi01.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/koho/chiji-teigen/3teigen.htm


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【転載・転送大歓迎】


田ノ浦の現場からみなさんに緊急のお願いがあります。

COP10を通じて世界に上関のことを訴えることになりました!
一つでも多くの団体が賛同できるよう呼びかけてください!
よろしくお願いします。


国際共同声明団体参加緊急募集!

http://ameblo.jp/nonukekaminoseki/entry-10678414280.html


COP10に来日している海外メディアに向けての国際記者会見が現実化します。現在、広島・上関リンクの主張に賛同した国際共同声明を集めており、世界の22団体が賛同してくれています。この共同声明を世界中に向けて発信します。



記者会見は19日、時間は調整中。名古屋のCOP10会場で、No nukes Asia Forum Japanの佐藤大介さん、水俣問題から今日まで日本の環境問題を世界に発信しつづけてきたアイリーン・スミスさん、そして広島・上関リンクの呼びかけ発起人である私、湯浅正恵で行ないます。(さらに増えるかもしれません)



できるだけ日本団体、ヨーロッパの団体も集めたいとおもいます。
みなさまも、一つでも団体名をふやすようにご協力お願いします。
賛同申し込みの際は英語表記の団体名もお知らせ下さい。

申込先 mailto:nonukekaminoseki@yahoo.co.jp  までお願いします。



締め切りは18日午前中とします。

どうぞよろしくお願いします。




以下、声明内容(日本語訳)と現在の賛同団体です。

呼びかけ発起人 湯浅正恵

<日本語訳>
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)参加者に向けての
広島・上関リンクと連帯する国際共同声明

広島の近くに建てられようとしている原子力発電所が、生物多様性を深刻な危機に陥れています。日本で開催されるCOP10で重要協議事項として取り上げてください。

広島に本社を置く中国電力株式会社が、瀬戸内海国立公園の生物多様性のホットスポットである上関に原子力発電所を建設しようとしています。この計画は次のことにより、生命にとってかけがえのない環境を取り返しのつかないほど破壊する可能性があります。

・ 海上の埋め立て
・ 海水温上昇
・ 壊滅的地震災害のリスク(予定地における多くの活断層の存在)

私たちは放射能汚染や低線量放射能による内部被曝についても憂慮しています。
私たちはCOP10参加者に、この上関原子力発電所を今回の会議の論点とすると同時に、
日本政府が真剣に生物多様性保全への政策を実施するよう強く働きかけることを要請します。


現在の賛同団体
●France 
Reseau "Sortir du nucleaire" 脱原発ネットワーク

●Australia
Australian Greens   オーストラリア緑の党

●India
People's Movement Against Nuclear Energy (PMANE) インド反原発民衆運動
National Alliance of Anti-nuclear Movements (NAAM)  インド反核運動全国連合

●Korea
Energy Justice Actions  韓国エネルギー正義行動
Korea Federation for Environmental Movements   韓国環境運動連合
Buan People's Power Plant for Renewable Energy  プアン市民発電所
Green Korea United 韓国緑色連合

●Japan
Citizens' Nuclear Information Center  原子力資料情報室
No Nukes Asia Forum Japan  ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
太陽光・風力発電トラスト
みどりと反プルサーマル新潟県連絡会
アースデイ宮崎
ヘリ基地いらない二見以北十区の会
北限のジュゴンを見守る会
沖縄リーフチェック研究会

●Philippines
Kilusan para sa Pambansang Demokrasya (KPD)  フィリピン民族民主運動
Nuclear-Free Bataan Movement-Network (NFBM-Net) 非核バターン運動ネットワーク

●Taiwan
Taiwan Environmental Protection Union  台湾環境保護連盟
Green Citizen's Action Alliance   台湾緑色公民行動連盟

●Thailand
Alternative Energy Project for Sustainability  持続可能エネルギー・プロジェクト

●USA
Nuclear Information and Resource Service  原子力情報資料サービス
Pacific Environment  太平洋環境

English~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Now COP10 has started in Japan, and I know that the World is paying attention to how they conducts for the change of our future.
We need your support to hand our voice to the world media on 19th of this month.
please look Hiroshima-Kaminoseki Link  http://nonukeskaminoseki.blog132.fc2.com/ up and see how our situation is.
we struggle to NOT settle nuclear power plant at the place where just next to Hiroshima- nearly 30years.
reprint request
International Joint Statement to the Delegates for the COP 10 in solidarity with Hiroshima-Kaminoseki Link http://nonukeskaminoseki.blog132.fc2.com/
International Joint Statement to the Delegates for the COP 10 in solidarity with Hiroshima-Kaminoseki Link
BIODIVERSITY is Endangered by a Proposed Nuclear Plant Near Hiroshima.Please put it high on the agenda at the COP10 in Japan.
The Chugoku Electric Power Company, based in Hiroshima, is trying toconstruct a nuclear plant at Kaminoseki in the Seto Inland Sea NationalPark, a BIODIVERSITY HOTSPOT.
This project can irrevocably damage the pristine environment for life by
: replacing sea water with LANDFILL
: RAISING sea water TEMPERATURE
: risking devastating EARTHQUAKES (concentrated active faults around the site)
We are also concerned about radioactive contamination and internal
RADIATION exposure from low dose radiation release.
We urge you to make Kaminoseki an issue in the conference, and put pressure
on the Japanese government to take serious measures for protecting the
biodiversity.


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短い週末のツアーといえども
熱い想いのこもったイベントでのライブや
志高いローカルたちとの色んなやり取りを終えて
東京に帰ってくるとドッと疲れて


週末の二連投を終えたピッチャーのように休む。



起きてから最初に、何も考えず走れる格好で表に出ると、
如何にダルくても、出てしまえば気分がいい。
二日酔いなら、ずっと走らずに歩いてたっていい。
神社や公園に立寄りながら、ヨガの真似事にストレッチや筋トレをして帰る。
これが出来る休日が、僕の源泉なのだ。

身体が動けば心は動き出す

よく気づき、よく忘れる。
夏の狂乱に耐えた身体が涼しくなってまた弾む、運動の季節。




週末ごとに繰り返されてきた劇的な物語たち、
そしてその一番新しい層に加わった先週の記憶を振り返り整理する
螺旋状に積み重ねられてきた1万世代の記憶の階段の先端。



10/9
HASTA LATINA@米子での"SPECIAL CHOICE"
SOUNDは108青年団、米子ローカル。厳密に云うともっとお山のほう。
どローカルで鳴らしてるぶっといリディム。一人一人が間違いないセレクト、MCかましてた。
俺はマイク使わずにDJでぶん回そうと思っていたけれど、ジャイアン、ゴンゴン、マウンテンが良かったので
思いのほかマイク持ったDJ MKY。
それで、ナイスなシステムで気持ちよく、フリースタイルにDJさせてもらった。
俺がレゲエだと感じるもの、俺が此のシステムでかけたくなったものは全部レゲエだ、というコンセプトで回した。
非常にドライブする、いいシステムでした。

米子で腰にくるグルーブやリズムが好きな男女は、レゲエもヒップホップもラテンも何も分け隔てなく、
こういう間違いの無いことやってるパーティに遊びに来たらいいさ。
色んな感性の出逢いがある筈だぜ。

但し、セックスもダンスも、マグロだけはお断りだ。
パーティをつくるのは常に、君自身だ。

HASTA LATINAは、オーナのハル君も店長のユキちゃんも、最高に芯のある優しい人たちなんで、
クラブビギナーにもおすすめだよ。二人とも俺と同世代で、頑張ってる。

飯もうまいし。
酒もうまい。
音もいいし、話も出来る。
週末にはグッドセンスなパーティもある。

犬式は勿論、nbsaでお馴染みのクロマニオン、Keyco、DACHAMBO,
TURTLE ISLANDや
KEISONだって、訪れてるHASTA LATINA。
11月には、らぞくが来るよ。SOFTも来るよ。


米子のイケてる奴らには、ちょくちょくチェックして欲しいお店だ
OPENして2年、でき上がって来た土壌に、色んな感性の芽が生えてくるに違いない。
面白くてお洒落なお客たちで一杯になるに違いない。
美味しく発酵した酒の中の微生物たちみたいな世界だ。

イケてるBARやクラブは、メディアだ、そして人生の学校だ。

http://www.hasta-latina.com/



10/10
米子空港でKeycoたちと合流
前夜のテキーラのせいで頭がガンガンするまま、車で松江方面へ。
うまい出雲蕎麦をいただく、割子で3枚。
俺は山形の蕎麦が日本一だと思っているが、長野もうまいし、そして出雲蕎麦も出汁の独特の風合いとコシ、そして食べ方が分かって来た。
蕎麦はネギと一緒に食べないと、ルチンが上手に摂れないらしいので、お家でもネギを忘れずに。

10割でそば湯のとれる、有機蕎麦なんかを、自然食品屋で求められると、最高です。


島根のマイメン、後藤健太が主催する"アライバリズム"
サッカーの日本代表でいうと明らかに「駒野」な、POTATO面のがんばり屋さん。
誤字脱字王だった彼が、20歳過ぎてから本の虫になって、社会意識が高まっていき、イヴェントを起こした背景には、いつも彼の愛する音楽が影響してきた。
原発建設問題に揺れる山口県・上関町の離島「祝島(いわいしま)」で、30年間の反対運動を続けてきた島民たちの
暮らしと文化と精神を描いたドキュメンタリー『祝の島(ほうりのしま)』の上映会 + 俺とKeycoのライブ。

トークショーも含めて、素晴らしかった。

予想よりも多くの若者たちがやってきてくれた。
無料の高校生枠も15名の学生たちが来てくれた。


『祝の島』

この映画は、僕が知る全ての人に観てもらいたい。
僕を知る全ての人にも、観てもらいたい。


瀬戸内海に浮かぶその小さな島には、懐かしく愛しい日本の暮らしの穏やかな原風景がある。
そして、
悔し涙が滲んでくるほどに歪んでしまった、社会の不条理とその大きな圧力に抗い続けてきた闘う人々の暮らしがある。


http://www.hourinoshima.com/



鎌仲さんの『ミツバチの羽音と地球の回転』と併せて、是非ご覧ください。


鎌仲映画を観て、衝動的に島や建設予定地での阻止活動現場を6月に訪れた際につくり始めた唄が、ひと夏を越えて、ようやく出来上がりそうだ。
原発の知識を、議論を、思考を繰り返して深め、唄にしても良い域につま先くらいは入って来たと思うので、完成に向かわせます。専門用語は使わず、原発とも云っていない。全ての人の「こどもの心」に響くようにと思って、随分と苦心惨憺して完成に近づけた曲です。22日の名古屋、30日の沖縄・辺野古あたりから歌えたらと思っている。





HASTA LATINAの斜め向かいにあるBAR COCOTEAで三日目のブランチを食す。
映画人でもある森崎さんがオーナで、飯も作ってくれる。
二階のスペースで映画の上映やったりもするし、今度は南正人さんが弾き語りに来るそうだ。

僕は今夏の大山モンドで、此の場所で柴田剛という映画監督と出逢い、
近い将来に彼と何かを作り上げることになるかもしれない。
彼が託した丸山健二の『銀の兜の夜』を渡されて、帰りの機上から読み始めた。



フライトが50分であるのに対して、羽田から機材を積んで杉並区に帰る車が120分かかった。
警察は「取り締まり」という名のカツアゲに精を出すのではなくて、混みやすい辻々に混みやすい時間帯に立って身体と頭と知恵と真心で「交通整理」をしなさい。それだけで、都心の渋滞とストレスは50%減じると断言する。


ようやく辿り着いた我が家で観た、サッカーの韓国戦では駒野が酷いアフターファールを受けて右腕を折って退場し、
そして、島根の駒野・後藤ケンタは無事イベントを終えて持病の心臓を手術しに大阪へ発った。
素晴らしいイベントを主催した27歳に大きな拍手と、幸運を。



来年の大山モンドに向けて、米子の衆も動き出した。
今年は、いつになく、ミナが祭りのことを考えながら日々を生き始めたクウキを感じた。
ローカルの文化は、ローカルが築く。言葉にすれば当たり前の事だが、自負がなければただの「日常」だ。
何かを起こすのは意外と、5人や10人の「本当に動いた熱い奴」ら、だったりする。

大山モンド運営者たちとの対話を通して、
この旅で、自分がnbsa+×÷という祭りを営んでいく上での重要なコンセプトがみつかった。

僕の気持ちを顕してくれるには、一人の老農夫が詠った一句がある

「今日もまた
 つもりし雪を かきわけて
 子孫のために ほるぞうれしき」

 映画『祝の島』より



先行く開拓者たちに伝えておきたい。

時代は5年後に俺たちの後をしたり顔でついてくる。そして一礼もせずに通り越していくだろう。

前衛的であるとは、そういう宿命を背負っている。

だから、エゴも見返りも動機にはなり得ない。
賞賛されたいなら、方法は他にある。
ただ、厳然たる宇宙の事実として、文化の豊穣な大地と成りたいのなら、宇宙の子たる自分のセンスを信じて、
せっせせっせと、あくまでマイペースに、掘り続けるだけである。

やりたいように、やる。なるように、する。

今、日本中で、面白いローカルフェスティバルが歴史を重ね始めていて、
その背景には、熱量の高い地元のDJやバンドやデザイナー達が世界に向けてエネルギーを飛び散らせようと、
躍起になったり喘(あえ)いだり、悟ったり忘れたりして成長している。
オカネは日常を染める切っても切れない要素だが、そうであっても、彼らの場合殆ど、それは動機ではない。

大きな企業である必要はなく
地元の中小規模の色んな営みたちがこうしたシーンの、下支えとなっている。

テレビには映らない
ほんとうの「文化」である
新聞にも載ってない
ほんとうの「文化」である


意識高い人
ウエイクアップしちゃった人
それは貴重なセンスだから
自信を持って力をギャザリングして欲しい

やれる事はたくさんあるし
やっただけ、世の中は面白くなる筈だ。

どの時代も、シーンを支えるのはフロアのお客のエネルギーだ。

マスメディアが羞恥心なく繰り返す商業的欺瞞を見抜いて、
本当にクリエイティブな「財産」を与えてくれる表現に出逢ってほしい。

TRUST YOUR SENSE.





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アライバリズム「祝の島と、三宅洋平と、Keycoがみた地球の未来」

■日時:2010.10.10(日)

■会場:松江B1/スティックビル5F(2会場)
■上映時間(市民活動センター):17:00~19:00(その後トークセッション)
■音楽時間(松江B1):20:00~23:00 ※Aチケットのみ入場可
■Aチケット:3000円/3300円(映画+音楽 ・限定100名)
■Bチケット:1000円/1300円(映画のみ)
■主催団体:アライバリズム後藤 090-1351-6141

○○○○○当日の催し○○○○○

~(第1部)スティックビル~
●【映画】祝の島(纐纈あや監督作品)
●【公開RADIO】原始的な未来を語る(三宅洋平×Keyco×後藤健太)

~(第2部)松江B1~
●【LIVE】三宅洋平((仮)ALBATRUS・Jazzy Sport)/Keyco
●【FOOD】オーガニックカレー(限定30食)




【チケット問い合わせ】


【松江】(0852)

Bar EAD 32-0069
DOOR BOOK STORE 26-7846
今井書店STUDIO WONDER 20-8686
陽詩楽音堂 090-9502-1223


【出雲】(0853)

リベレート 21-6180
コスモ 20-2600
チャンドラ 23-1735


【米子】(0859)

Bar Hasta Latina 37-3102
コスモ 35-5670
ココティー 31-5300


総合:090-1351-6141 後藤健太





=開催にあたって=

人々の意識に何らかの変革をもたらすきっかけを与えたいと願い、様々なアプローチを用いて開催を重ねてきたイベント「アライバリズム」。
今回は原発を基盤とした経済を受入れた街“松江”の人々に対し、多額の寄付金や補償金を拒み、自然と共生したいと願う島、“祝島”の人々の生き方を映画「祝(ほうり)の島」を通してお届けしたいと思います。
また、アーティスト“三宅洋平”と“Keyco”が趣旨に賛同し、参加してくれることとなりました。
映画・音楽を通して、原発云々の話ではなく現代、或いは未来の暮らしを考えるきっかけとなればと思い主催をいたしました。






=「祝の島」ストーリー=

山口県上関町祝島。

瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、人が暮らしやすい環境とは決していえない。

その中で人々は、海からもたらされる豊穣な恵みに支えられ、岩山を開墾し、暮らしを営んできた。そして互いに助け合い、分かちあう共同体としての結びつきが育まれた。

人間の営みが自然の循環の一部であることが、祝島でははっきりと見える。

・・・

「海は私たちのいのち」と島の人は言う。

1982年、島の対岸3.5kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。

「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」という祝島の人々は、 以来28年間反対を続けている。

効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。大きな時間の流れと共にある島の生活。 原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。

1000年先の未来が今の暮らしの続きにあると思うとき、私たちは何を選ぶのか。

いのちをつなぐ暮らし。

祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。(監督:纐纈(はなぶさ)あや )





=コメント=

□(アライバリズム:後藤健太)
映画「祝の島」には現代人の多くが羨む暮らしぶりがある。
金銭的には何1つ得をしない故郷を、命を駆けてでも守りたいと思う理由は何なのだろうか?その様な故郷があることを心底羨ましく思う。

-ここで死にたいと思う島、 現代が羨む懐かしい未来がここにある-


□(作家:池澤夏樹)
我々はテクノロジーに振り回されている。もっと便利になりますよ、と耳元で囁く声にうかうかと乗っている。

目を覚ますためにはこの映画を見るのがいい。おっとりとした日々の記録の中にとても大事なことが隠されているのに気づいた時、あなたは慄然とするだろう。

老人たちの顔に過去ではなく未来を読み取るだろう。




「三宅洋平」http://www.inushiki.com/

ヴォーカルギター・DJ・百姓(願望)
1998-2008 犬式 a.k.a.Dogggystyle の歌とギター
2009’ソロ活動を主体に動きはじめるDJとしてはMKY名義での活動をしている。徹頭徹尾(2002'~)、nbsa+×÷(2004'~) 主催。
1978年ベルギーで生まれ、21世紀初頭の混沌とした日本に現れた、チェ・ゲバラの様に情熱に満ちた愛される文化革命家であり、LIFE IS BEATFULを体現する一児の父。既存の枠に囚われることなく、貪欲に音楽史を紐解くDJ MKYとしての顔を持ちながら、REGGAEやPUNKの志をJAMで昇華し、愛のあるREBEL MUSICを1998年から紡いできたバンド、犬式a.k.a.Dogggystyleのフロントマンとして、唄とギターで魂をかき鳴らしていた歌唄いにして謳い手。
2009年春より10年続けた犬式の活動に区切りをつけ、ソロでの弾き語りで「中積み時代」と称して全国を行脚。
2010年、話題の最強面子による新バンド(仮)ALBATRUSを始動。未リリースにも関わらず、多くの夏フェスに招かれ熱いツアーを敢行。各地で熱狂をもって迎えられた。11月より、音源の制作が開始する。


「Keyco」http://www.keyco.jp/
'99年に「SPIRAL SQUALL」アナログのみの限定発売で話題となり、北海道FM局NORTH WAVE[STREET FLAVOR]でリクエストチャート6ヶ月間1位の記録を出す。
その後メジャーデビューを果たし、現在までにオリジナルアルバム4作、コンセプトアルバム5作を発表。自らの持つ声の特質を巧みに使い分けるセンスは、日本の女性シンガー・シーンにおいて突出した個性を誇る。
‘02年に長女を出産。それ以来、よりシンプルで愛の籠ったメッセージと、それを乗せる最新型ソウル・ミュージックを探求中。


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"SPECIAL CHOICE"

2010.10.09[SAT] at Live & Bar Hasta Latina (鳥取)
OPEN 22:00 ~
1,500円 -1D

ARTIST
GUEST :
三宅洋平 (仮)ALBATRUS / JAZZYSPORT

HOST SOUND :
108青年団

Total Information :
Live&Bar Hasta Latina
鳥取県米子市東倉吉町134-2 金田ビル
0859-37-3102
http://www.hasta-latina.com
http://balancelife.blog118.fc2.com/blog-entry-114.html


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明日は朝から娘の運動会に出て、9時からリレー走って
お昼ご飯まで一緒したら
若人3名と合流して宮城は登米まで爆走いたしまして、

以下のお祭り、そして稲刈りです。





「農MUSIC農LIFE 2010~収穫祭~」"

■10月2日(日)前夜祭
2010.10.02 [SAT] at CAFE GATI (宮城県/登米市)
OPEN 19:00 ~
ADV/DOOR : ¥2500 / ¥3000

LIVE :
三宅洋平((仮)ALBATRUS )
NAOITO (BAND)

DJ :
IZPON(KINGDOM☆AFROCKS)
MKY(JAZZY SPORT)
※24:00までの予定です

■10月3日(日)収穫

参加費 : ¥1000(昼食付:TOME新米おむすび+はっと汁)
集合時間 : 11:00(@GATI)
内容 :
稲刈り(手刈り)
縄ないワークショップ 他

講師 :
津花秀喜 先生
櫻井利光(GATI アグリ部長)及び櫻井家

※15:30~16:00終了予定です
雨天時でもいろいろ楽しいことやります

問合せ :
CAFE GATI
TEL 0220-52-2152
info@cafe-gati.com
〒987-0704
宮城県登米市登米町日野渡内の目320-1


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