大阪はシャングリラでの「濃い味のスープ」から帰ってきました。
店長シングルマンがミクシーの犬式コミュニティなどでも盛り上げてくれていたみたいで、やぱりそういうイベントを企画する側の熱というのは自然と我々の演奏にも流れ込んできます。
人生で一番良いライブだった。
裾にはけて、最初に思ったのはそれでした。
久しぶりに新記録更新。
もしくはONE OF THE BEST。
音楽を鳴らし、マッスィブに語りかけることの喜びに満ちた時間でした。
大阪シャングリラと東京のホームタウン吉祥寺が、まるで同じに思えました。
お客さんは結構いろんなところから来てくれてて、
宮古島に来てくれちうヘッズやら香川に来てくれちうヘッズやら、
本当に心強い限りです。
この場をかりて、ありがとう。
全ての犬式ヘッズのみんなへ。
孫の代までよろしく。
俺は、草の根で拡がっていく文化の、しっかりと根をはりながらゆっくりじっくりと根付いていく文化の、恐ろしいまでの力を知っています。
メディアに乗っかっただけの、一過性の「気分」で終わる音楽ではなく、本当の「風流」と「粋」を、時には人生の「命題」を投げかける、そういう犬式でありたいと思います。
さっきテレビでみた田中角栄の名言に沿って言えば
ー今はいかなる評価にも甘んじる。芸術家(政治家)の本当の価値は、何十年もたった後世の人々が決めるものだ。
政治や経済の力学に押し流される時代において、自分の知らないところで人生を決められていくことに憤懣(ふんまん)やるかたなき「自我ピーポー」たちが、生きることへの誠意と愛と賢さと熱さと馬鹿やれる正直さと熱さと賢さと愛と誠意と「行動力」を持って、然るべきところでは連帯して、然るべきところでは個人でケツふいて、そうやって「当たり前」のことを自然に実現していきたいものです。
今や、あるがままに生きることの自然すら、闘わなくては守れなくなっています。
相手が誰なのかもよくみえなくなってきました。
それは恐らくシステムという人間自体が作り上げてきた「化け物」なんだと思います。
だから、敵は自己から始まります。
自分の欲を正当化するために考えるのではなく、
考える前から在る何かを掴むために考えるのです。
精神の領域の拡大は、新たなる次元へと我々を誘います。
それは、物質的繁栄に奢れる生き方では決してたどり着けない新たな宇宙です。
現実の宇宙はほぼ光の速さで膨張し続けていて、いつしか収縮を始めます。
その外にも、泡のようにたくさんの宇宙が膨らんだり消えたりしているらしいです。
全ては永劫回帰、つまり永遠のループの中にあり、始まりも終わりもありません。
だからこそ「今」だけが大事になってきます。
未来はその延長でしかなく、過去をさかのぼることも同じです。
そして個人の心の宇宙こそが、その人にとっての宇宙の実体の全てであり、
浜辺に転がる貝殻の螺旋模様が銀河の構造を語るように、
そうした個々人の心の宇宙の限りない深遠は、地球の外に広がる膨大な空間のそれと同じであります。
だからこそ、誰に吹き込まれたのかやたら自分を無知だと卑下する現代人の傾向にながされる必要などなく、それが言葉にできない思いであっても、それはとても素晴らしい思いであり、それを掴もうとあがくことこそが、人間として生まれたことの限りない楽しみでもあるのです。もしくは、「使命」です。
宇宙においては「死」こそが自然であり、「生」は不自然です。
その一瞬の輝きを与えられたことにおいてこそ、何かしらの「使命」を感じてしまうのです。
それは精神の領域における新しい宇宙の開拓なのかもしれません。
この世は、普段人々が認識するよりもファンタジーに満ちています。
いくらアウトサイダーだアウトローだと揶揄されても、そうした事を信じられない唯物論者たちの言うことなど聴けません。勝手にしたらいいと思いますが、僕の生命活動の自由を侵害する限りにおいて断固、闘います。
暴力以外の全ての方法で。
人間が本能的に「破壊」を忌み嫌うのには、その「生」という存在自体の発生、宇宙における意義が、大きく影響しているように思います。
それが何かは、まだうまく言葉にできません。
どうやら僕は、「哲学」という軸でこれからの勉強を深めていこうとしているようです。そして、論理の矛盾と偏りを、「音」という永遠の一回性に消え行く現実的奇蹟によって片つけようとしているようです。
答は死ぬまで分からないということだけはなんとなく確信してます。
それまでは、勉強を続けようと思います。
クロマニオンと一番☆狂との対バンは、今後も煎じ詰めていけたらと思ってます。
あの人たちと一緒に居るだけで、俺は幸せなんです。
追伸1:HPが開けなくなっています。ドメインの問題だかなんだかで、担当の石川女史が解決にあたってくれています。今しばし、お待ちを。
追伸2:「三月の回顧録」シリーズは、九州編・神戸京都編のふたつをもって完結したいと思っています。時間がかかっていますが、隙をみてあの素晴らしい三月を回顧しようと思います。全ては、そこで出逢ったすばらしく生き生きとビートフルな人生を歩んでいる兄弟たちに捧げたい一心から生じています。大仏やレイ、青髭、チェルシーのマンバ君、カツシ、ファンキーソーダ、シャンゴの面々、そしてシュガーママ。などなど。
photo by michi:ホテルみその前にて。翌朝。犬式5名、クロマニ4名、そして香港出張から帰ってそのまま駆けつけてくれたASUWISHのガウチ会長こと百合田。全員、今マジで人生を走ってるね。みんないい顔してる。