遂に、クロマニオンがアルバム発売します。
今日くらいから既に店頭に並んでるはずです。

何度でもかけっぱにできる、包容力と滋味に溢れた最強ダンスチューンがお歳暮の詰め合わせの一番デッカイのくらいギッチリ入ってます。

沖野さん情報、ソイルタブ情報によると、
既に欧州クラブシーンでも、かなり話題になってるらしいです。
嗚呼。また海外へ先を越されてしまうのだら。

仲間の活躍には、刺激とやる気をもらいますよ。ホント。

そういやなんか、世界の子供たちにサッカーボールを送るチャリティソングのコマーシャルを深夜の地上波で観ましたが、純平(椎名)やトイちゃん(一十三十一)が参加してて、久しぶりに二人の姿を見ました。

あっちゃもこっちゃも、やってるね。

犬の作品は、7月にレコーディングに入ります。
いよいよ、最終仕上げの6月に突入です。
ワールドカップでの同世代たち(特に中村俊輔)の活躍が、これまた僕の心に火をつけてくれることでしょう。

やんぞゴラァ!


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コナンドイル。

じゃなくて俺の今日。

昨夜の演奏で魂を出し尽くして、おまけにカヨが金沢でDJのため不在、風雅は川村カオリ家に預けられて、おらは今日一人マンでした。

昼過ぎにおきて歯医者に行って親知らずを抜きました。

夜に登戸で録音してる茂ちゃん(仲野茂)と近藤等則さんのところへコーラス軽くいれに行くはずでしたが、茂ちゃんから詳しい情報の連絡もなかったので、心身ともにあまりにスカスカになってしまってたのでパスさせてもらいました。
近藤さんに御逢いする機会を二度棒にふってます。
機はまだ熟していないということでしょう。

しかし茂ちゃんと近藤さん、一体何を仕込んでいるのか?
楽しみすぎです。

今日いかれなくて御免メールしとこう。

昨日は仲間たちに囲まれて、意義在るイベントで最高の演奏をできて、ワイワイしてたのに今日は誰もいません。
そして歯まで一本なくなって、スカーーーーンとした感じ。
熱もってきてるからクスリのんで、疲労とあわさってなんかよう分からない。
ボケラー。
ギター手にとったが、まるで他人のギターみたいに今日は気が合わない。
ギターも休みたがってるんか?
人生を詰め込まないと不安になる性分に育ったので、なんか落ち着かないけれど、今日はもうこのままボーっとします。

ちょっとセンチメンタリディム。

仲良しのアパートの隣人市村君も不在。

おーーい。世界の果てにいる気分だ。
静寂の中でまだ頭の中で昨日が木霊してるよ

photo:frikywaレーベル(Frederic Galliano主宰の仏蘭西のアフリカものレーベル)から出てるシリーズ。僕もまだ未入手だったものを昨夜広島の友が山のようなもみじ饅頭と麩餅と一緒に届けてくれました。Trilok Gurtu and the frikywa family "FARAKALA"。Trilok Gurtuというのはインド系の風貌をした(北アフリカ系?)パーカッショニストで、大きな瓢箪でできたタブラみたいな楽器や、それの小さいのが桶の水に浮いてるのを叩いたりしているようです。そこにFrikywaものではおなじみとなったHadja KouyateやAli Boulo Santoなどのマリ系グリオやミュージシャンたちが7名のオーケストラとなってセッションしています。
完全なオーガニックグルーブ。
一番近代的なのがTakamineのアコースティックギターくらいです。
たゆたうグルーブに今日という日を救われました。
多分、この人たちは限られたモノや人との出逢いをとても大事にして生きています。そういう心を生み出せる隙間を大事にして生きているようにも思います。
音が透き通ってます。
Frederic Gallianoによるミックスも秀逸です。


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犬式アンプラグド初お披露目は、青山LOOPの一周年パーレー。

僕らの前にVENTOがかなり上げ上げセッションをぶっかましてお客さんを沸き立たせてました。VENTO、いいバンドです。パーカッションのテル君らはボストンのバークリー音楽院時代にはクロマニオンのシゲたちとギグっていたようで、ううんどうやらバークリーで授業出てなかった奴らは面白ろい!!!ぞ。

犬式アコースティックセットは、かつて大学時代にはキャンパスで嵐のアコースティックセッションを毎日のように敢行していたので、我々にとっては原点回帰的な意味合いも強い。しっぽりじっくりがっつりって、感じで、「わしらやっぱ中央線やなー」って思ったりした。ギュウギュウのLOOPではなかなかアコースティックだと音がとりにくかったりしたが、ゲスト参加のヒロキング(マングースH.L.)のブルースハープも炸裂してなかなかに熱いライブになったのでは。

エレキ式に慣れてる皆さんには、また全然違うアコ式。

今日のASIAでも熱いセッションぶっかまします。
カンボジアの子供らにも届きますように。

ASIAN HEAL JAM。おいでませーー。
(今年からは支援する孤児院が3つか4つに増えたそうです。素晴らしい面子でお送りするチャリティイベントなんで近場の人は是非来たほうがよいよ!)


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先週末は長野県は上田・長野・松本にて4日間ゆっくりとさせてもらった。テンガクダブやブリストルといった長野のリアルミュージックシーンは、山系文化のひとつの極みへと上っていくであろう。ひとつ残念なのは、こうしたローカルの真に評価するに値するシーンを、東京やその他全国の人々が気付くのに異常に時間がかかるということである。メディアの怠慢であろうか。地元の発信力の至らなさだろうか。掘る人の少なさであろうか。何が豊かさなのか。働いてばっかで、皆何も見ちゃ居ない。
しかしそうした現状をものともせず、相も変わらず日本中のローカルで今週末も何かが開かれるのである。徐々にだが、そうしたローカリズムがそれぞれに響きあって、まじるところは交じり合って、「裏日本地図」が出来始めた感がある。全国あちこちライブやらDJやらしにいって、濃いー人やらミーハーな人やらたくさん出逢ってきて抱いた実感値だから間違いない。

blissed(ブリスト)はこのたびで活動を休止するようだが、ほぼ同じメンバーから成るテンガクダブを吉祥寺の人々に紹介する機会も近いことでしょう。

そして今年の8月4日から6日の三日間、上田にて開かれる旧上田ジャズフェス「上田ジョイント」はこのブリストを率いていたトシゾーが主催して今年で5年目になる。

上田城の袂で行われるこの野外フリーイベントに、是非とも吉祥寺の兄弟たちが大挙しておしよせることを期待する。
犬式は初日の出演で、あちこちの蕎麦が滅法うまいことと、松本の温泉あたりで遊ばれると楽しいということをお知らせしておきます。

むろん、その他の地域に生息するヘッズの皆さんも、この知られざる名野外フェス、なんと毎年フリーチャージで行われているので、ぜひとも足を運ばれることをお薦めいたします。

ばいちゃ。

写真:釣具をメインにTシャツなども製作しているSKUNK主幹のベッちゃんことアベ君がまもなくオープンする予定の山のお店の二階からは、マイナスイオンが爆裂した緑の景色がなだれこんでくる。風雅も大変気にいっていた様子。かよ撮影。


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8月4日~6日の三日間。
旧称上田ジャズフェス。
今年から「上田ジョイント」となった長野県は上田市の夏の風物詩的野外イベント。
犬式は今年で三回目の出演を予定している。

その圧倒的に市民の手作り感に包まれたアットホームなフェスの主催者である長野のブラザー才三(トシゾー)に呼ばれた。

「新婚旅行第二弾:長野編」
を兼ねて、夫婦でDJしに行く。
もちろん風雅も一緒に。

三日前くらいから自力歩行に目覚めたらしく、
13ヶ月と二週間ほどで歩き出したことになります。
激上がりしとる、歩けることに。
今もそこで、レコードを選んでいる母の邪魔をしまくりまくってる。

才三(トシゾー:guitar)のバンドblissedは、バークリー音楽院時代からの盟友SOIL&"PIMP"SESSIONSのクラブチッタライブのサポートアクトも務めたばかりだったが、今回の演奏でしばらく活動を休むようだ。素晴らしいバンドだったので、しっかり焼き付けておこうと思う。

才三(トシゾー:Ueda Joint主催)はその名のとおり他にも色々才能を発揮してる場所があるんで、テンガクダブなどにも期待しつつ、長野シーンのパイオニアとしてかなり独自の環境をマイペースに作っているんで、長野のミュージックラヴァーの皆さんは彼をようく支えてあげていっちゃってくださってください。

んなとこかな。

長野のみなさん、よろしうにー★

■05月20日(土)
li“Effector”
長野@Sound Scape
OPEN-START / 21:00~
DOOR:500(1D) / w.Flyer:000(1D)

LIVE:
Ground Reverse
Blissed


DJs:
三宅洋平(犬式 a.k.a.Dogggystyle)
坂田かよ
URUOU(026)
Yuu(Soultime/OUT FLOW)
SADA(JBJG)

VJ:
k-mixx(ryuke/insector labo)

お問い合わせ
Sound Scape 090-3497-1572


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ジーコが日本にもたらした王国ブラジルの「帝王学」。
それは「完全なる自由」だった。

「選手が自分で考える自由」を与えることしか、日本サッカーが次のステップに進む道はないと断言してきた彼の4年間の集大成である、最終メンバーが今日発表された。

「自由を乗りこなす」先にある「強さ」こそが真の強さであり、「システムを強要される」うえでの「強さ」は脆い。

この啓示は、日本という国の在り方すべてにおいて耳を傾けるべき訓示である。

自分で考えてる人が少なすぎる。
自分で考えて得た答えに自信をもてないように仕組まれている。

でもグラウンドの上ではゴールの入れ方に答えなどなくて、
不細工な入れ方でも、自分なりの入れ方を知ってる大黒みたいな選手が、
当然賞賛される。

「自由の乗りこなし方」。
近頃その気になれば誰でも「自由」になれるからといって、
必ずしも「自由」そのものが答えとは限らない。

自由という雲は、非常に「勇敢」な心持でいなければすぐに身がすり抜けて大地に叩きつけられてしまう。ある種の「悟りの境地」みたいなものなのである。

遂に自分たちで考え始めた日本サッカーのアイデンティティを形成する「礎」となることが今回の代表の大きな使命であり、やはり「中田英寿」という存在はその象徴である。旧社会・旧世代にバッシングされて「社会のやっかいもの」としてのリスク背負ってでも「ちゃんと自分で生きる」ことを選んだ彼の生き方は、そのナンセンスなファッションの与える悪影響を差し引いてもある世代の代表として賞賛するに余りあるものである。

そしてひとつだけ、ヒデ君に関して言えることは、彼は努力の塊だということ。
向上心と自立心を維持することに、人生の重きを置いているということ。

「自由」とは「自分から進んでする努力」ともいえる。

ジーコがサッカーを通じて日本に持ち込んだ哲学は、日本人の人生をもっと豊かに充実させる考え方に満ちている。この「帝王学」がいかなる結果を残すのか、本大会にも注目せざるを得ない。

日本人の生き方、日本サッカーの在り方に大きな影響を与えられるような、そういうインパクトとファンタジーに満ちたプレーを期待してやまない。

僕にとってのサッカーは、人生を通じて上達するライフワーク。
音楽は手にした夢で、サッカーは憧れた夢。
そういう意味では、サッカーのほうが音楽より上なんだ。

ワールドカップが近づいてきた近づいてきた。
初めてマラドーナを見た衝撃、
スキラッチのゴールに痺れた悪ガキ、
イギータやバルデラマの華麗な「破天荒」にやられた反抗期。
僕が小4前後の童心を忘れ得ないのは、4年に一回そこに戻れるからだ。




【GK】土肥洋一(32)F東京▽川口能活(30)磐田▽楢崎正剛(30)名古屋

 【DF】田中誠(30)磐田▽宮本恒靖(29)ガ大阪▽三都主アレサンドロ(28)浦和▽中沢佑二(28)横浜マ▽中田浩二(26)バーゼル▽坪井慶介(26)浦和▽加地亮(26)ガ大阪▽駒野友一(24)広島

 【MF】福西崇史(29)磐田▽中田英寿(29)ボルトン▽中村俊輔(27)セルティック▽小笠原満男(27)鹿島▽稲本潤一(26)ウエストブロミッジ▽小野伸二(26)浦和▽遠藤保仁(26)ガ大阪

 【FW】柳沢敦(29)鹿島▽高原直泰(27)ハンブルガーSV=フランクフルトに移籍予定▽玉田圭司(26)名古屋▽大黒将志(26)グルノーブル▽巻誠一郎(25)千葉





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本日我らが昨年5月にリリースした5枚目にして初のフルアルバム『LIFE IS BEATFULL』が再発となりました。ジャケ装丁など、多少変化をいれました。

発売元がKINETIQUEからタワーレコードジャパン傘下のNMNLレコーズに変わりました。

色々あって、発売後わずか半年ほどで廃盤となっていましたが、半年ほどお待たせした挙句にようやく再発の運びとなりました。

自分で考えて自分で決めて生きる、ということはたまにシンドイくなる時もありますが、納得のいかないことは納得できなかったり、言うこと聞けない部分は聞きたくないかったり、プライドの中にも譲ったら死ぬプライドがあったり、ビジネスとしてついてはならない嘘をつかれたら愛憎入り混じったまんまでも切り捨てなナラン友情があったりする、ということです。

大人な話です。
裁判すら視野に入れて、会社という看板の向こうに雲隠れする誰の意思でもない意思と闘いました。

正直音楽活動に差し障るくらいの時期もありましたが、色々と問題を解決して、誰が「本当の意味での仲間」かということを見定めました。つまり、耳に痛いこと言ってでも、犬式のことを真剣に考えてくれる裏方を。
付け加えれば、このアルバムの原盤権を100%バンドのものにできたということは、このアルバムの意味するところからしても、我々にとって心の金字塔として誇りとして、一番根っこの部分で輝き続けることでしょう。

あくまでリリース上のことですが、これでひとつの再スタートを切れました。



詳しく述べる気分ではないので、何年も経ってから気が向いたら説明します。
何ヶ月後かもしれないし。



総括すると、
ヤーーーーーーーーーーーーーーーーと再発だあああああああああああああ★

めでたい!!!!!!!!!!!
買え!!!!!!!!!
買ってくれ!!!!!!!!!
心かっぽじって聴いてくれ!!!!!!!

って感じなんです。
シクヨロ。


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大阪はシャングリラでの「濃い味のスープ」から帰ってきました。

店長シングルマンがミクシーの犬式コミュニティなどでも盛り上げてくれていたみたいで、やぱりそういうイベントを企画する側の熱というのは自然と我々の演奏にも流れ込んできます。

人生で一番良いライブだった。
裾にはけて、最初に思ったのはそれでした。
久しぶりに新記録更新。
もしくはONE OF THE BEST。
音楽を鳴らし、マッスィブに語りかけることの喜びに満ちた時間でした。

大阪シャングリラと東京のホームタウン吉祥寺が、まるで同じに思えました。
お客さんは結構いろんなところから来てくれてて、
宮古島に来てくれちうヘッズやら香川に来てくれちうヘッズやら、
本当に心強い限りです。
この場をかりて、ありがとう。
全ての犬式ヘッズのみんなへ。
孫の代までよろしく。

俺は、草の根で拡がっていく文化の、しっかりと根をはりながらゆっくりじっくりと根付いていく文化の、恐ろしいまでの力を知っています。
メディアに乗っかっただけの、一過性の「気分」で終わる音楽ではなく、本当の「風流」と「粋」を、時には人生の「命題」を投げかける、そういう犬式でありたいと思います。
さっきテレビでみた田中角栄の名言に沿って言えば
ー今はいかなる評価にも甘んじる。芸術家(政治家)の本当の価値は、何十年もたった後世の人々が決めるものだ。


政治や経済の力学に押し流される時代において、自分の知らないところで人生を決められていくことに憤懣(ふんまん)やるかたなき「自我ピーポー」たちが、生きることへの誠意と愛と賢さと熱さと馬鹿やれる正直さと熱さと賢さと愛と誠意と「行動力」を持って、然るべきところでは連帯して、然るべきところでは個人でケツふいて、そうやって「当たり前」のことを自然に実現していきたいものです。

今や、あるがままに生きることの自然すら、闘わなくては守れなくなっています。

相手が誰なのかもよくみえなくなってきました。

それは恐らくシステムという人間自体が作り上げてきた「化け物」なんだと思います。

だから、敵は自己から始まります。

自分の欲を正当化するために考えるのではなく、
考える前から在る何かを掴むために考えるのです。


精神の領域の拡大は、新たなる次元へと我々を誘います。
それは、物質的繁栄に奢れる生き方では決してたどり着けない新たな宇宙です。

現実の宇宙はほぼ光の速さで膨張し続けていて、いつしか収縮を始めます。
その外にも、泡のようにたくさんの宇宙が膨らんだり消えたりしているらしいです。
全ては永劫回帰、つまり永遠のループの中にあり、始まりも終わりもありません。
だからこそ「今」だけが大事になってきます。
未来はその延長でしかなく、過去をさかのぼることも同じです。

そして個人の心の宇宙こそが、その人にとっての宇宙の実体の全てであり、
浜辺に転がる貝殻の螺旋模様が銀河の構造を語るように、
そうした個々人の心の宇宙の限りない深遠は、地球の外に広がる膨大な空間のそれと同じであります。

だからこそ、誰に吹き込まれたのかやたら自分を無知だと卑下する現代人の傾向にながされる必要などなく、それが言葉にできない思いであっても、それはとても素晴らしい思いであり、それを掴もうとあがくことこそが、人間として生まれたことの限りない楽しみでもあるのです。もしくは、「使命」です。

宇宙においては「死」こそが自然であり、「生」は不自然です。
その一瞬の輝きを与えられたことにおいてこそ、何かしらの「使命」を感じてしまうのです。

それは精神の領域における新しい宇宙の開拓なのかもしれません。

この世は、普段人々が認識するよりもファンタジーに満ちています。
いくらアウトサイダーだアウトローだと揶揄されても、そうした事を信じられない唯物論者たちの言うことなど聴けません。勝手にしたらいいと思いますが、僕の生命活動の自由を侵害する限りにおいて断固、闘います。
暴力以外の全ての方法で。


人間が本能的に「破壊」を忌み嫌うのには、その「生」という存在自体の発生、宇宙における意義が、大きく影響しているように思います。

それが何かは、まだうまく言葉にできません。

どうやら僕は、「哲学」という軸でこれからの勉強を深めていこうとしているようです。そして、論理の矛盾と偏りを、「音」という永遠の一回性に消え行く現実的奇蹟によって片つけようとしているようです。

答は死ぬまで分からないということだけはなんとなく確信してます。
それまでは、勉強を続けようと思います。



クロマニオンと一番☆狂との対バンは、今後も煎じ詰めていけたらと思ってます。
あの人たちと一緒に居るだけで、俺は幸せなんです。

追伸1:HPが開けなくなっています。ドメインの問題だかなんだかで、担当の石川女史が解決にあたってくれています。今しばし、お待ちを。

追伸2:「三月の回顧録」シリーズは、九州編・神戸京都編のふたつをもって完結したいと思っています。時間がかかっていますが、隙をみてあの素晴らしい三月を回顧しようと思います。全ては、そこで出逢ったすばらしく生き生きとビートフルな人生を歩んでいる兄弟たちに捧げたい一心から生じています。大仏やレイ、青髭、チェルシーのマンバ君、カツシ、ファンキーソーダ、シャンゴの面々、そしてシュガーママ。などなど。

photo by michi:ホテルみその前にて。翌朝。犬式5名、クロマニ4名、そして香港出張から帰ってそのまま駆けつけてくれたASUWISHのガウチ会長こと百合田。全員、今マジで人生を走ってるね。みんないい顔してる。


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毎月第一木曜日の三宅洋平式チルナイト。
@吉祥寺BAR CHEEKY。
22時からハッピーエンドまで。
チャージ500円。
今宵のDJは
三宅洋平7HOURS(休憩あり。)

虎からバターに蕩けるその狭間の夜へようこそ。

photo by michi:沖縄レゲエフェス直後、宜野湾のビーチで。ギターはマーティンのバックパッカー。HABISCREAM君から贈呈された品で、今回の旅で大活躍しました。


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沖縄から今帰りました。

タワレゲという大きな舞台で、沖縄にはじめましてのコンニチワ。

吉祥寺や高円寺から移住もしくは帰還していった仲間たちにもたくさん逢えた。
とりわけ、現在那覇に暮らしてるTRIAL PRODUCTION/ZEROのサックス恒洋兄貴に二年ぶりに再会できたのは嬉しかった。飛び入りで、レゲエフェスも月桃ディスコとビレッジを吹いてもらた。

それから、吉祥寺ニライカナイの前代店長、宮古出身のアユムのお店「HUNKY」でAUDIO ACTIVE/DRY&HEAVYのナナオ兄貴の生ドラムに、凄まじいものを感じた。いや、酔っ払ってほんの一瞬叩いただけなんだが。その挨拶がわりがやヴァかった。兄貴、うちの柿を、心身ともに鍛えてやってくだし。東京来る際はご一報を。



沖縄に行って感じたのは、沖縄は観光に行く場所というよりは巡礼に行くべきところで、間抜面ひっさげてレンタサイクルで小島の日常に入り込んでいくようなところであってはいけないということ。
それが島の経済と密接に絡んでいるから、なんともいえない問題であるが。


「楽」をもとめる旅は、僕には悪徳に見える。「リゾート」なんて言葉に、いまだに夢を感じてしまうのなら、その感性はまだバビロンに毒されている。
豪華客船乗ってる暇あったら、その金で腎臓売りそうになってる奴を救いたい。
どんなろくでなしにも、涙はあるのだ。


貧乏旅行は、まだマシだ。

その目に真実を映す人間味がやどっていれば。
兎に角、地球上のいかなる土地をも、不用意に荒らすような心持で生きてはいけない。そこにある土地と生活を尊重しなくては、旅したってなにも見えてこないだらう。

今まさに米軍再編問題で揺れまくっている沖縄の、その存在自体の抱える矛盾については、僕はまだ踏み込んだ意見を吐けるほど何も知らない。

ただ、沖縄を「日本」と呼ぶことに、無理がある。
あそこは、「琉球」である。
(決して、沖縄を日本と認めていない、ということではない。)

支配欲の強い獰猛な政治、というものこそが、悪の枢軸、人の犯す罪の象徴である。
今も、昔も、世界を壊すのは、それである。

例えば、琉球を支配しようとした薩摩藩。
沖縄を人間の盾にした大日本帝国。
中東を支配しようとしている米国政府。

日本がやったこと。
アメリカ合衆国が今やってること。
日本が今やってること。
わしらそろそろキチッと考えて、答え出さないと。
そういう時代が、迫ってきてる。
俺たち、そういう使命を担った世代。
ってことでいいじゃん。
マジになろうよ。



ライブを終えたフェスの夕方、宜野湾のビーチでイラクから帰ってきたばかりの若い海兵隊4人と泡盛とコンガで盛り上がった。19歳や20歳の中南米系。キューバ、メキシコ、プエルトリコ。イラクの最前線にいるのは、彼ら移民ばかりだ。イラク人が彼らに言ったそうだ「お前たちがアメリカなのか?」。彼らは答えたそうだ「いや、俺たちはアメリカではない。ラテンアメリカだ。」。




久高島という東側の小島に暮らす「酋長」さんという三線の名人にひきあわせてもらった。いうなれば「亀仙人」である。炉辺でお茶と古酒いただいて、還暦過ぎた酋長とレベルな話で盛り上がる。つまりこの世は今、まさに大きく間違ってきていると。

夕刻ごろ案内してもらって島の神々に挨拶。

五穀の種を運んだ壷が流れ着いた霊地として知られる伊敷浜でまるで僕らのためだけに差し込んでくれたような太陽が顔をのぞかせた。
最終フェリーが差し迫っていたので、1分だけ座禅を組んだ。
雲や水平線、波や風、そこに在る全てを鼻から吸って口からはいた。

男子禁制のクボウウダキに、かよと風雅だけ立ち入る。
言葉にならない空気の違いを感じたそうだ。
島の祭りが行われる、最高の霊地。
沖縄の七獄のひとつ。

島にふたつしかない食堂のひとつで、ソーキソバをすすってから5時の最終フェリーで酋長にお別れを告げた。
何処までも続く雲と空と海の中に溶け込んでいく島、そして見送る酋長の姿は点に。

酋長ありがとう。


最終フェリーで対岸の安座真に戻り、琉球王朝にとって最重要パワースポットであったセイファーウダキに足を踏み入れる。

この日ぼくら家族をアテンドしてくれた、元ROOMスタッフで現在沖縄に暮らすターチが、最後にとっておきの絶景スポットに案内してくれた。
さっきまで居た久高島が、瓢箪みたいに海に浮いていた。

崖にはデイゴの花が咲いていた。

デイゴがたくさん咲くと、台風がたくさんくるらしい。

昨日の夕立ですら雨漏りをしていた酋長の家の屋根を、「来週くらいに直しに行かなくちゃ」とターチが呟いた。ベニヤと釘もって。


たーち、案内ありがとう。



ライブ後の三日間は、一年遅れの新婚旅行でした。

子連れなんで、とてもじゃないがそういうロマン地区どころではなかったけれど。


自分をみつめ、夫婦をみつめ、家族をみつめました。

3歩進んで、2歩下がるが、いいですな。
自分、少し生き急いでいたことに気付きました。

さりとて、そういうことを言うとすぐにサボろうとする輩も多いのですが、
例えば久高の名人は、島時間でゆーたーり暮らしてるけれど、
三線の修行はものーそやっているわけです。

そこんとこ、分かっていたほうがよろしいい。



俺も、ますます頑張ろう。

家族と友達に感謝。
大地に感謝。
沖縄に感謝。

いつもありがとう。


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