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昨夜、スタジオにて数日後にレコーディングするPETER TOSHの曲を仕込みました。後日詳細が発表されることになりますが、ルーツロックレゲエのコンピレーションへの参加曲です。MAX格好いい曲、そして現在の世界情勢に通じる普遍的メッセージのこもったトッシュ先輩の超名曲を選びましたので楽しみにしていてください。それから11/2京都精華大の学祭(ちなみに無料だそうです)でやる曲と11/4に渋谷AXで行われるDJバク君主催の都市型フェスGALACTIC PHANK PARADEで演奏する曲を触りました。

その後、吉祥寺の常連・彫師の純吉とうちのドラム柿沼と三人で飲んだ際にそんな話になったので気付いたのですが、確かに犬式という名の由来には犬神信仰的な感情がこめられています。

僕の中に犬の血が流れているということもあるのですが、つまりそれが意味するところは、古代日本人にとっての犬の存在の重要性とか犬が象徴する自然の叡智や誠実さ、はたまたそうした縄文以来の感性に対する回帰志向といったものがあらわされています。

むろん、セクシュアルな意味が多分にこめられていることも、Dogggystyleを名乗りだした当初から変わっていません。

僕自身、犬神信仰はおろか、物部神道や天台神道、または天台密教などに対する造詣がそこまで深いわけではないので、これは非常に勉強しなければならないところなのですが。超・面白いです。

戦後の日本人が置き捨ててきた、こうした民族的な根源をたどる学問を、やれ「シューキョー興味ない」とか「ウヨク?」とかぬかしてけつかる浅はか極まりないド阿呆どもが大氾濫していることが、この国が現在抱える最大の問題のひとつであります。心の彷徨から生み出される社会的な事件のほとんどが、おおもとをたどれば実はこうした問題から発生していると言っても過言ではありません。

また、中学や高校は愚か、大学の教鞭をとるものですら、「古事記」や「六国史」の勉強を果たさずに国文学や歴史を一体どうして教えられるというのでしょうか。

むろん、戦時下のあまりに痛ましい記憶や、あまりに恥ずべき蛮行の肯定にこうした重要な歴史資料が湾曲した解釈のもとに利用されたことから生じたリバウンドもあるのでしょう。しかし、今一度若い人びとが己のルーツに光をあてる時間を真剣に持つべきであることを、戦後リベラル教育のど真ん中で育った僕は痛感しています。我々はあまりに無知・無思想にさらされ過ぎています。少なくとも、それだけはわかっていなければなりません。そして、これから人の親になろうとする者ならば、即座に本の一冊も手にとって学問をはじめるべきです。学歴は要りません。でも教養は人としての使命であります。

己が、たゆたう長大な時間軸の何処にいるのかが掴めて初めて、行く先がわかります。
己が、広大な宇宙の空間軸の何処にいるのかが実感として掴めて初めて、安住の地がみつかります。
だからこそ、「知識は自由への鍵」なのです。これはロシアアニメの巨匠ユーリノルシュタインの言葉です。


今東光の「毒舌日本史」。ギターの星太郎がうちのリビングに忘れていった本なのですが、これ無茶クソ面白いです。上のようなことに興味がおありでしたら、これなんぞはとても読みやすくて勉強になりますよ。本日のブログ、言葉が少々荒れていますが、それは師の論調に影響されたものでしょう。

あなたの血に流れているのは大和民族の血ですか?出雲族の血ですか?蝦夷でしょうか、それとも熊曾でしょうか。こうしたことを知ったら、例えば朝鮮人差別や差別が如何に阿呆なことかがよーくわかります。

敢えていうならば真に差別すべきは、無知式です。
またはそこに胡坐をかいてしまっている怠惰です。

僕自身の自戒の念もこめて、聴く耳をもたれる方にのみ、今日の文章を捧げます。


参考までに神道の分類を引いておきます。神道が何かと煙たがられる簡単な背景としては、明治政府によって推進された「国家神道」の影響と、GHQによる「国家神道」の廃止が影響しているのだと思われます。無論、僕もこれ以上のことは勉強不足なので、研鑽していく所存です。
http://www.ffortune.net/spirit/zinzya/keihu.htm


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