nbsa+×÷OSAKA vol.1。
三年前に東京で始まったnbsa+×÷の大阪飛び火版。
韻シストんとこのファンキーとケンちゃんが仕切ってくれました。
難波ハッチにて。
あれはおとついだったと思う。
11月18日。
良く盛り上がった。
750人を越えるマッスィブが、畿内の交通の要所・大阪に集まった。
nbsaというパーティは、初回からずっと「敢えて」その定義をお客を含めた全ての関係者一人一人に、
委ねてきた。
これからもそうするつもりだ。
僕やシゲが、或いはファンキーが言うこともあくまで我々の主義主張に過ぎず、
やる気さえあれば、その知力と体力の全てを捧げてくれればこのパーティは、
あなた色にも染まる。
とらえどころのないままでよく、
自然に生まれてくる色に任せておけばいい。
焦ることなく、逸れることなく
しかし熱血を燃やして目指すのである。
ドラゴンが打ちつけていく絵の具たちはそうした空気の全てを巻き込んで、
描かれていく。
形にも言葉にもならない場のグルーブを、せめてもの証として残すマッチの燃え滓みたいなものかもしれない。
極彩色の燃え滓だ。
打ち上げ三次会、犬式・秋実るキューイル組の泊まるウイクリマンションの台所で、
カストロみたいな顔をしたドラゴンがビールブレスと共に呟いた。
「あのな。おれな。ほんま、nbsaが世界一やと思うで。」
朝7時。将軍に敬礼。
東京は04年が「初陣」。
05年が「王手」。
06年がひとつの「詰み」。だった。この時点で揺がない気持ちと僅かばかりの伝統が自然に出来上がった。
それで大阪は05年ベイサイドジェニーでやった幻の第零回があって(敢えてそう呼ばせてもらう)、
そしてよりちゃんとnbsa+×÷スタイルを踏まえた本当の意味での一回目が、おとついだったように思っている18日だった。
マスメディアが軽々と伝えるほど日本は狭くない。
東京を中心にして活動する面子がコアになっているからこそ東京のマッスィブにはnbsaという言葉にならない概念を
第一回から共通して携えてる感じがあった。
今回は東京と大阪の文化が融解した。
+×÷の意味合いが倍くらい次元をこえた。
ありうべきカオスと未成熟を生み出しながらイベントは進み、
僕の中でも色々の価値観が揺らいでぶつかりそして淘汰されていった。
大阪ならではの面子でなければ伝わらないnbsaという概念が、
nbsa+×÷osakaであり、
それが一度みなの懐に持ち帰られて知らず知らず成熟して尾ひれがついて、
その期待を上回るべくして行われる来年が早くも楽しみである。
そこまでの一年はきっと短くないはずだ。
今回はファンキーに孤軍奮闘してもらった感があるので、
来年はもっとガッツリ手を組んでいきたいと思っている。
大阪をもっと知るために、まずは12月27日の西徹頭徹尾を頑張る。
さらに来年は西徹頭徹尾を年二回張りたいと思っている。
どうかヨロシク。
いずれにしても、
nbsaも徹頭徹尾も、
東京で生まれたまんまのまんまをもっと大阪に持ち込みつつ
大阪で生まれたほんまにまんまにしていきたいと思っているので、
ディープ犬人にはなんとか一度本家東京を味わっておいてもらいたい。
というのも、そうしたバイリンガルマッスィブが或る種の共通のグルーブを創出して、
時間と空間を隔てたふたつの空間の同次元化を可能とする軸になっていくからである。
それを福岡や広島や仙台や札幌やどっかの島やそっちの山に、
こっちがちゃんと理解しながら伝わっていける限界の速度で、
東京でうまれたまんまのまんまを伝えつつ、
そこで生まれたほんまのほんまにしていきつつ、
音楽やそれにまつわるあらゆる文化の総体としての、
そうした現役ライフタイムトラベラーたちの望む在り方に近い『裏日本地図』が
知らず知らず或る日自然にボッコリと姿を浮かび上がらせてくるような気がして
わくわくしている。
これは伊能忠敬並のライフワークじゃないか。
それにつきまとう労苦は、
僕やシゲや山仁やキーコやキューイルや元ちゃんやピーチやたくちゃんやみんなで
力をあわせて乗り越えるのであろう。
nbsa出版『裏日本音地図』。
それが表の日本になる日まで生き永らえたいもんだ。
腕は磨かれ続ける。
我々はプロフェッショナル。
喧々諤々言いながら、もう事は進んでる。
nbsaというドアの無い舞台は、あくまで人力グルーブ。
むろん擦りもミックスも部類に入る。
意識の古事記がもう一度紡がれていく。
スピリチュアル100%のオーガニックソウル。
排気ガス吸って咳き込みながら街で企てる精一杯のレベルソウル。
山に響き海に跳ねるうちに皆自然に帰る。
大阪でもFOODは出したい。
酒が遅いバーもありえない。
ステージ袖に宴席を張る。*これOKな製作会社さんよろしくお願いします
このへんを、来年は改善していきたい。
さあまずはどんどん意見をかまそう。
来年は王手をかけよう大阪の陣。
ファンキーまたイってもらうでー。
他の奴も続けー。