現在、ハブアイスクリーム氏の作品への参加曲のリリック書き中。

最近3日間の65%の時間を費やしたが、今回はハマッタ。

ノート5ページ書いて、使いたい言葉がない。

にっちもさっちもいかないうえに録音日が迫っている。焦る。
一回ハブ氏に電話しようと思っていたら、夕方ハブ氏から電話。
実は互いに相当煮詰まっていた模様。

だいたいそんなもんです。
妙にフィーリングを交換、共有、やる気がもう一度湧いてくる。

曲のトーンを電話で再確認。



ジョーストラマーが言ってました。
「ノリが良くなったら曲が出てくる?ふざけるな。そんなわけない。
 何年音楽やっても、毎回頭から必死に捻り出すんだよ!」

しかし、リリック書きはハマると死ぬほど辛いものです。
合格点を出すのは自分以外でしかないので、
あとは時間という制約のなかで(これもできるだけ無いほうが望ましい)
行けるところまでいくしかない。

「もうこれ以上はない」
と筆をおけるような曲が、本当に納得のいくものです。

平均7次稿くらいまで書くのが常です。

研ぎあがっていく様は満足を与えるとともに、大変な精神旅行でもあるので、げっそり痩せることもよくあります。

画家、小説家や、漫画家に近いものがあるかもしれません。
上記みっつも締め切り感がそれぞれ微妙に違いますが。


食べるのに困らないくらい稼いだら、
一度1年間ライブを休んで、とことん作品を造りまくってみたいと思う。


なんにしても、ハブ君の曲、がんばって仕上げます。
リリック書きしてる期間は寝る時間がどんどん遅くなっていきます。
現在一人ブラジル時間。
明日のスペシャがんばって起きなければ。

『月は照らし出す我がボロアパート
 明かりは消えることなく続くクリエイト
 朝まだ来空の下人々が動き出す頃
 俺は出来上がったばかりの緩いライムを唄いだす』


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アリジャンへの署名の呼びかけから二週間ほどたちました。
ご協力くださった皆さん、本当にありがつ。

7500を越える署名が集まり、それを法務省へ提出したそうですが
結局控訴が決まりました。

裁判中も国からもらった家でのーのー暮らして嫁も子供も平和ボケ面の不特定多数の役人たちと(あくまで俺の想像な)、家族もおらんで帰る国もない23歳の青年の闘いが、また何年も続きます。4年かかって出た今回の判決って、じゃあ何ね?

法律はまったく興味もないし、よう知りませんで、詳しいひとよ、色々教えてくれ。
あと理性だけでものごとを捉えられない病気なんで、理知的に今回のことを俺に納得のいくように説明できるやつ、法務省から一人よこせや。無為。

役人はな、嫌いじゃ。
アホだから、きらいじゃ。

他の国は知らんが、
この国はかなり頭おかしいやつばかりが動かしてるとみえる。
人の痛みが分からぬで、政治家にも役人にもなったらいかんですよ。

システムをぶっ壊そう。
関心をもとう。
覚醒しよう。
たちあがろう。
自分を鍛えなおしてから、
周りに波及しよう。

そんだけじゃがな。


以下、アリジャンをサポートしてる児玉弁護士からのお知らせです。

---------以下 転載------------------------------------------------

クロスポストです。重複して受け取られる方申し訳ありません。

2週間前に東京地方裁判所で勝訴判決を得たアフガニスタン難民アリ・ジャン、法務省に
「控訴しないでください。」という署名をお願いしたところ、昨日提出した分までで実に
7592通に達しました。

短い間に、本当にありがとうございました。

ところが、先ほど法務省入管局から連絡があり、本日控訴手続きをとったとのことでし
た。
これだけ多くの声を無視し、たった一人の青年に安住の場を提供できないこの国に、大変
な憤りを覚えます。

本人に伝えましたが、冷静に受け止めていました。

残念ながらまだ闘いは続きますが、今後もご支援よろしくお願いいたします。

.・‥‥……☆★☆……‥‥・.

ATTORNEY AT LAW 児玉晃一
    弁護士法人
東京パブリック法律事務所







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本日のスタジオグロウン、ゲストはポメラニアンズ。
彼らも一年前の出演から随分と忙しくなったバンドで、
だがしかし相変わらずまっつぐなナイスガイたちでした。

忙しいとは言っていたが。


カエターノ・ヴェローゾのアンニュイで不可思議な音楽が恋しくなって、
ここ数日はやたらと彼のアルバムを聴いている。

だから、ビデオダービーもカエタノにした。


突っ張っちゃ居ないが、
時代が彼を突っ張らせたという意味では60・70年代ブラジルの軍事政権に感謝せねばならない。

不自由な人間が自由を求める時に持ちうるエネルギーは、
愛を失った人間が愛を求めるのと同じくらい強烈だ。

逆に、不自由にすら気づかなく麻痺してしまうと、
人生の不足を表す物証もなく、
さりとて空虚を抱えて生きていかなければならないから、
これが一番大変である。

現代の日本人がこの問題をどうやってクリアするかが、
今後のアジアの発展における大きな提示になるだろう。

ないものねだりで闇雲に突き進んでるうちはいいが、
経済力を身につけたアジア諸国が、
日本や韓国と同じ過ちをおかして西欧に追従したら、
カンボジアやタイへ子供たちの輝く目を撮りに行く写真家も
いなくなることだろう。

どうやってオリディナルな発展を遂げるべきか。
ローカリズムっす。

「橘(たちばな)は准南(ワイナン:准は当て字。本当は三ずいです。)に生ずれば橘となり、准北(ワイペイ:同じく。)に生ずれば枳(からたち)となる。」

そんなこんなを考えながら揺られ揺られて電車帰り。

カエタノ、いいですよ。
60年代に始まったMPBと呼ばれるブラジルの音楽は、
時代は前後するが80年代ジャズと60年代ビンテージロックの掛け合わせみたいな満足感です。

オリディナルです。


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12月18日 日曜日

西徹頭徹尾(nishi-tetto-tetsbi)
大阪・梅田SHANGRILA
OPEN・START 16:00(23:00END)
ADV. 2800/1D DOOR 3300/1D

先着50名にイベント特製ミックスCDR進呈。

LIVE

SOUL FIRE
1★狂
cutman-booche
犬式


DJ

光(BLASTHEAD)
icchie(ex.DETERMINATIONS/BUSH OF GHOSTS)
BUNBUN(1★狂)
YACCHAN


説明

『徹頭徹尾』:犬式が2002年より西東京は武蔵野の首都・st.吉祥寺の地下で始 めた1季1回開催のディスコ。 春が『春徹頭徹尾』夏が『夏徹頭徹尾』秋が『秋徹 頭徹尾』そして大晦日の一日前に行われる『大徹頭徹尾』が在る。 「頭カラ結マデ終始一貫シテハマリコメル才溢れる楽団ト盤廻シニヨル音ノ空間二於イテ、文字通リ徹頭徹尾感ジ入ッタ挙句二訪レル感性ノ解放ヲ約束スル」という主旨のもと、吉祥寺ローワーイーストサイド市公式指定無形重要文化財として民の心の励みとなっている。 近年、8里ほど神奈川方面に南下した東京のブロンクス・町田の衆による「地中音波」との友好がすすみ、2006年には「徹中徹波」が開催予定。併せて13年を越える歴史の新しい1ページを開いた。 音のみならず、グラフィック、飲み屋、飯屋、のんだくれ、その他アートが形成する熱い裏路地文化を、各地少しづつ姉妹都市提携していくことも標榜する。

『西徹頭徹尾』:と、言ったような流れから犬式の面々がもっとも世話になっている大阪の地下街の住人たちに参画いただいて開催することになった、初の移動ディスコ的試み。それが西徹頭徹尾である。

体力強化:吉祥寺の民は7時間以上(『大徹頭徹尾』のみ10時間)踊り狂う脚力を養うために、一週間前は呑兵衛も酒を控え、なかにはミッドナイトランニングなどをこなしてから挑むものもいるほどである。

スペシャルゲスト:どうしても東京から招待したかったのが、犬式の面々にとっての音楽大学とも呼べる東高円寺GRASSROOTSのレジデントDJ光(BLASTHEAD)。皆様にもぜひ、ぶっ飛ばされて欲しい。音の宇宙旅行。ホリエモンさんは大枚はたいて行くらしいが、僕らはしょっちゅう行っています。アテンションプリイズ☆

豪華面子:大阪に居住していない犬式の面々ながら、よくもまあこんなに素晴らしい面子と出遭えたものだと我ながら感動している次第。大阪はオリジナルミュージックの宝庫です。

ドギーアイランド:ライブPAを担当するのは犬式のアルバム『LIFE IS BEATFULL』を録音したワンスクスタジオのオンリーワンエンジニア犬島氏。異空間プロデューサー。常にシーズン☆☆



プロフ・タイムテーブル

16:00 DJ BUNBUN(1★狂) ex.BUSHOFGHOSTSのマイク持ち。粋でいなたいオリジナルラガスタイル。そのうえ1★狂のドラムスでもある。犬式の『西へやってきた東のバムと西の南のホーボーのフリィキィなチャント』において[西の南のホーボー]役を演じていることでも有名。徹頭徹尾の『頭』は重要でっせ。よろしう。

17:00 cutman-booche 三人の気楽な若者が、線路っぱたをプラプラ旅するように演奏するバンド。ブルージィでそこはかとなくクレージィ。ニヤついてるようで目の奥は光ってるような、力抜けてるようでソウルが篭ってる音を鳴らす。彼らが70歳になる頃のライブをみてみたいといつも思うが、それまで自分が生きていなくてはならないから大変である。

17:35 DJ YACCHAN 「LoveSofa」「neighborfood」等、関西重要イベントに招かれたって余裕のハイキング感覚。お気に入りのランチボックスにはSoul、Jazz、HipHop、House、Brazilianと色とりどりのドーナツがぎっしり!グルメで知られるYACCHANが今宵フロアーの皆さんに幸せな時間をおすそわけ!くいしんぼう万歳!(本人談)

18:35 1★狂 「イチバンボシクルー」。歌謡ダブハードコアバンドとでも形容するしかない音楽。犬式の面々、初めて目の当たりにした時に「嗚呼、此れが大阪か」と感動したものである。いかなる形容詞もあてはまらないロック。もし貴方貴女が大阪に存在しながらこの楽団を体験していないのならば、それは存在の限りない軽さに対する冒涜であるかもしれない。日本が知らない日本が、此処にも存在する。そして、うーちゃんもいる。

19:15 DJ icchie(ex.DETERMINATIONS/BUSHOFGHOSTS) いわずもがな。西の才人、イッチー。当イベント開催直前に、東京へ移住を敢行するらしい。「おーい、大阪のみなさーん。貴重になっちゃう前に聴きにおいでー。イッチィがDJするじょー。」

20:15 SOULFIRE 関西アンダーグラウンドの重鎮、ソウルファイア。世界のソウルファイア。インターナショナルオリジナルダブスタイル。アンダーグラウンドなんて言葉がなんであるのかと訝るくらい、万人が酔えるカッコ気持ち良い音楽。いぶし銀トリオのワーキングライフスタイルダブ。ここにも、うーちゃんがいる。

20:55 DJ 光(BLASTHEAD) ライフタイムダブミュージック。聴く者が日常のあらゆる感性を引きずり出される、七色の音を操るDJ。フリーフォームDJの究極形。 東京・東高円寺では「魔王」と呼ばれている。この「ブースの魔王」の音にヤラレルと、或るものは生まれた時の産湯を思い出し、或るものは宇宙の膨張するヘリを垣間見、あるいは人類誕生の瞬間を目撃する者もいるという。盤と盤がつながってまったくオリジナルな音楽へと構築されていくさまに圧倒されながら、体がばらばらになりそうなくらい踊ったり癒されたりしてください。

22:15 犬式 a.k.a Dogggystyle 本年はアルバムも出したし、北は石狩ライジングサン南は福岡サンセットに至るまでのフェス巡業も大盛況のうちに終え、nbsa+×÷という巨大事業も完遂。犬は大きゅうなりました。久しぶりの大阪です。おてやわらかにたのんます。


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普段はフリーマンがあっちこっちを徘徊する夜の吉祥寺だが、徹頭徹尾前の一週間は皆充電に入るので、街から人が消えるという。

19日。

吉祥寺の内から、外からガンガン来てください。
お待ちしておりもうす。

心のヴォリューム全開で、よろしうに。

リアルカルチャーイズライトナウヒア。

バンドもDJも、みんないいよー。


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しばらく写真をアップしてませんでしたが、風雅はもうすぐ8ヶ月です。
俺につかまって立ちます。
もはや風雅でしかない個性を完全に発揮しています。
三日子の魂、百までだと実感しました。
子供を育てるのは「大変だけど、幸せ」というワンフレーズで事足りる気がします。勿論、こっから先のその気持ちがどう変化していくのかは、知るところではありませんが。もっと深い感情が育っていくのでありましょう。



本日のスペースシャワーTV生放送スタジオグロウン、ゲストはSKAFLAMESの大川氏。

いやー、歳をとるって格好いいものですな。

多くは申しません。
あん人は、本物です。

茂ちゃんのアナーキーは本年末に集大成のボックスを出す。
新曲も入ってるときく。
インタビューDVDでは、俺も茂ちゃんについて語らせてもらいました。
チェックよろしく。

近頃、40代のかっこええ人から学ぶことが多い。
これは10代や20代の前半には在り得なかった現象である。(もちろん、一部例外を除くが)

年齢差の微妙な兼ね合いなどで、ウマの合う年代というのがあると思うが、今の俺にはここらへんの人たちとのいい出会いが多い。UFOのヤベさんとか。

ちなみにアナーキーもスカフレイムスも俺はオンタイムではありません。
スカフレイムスに至っては今回のアルバムが10年ぶり、活動暦20年ですから無理もありません。アナーキーとて、25周年とかなわけですから。

ただ、人物に出遭って、そう思うたわけです。
「このおっさんは絶対に凄い」と。
出会いに恵まれた自分の人生に、本当に感謝するわけです。

長話しなくても、本物は目を見れば分かります。
偉そうだけど、俺には分かります。
多分、本当は誰にでも分かります。心の目が曇ってなけらゃ。

エニウエ、ビガップそういう人たち。

それから、たくさんの出会いを与えてくれたスタジオグロウンに、無性に感謝した今日の帰りの電車ですた。




最後に、現在読んでいる本からの引用です。

昭和最後の知識人と呼ばれた、高橋和巳『邪宗門』文中の台詞より。

「どのような時代、どのような社会にも、この世には二種類の人間しかいない。自ら事を決してその責任をとる人間と、人に追従してかろうじてその存在の意識をたもつ人間と」

アイヨー。今日はそんなところで、おやすむ。


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例えばルー・リードなんかがメディアと闘っていた時代(60・70年代のNY)は、評論家や雑誌・テレビを相手にしていればよかったわけですが、ネットでなんでも垂れ流しの現代においては、顔や名前をさらして商売してる人間が無責任な噂のばら撒きなどに対応する術はないとつくづく思う近頃です。

で、大学のPCルームからチャット荒らしてたような8年くらい前の自分みたいな、無知蒙昧なくせに自己表現欲求と世の中に対する不満だけは爆発しそうに抱えている若者や、やりたくもない仕事で人生を埋め合わせてストレス溜めてるいい歳こいた大人が、妬みや恨みや不機嫌をばら撒いているわけです。 さらには、「多少は俺も賢い」と思っている人が多少の確信をもって、異論反論オブジェクションしますから、これはもう黒澤明の『羅生門』状態です。どれが本当やら分かりません。

もはや、ロックなアイコンがメディアを操作できるような時代は、とっくの昔に終わっています。勘違いしてそれをやってるつもりの人も多いですが、本人やレコード会社の思惑よりも遥かに、現代社会は冷めています。なまじっかなペルソナは100万人に買われながら、9900万人に嫌われているというような事態をも招きかねません。 二心ある表現者には、世間がカッチリ感づくし、情報を操作されることにウンザリした大多数がこぞって「真実」を求めています。それが全員一度に声をあげるから、余計玉石混合の中の玉がみつからなくなっています。

畢竟、何が本当で何が嘘かを見極められない大多数は、情報ツールがいくら発達したところでイマもムカシも変わらず、騙されたまんま生きていく場合が多いのじゃないでしょうか。知らぬが仏で、自分の国の政府が何をやってるかもわからずに3次的4次的な「殺人」に加担していたりするわけです。

そんなネット社会も慣れてくると虚実をかぎ分ける方法が身についてきます。

鍵は、知識です。 ロシアのアニメ作家ユーリノルシュタインの台詞。

「知識は自由への鍵です。図書館の本を全部読み漁るくらいのつもりでいていいでしょう。」

重要なのは、自分にとって有益で信用に足る情報ソースの見極めです。 報道写真家の中司氏のブログがとても面白いです。 keycoに教えてもらいました。 俺がうまく言語化できないことを、見事に書き表しているように思います。 賢くなりたいものです。見聞を広めたいものです。感じながら、論じられる人になりたいものです。理性と情動のナイスな融合を果たせる人になりたいものです。 わしゃまだまだです。

http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/c/f7b7bed0bb71bef84ab628f00de761cc


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アフガニスタンからの難民「アリー」ことアリジャンの、難民不認定取り消し訴訟の判決発表が本日東京地裁で行われました。
児玉弁護士、アリジャン支援者グループ、島田紳助氏らをはじめとする各界の応援者たちの精一杯の支援行動が結実し、彼の難民不認定取り消しの訴えが「勝訴」という最高の結果を迎えることができました。

しかし、今後法務省、入国管理局側による「控訴」が予想されます。

強制収用、強制送還という最悪の状況は回避できたものの、控訴されれば長く辛いトンネルがまた続くことになります。

今日の昼間に、判決発表後から記者会見までのほんの一瞬にアリーと電話で話をすることができました。
「よかった。」「ちょっと疲れた。」という声には、小さな希望と大きな不安が入り混じって受話器の向こうに消え入りそうでした。

「裁判生活」が何年も続くような「答えの先延ばし」をさせないために、控訴の阻止を訴える署名運動が即日で開始されています。アリジャン応援サイトにてワンクリックで署名できるようになっていますので、ご賛同いただける方はぜひ一声、あげてください。

これは日本における人間の「自由」の問題です。
もしくは、日本という国家の「良心」が問われています。

若干23歳、どうしようもなく目のキラキラした青年は、もう十分に孤独な闘いを果たしてきました。タリバンによる民族弾圧、アメリカ合衆国による空爆で祖国の家族たちの安否すら分からない状態で、19歳からずっと不安と絶望に耐える日々を送ってきました。

僕は日本市民の良心と、日本行政の腐敗の両方を身体と心に刻み込んだ彼が日本で勉強を続ける夢を応援したいと思っています。
命からがら密入国ブローカーにつれてこられた成田空港から始まった苦難の日々は、映画でも小説でもない本当の話です(ブローカーは到着直後「ちょっと待ってろ」と言い残して、最後に「あなただけでも生き延びて」と母親から託された全財産とパスポートを持ち逃げ;呆然と成田空港内で立ち尽くす少年は「不審人物」として拘束され、通訳もつかないままに尋問を繰りかえされた挙句に「不法入国者」に)。
茨城県牛久市の強制収容所の中で二度は自ら命を断とうとするまで追いこめられていた彼は、粘り強い支援者たちのホットなバイブスに支えられて長い闘いの末に「仮釈放」の身分を得ました。「兎に角勉強がしたいんだ」という思いで墨田区立文花中学校夜間部では皆勤賞も獲得。(詳しいことはマガジンハウス刊の著書「母さん、ぼくは生きてます」を参照ください。ぜひ、ご一読いただけることを切に願います。)

将来はアフガンに帰って学校を建てたいそうです。5万円で、1000人の生徒を抱える学校の先生たちの年給が払えるそうです。

911テロ後、まんまとアフガニスタンにパイプラインをひいたアメリカ合衆国がまた「衛星国」という名の「植民地」を増やそうとしている中(日本もその例外ではない)、アリーのような心ある青年にがんばってもらいたいものです。

「自分は政治とかよく分からないし。。」と逡巡される方が多いこの国ですが、別に無責任でもいいと思います。兎に角今晩1時間だけでも彼のサイトを読んで何が起きているのかを把握してもらって、それで意思があれば署名したらいいと思います。署名して、あとは知らんでも、何もせんよりはいいと思います。あとを知りたいかたは、マスメディアが何も伝えていない歯がゆさと闘いながら今後の情報を仕入れたらいいと思います。

僕とて、毎日アリーのことだけ考えているわけじゃありません。余裕なんかぜんぜんありません。しかしながら、そういう問題じゃないんです。
自分と家族で生きていくのに必死だし、それはもしかしたらアリーと同じくらい苦難と苦境に満ちた人生だし(自由だけは守ってきたが)、皆さんとて同じだと思います。
でも、2分だけでも余力があるなら、是非ともよろしゅうです。
「俺の話をきけー 2分だけでもいいー♪」ってやつです。

ちなみに期限は14日です。
いそがな。

以下、アリーの応援サイトです。
頼む。

http://www.alijane.org/index.html



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本日はスペシャの番組「スタジオグロウン」でした。

ゲストのPE'Zは無口な硬派でした。
大山君の目にはギラリと光る凄みと一途さを感じました。
もう少し打解けられたら良かったですが、初見で生放送の10分のコミュニケーションには限界があるのも確かです。

ところで2チャンネルなどでよく「ソイルやぺズはジャズか否か?」みたいなことを喧々諤々してますが、なんでもありが「ジャズ」なわけだから(マイルスデイビスの言葉を借りれば)、ソイルやぺズがジャズじゃないならマイルスデイビスもジャズじゃなくなるんじゃないかと思いました。

ただ、彼らに共通するのは「ジャズを愛して」いるが「既存のジャズの枠」をなんかしらぶち超えたいという欲求だと思います。

カテゴリ、名前は後からついてきます。

欧州にも足を伸ばす両バンド。
のびのびとがんばってほしいものです。

あと「あいつらはたいして巧くない」的な発言をする若輩者がジャズファンには少なからずいるようですが、それは「足が速ければいいストライカーである」的浅はかな音楽観です。巧さとは、「表現」の巧さとしての技巧であって、小手先の巧さをひけらかしても人の心には届きません。そこが、敢えていうなら表現する「プロ」と「アマ」の差じゃないでしょうか。求められる次元が、一段違うのです。

彼らが無意味な論争に、バッドなバイブスをもらわぬよう願っています。


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風邪がながびいていながら、なんやかやと休めずにいたが本日ようやく一日家に居れた。

雨の降る暗い一日。

秋徹頭徹尾が二週間後の土曜日に控える中、西徹頭徹尾と大徹頭徹尾のブッキングなども進めなくてはならないから、大変である。

扁桃腺が腫れているせいでぼーっとする。

停滞した一日だったけど、「休みだからいいや」と無理やり納得。

120%満足する一日を重ねるということは難しきことかな。
ルーティンでもなく、カオスでもない生き方。
そんなものあるんだろうか。
毎日必ずやると決めたことをこなしつつ、毎日変化を望む。
明日も挑戦は続く。

テレ朝でタケシの「座頭市」を観た。
悟人でらっしゃる。

今日本でもっともリスペクトしているのはタケシ先輩とタモリ先輩です。
心の中では勝手に「師匠」です。

音楽関係ないって?

いやいや、何事も「人間力」ですよ。
タモリは音楽ですよ。

そして「座頭市」の音楽も素晴らしくて。
鈴木慶一氏担当。

山本耀司氏の衣装も秀逸。

「爽快120%」と謳う映画ですが、アートの集合体としての「総合芸術」たる映画っぷりのあまりに堂々とした佇まいが、確かに観終わった後「爽快」。

北野武の描く日常的な日本の日陰に暮らす人々の姿は、「社会悪」の無垢な生まれかたの複雑で安易な経緯を淡々と人間愛をもって写しとっていくのであるが、それが万人の抱える心の「憎めない脆弱さ」にガシッと喰い込んでくるのだ。

ザ・人生。

生きるとはそういう感じですね。

「苦悩を歌にたたきつけるのさ」サリフ・ケイタ

「目の玉ひんむいても、見えないもんがあるんだよ。」劇中の座頭市

嗚呼。ライフイズビートフル。



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忙しくなって、やることやらなくてはならないことやりたいことが目白押しになって、そこでふたつあったブログを統合して、ミクシーを退会して、ようやく此処だけが僕のネット四畳半。これで充分なんです。いや、これが限界なんです。

ぼちぼち、このブログを「三宅ブログ」として本格稼動させます。

山仁のサードアルバムで参加する曲のリリック書きに苦労していた此処三日間。いやいや、ハマッタ。DR誰?の荒ぶるトラックをようやく乗りこなしてスッキリ。山仁、リリックできたよ。録音入ろうか。


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