
nbsa+×÷
なんか団体ぽい名前だし、初めは今イチ愛着が湧かなかった。
「東京土一揆」っていうイベントタイトルを提案した気がする
が、これは会議で一蹴された。で、禅のお坊さんが「
□△○」
というけったいな書を残していたのを見てぶっ飛ばされたばか
りだったので、「+×÷」と付け加えることには成功した。
営業前のブエノスのVIPルームを使わせてもらって、シゲ(cro-
magnon)や純平(椎名)らと散々っぱら話し合って(込んで)
、ダラダラと構想していたのが2003年から2004年にか
けて。
互いが「あれすげー」「これ面白い」「あの人いい」っていう
ものを紹介し合ったりする内に、アゲハの怒濤の面子まで、環
が拡がった。と同時に、僕らが「OK PLAYER」的な意味でつ
けたパーティ名そのものが、今日本で起きつつあるクラブ、野
外パーティ出身のライブ音楽ムーブメントと重複して居る状況
になっていた。それはもはや、「クラブ的」でも「ライブ的」
でもない、日本の新しいトライバルポップとも呼べる様相を呈
している。長くて短い6年のあいだに、6年前には沸々とした
思いで居た「カテゴライズ不能」の「扱いにくい音楽」たちが
独自のスタンスを保って大きなエネルギーを生み出しつつある
。自転しながら公転する大きな円運動みたいなそれは、人々の
人生の価値観や暮らし方に影響を与えながら、ライフタイムミ
ュージックとして支持を広げている。使い捨てじゃない、人生
の音楽たち。
金ゴン画伯が「6を逆さにしたら、カンマになるから、6年一
区切りだね」と言った。今日、さっき、渋谷某所で来年の野外
の構想まで話し合って来た。
日食を迎えた今年、色んなことが「過渡期」にある気がする。
エネルギーの流れが今まで在ったところから、何処か違う次元
に向けて、流れ始めているカオスの期間が始まった。価値観の
惑星衝突を繰り返しながら、何か素晴らしい宇宙が形成されて
いくのじゃないだろうか。そんな実感を、「そろそろnbsa取っ
て、+×÷にしてもいいね」などと言い始めた僕らのパーティで
得られるのじゃないかと、思う。耳の早い、全国のライフタイ
ムトラベラーの皆、東京タイムスを味わいに集まらないか。
( 実行委員 三宅洋平(犬式/+×÷) )
http://nbsa.info/