SOIL&"PIMP"SESSIONS:爆音ハードコアジャズバンド通称「DEATH JAZZ」


犬式にとって最古の仲間である。
会場で手製のデモテープを売っていたような時代から一緒にやってきた。

常にお互いを意識し、お互いに刺激され、お互いに学びあってきた。
お互いを嫉妬し、お互いを打倒し、お互いを許しあってきた。

私とtrumpetタブゾンビとの間にはある協定がある。
「お互いの作品録音のフィーチャーに関しては双方とも、ノーギャラでやる」
というものである。

今のところ、犬式サイドしかこの権利を行使していない。
早くおれおよべ。


trumpetタブゾンビとはスペースシャワーTVのスタジオグロウンという生放送番組を今年の4月までおよそ2年一緒にやっていた。
生放送のカメラの前に身をさらして番組を進行した戦友である。
非常に危険なコンビであったが、楽屋での打ち合わせやメーク中に事前に危ないトークをかましまくることで、本番中の事故は最小限に喰い止められた。
と思う。


sax元晴は常に界隈でもっともアクティブで生命力に溢れていて、
音楽が大好きで常時興奮と熱狂を求めてプレーしている。
そんな彼の純粋な打ち込み方に、こっちも火をつけられるのである。
なにせ身体が頑丈で、彼が疲れたという時はよほどである。
が、最近はソイルが売れっ子なので日本全国から欧州ツアーまでと
さすがにしんどいと口に漏らしているときくから心配している。
ようであんまりしていない。
元ちゃんはたいがい大丈夫なんである。
ていう人、身の周りに一人はいるでしょ?

彼はゲイでもあり、
同性愛者の権利に関わる訴えも強く持っている。
そしてそれを公にし、問題にたいして真っ向から顔を突き合わす、
勇気ある人である。

私たちはただのお行儀のいい業界ご用達音楽家じゃない。
その前に一人の人間であり、
表現したいことがあるからこそ音楽を発し、
数々のレベルミュージックが成し遂げてきた、
音楽の圧倒的でピースな実行力を
信じているのだ。
少々角がたつことでも、
信念をもって言っていることだから、
いかなる批判にも耐えうる、
そういう覚悟を決めて人前に立っている。
たかが、ゲイであるということで、
彼のことを揶揄する、
驚くほど器量の狭い人々を
私は友人として許さない。

それからいっておくが、
彼は秋実る氏と1,2を争うんではないかという、
腕っ節のつよい男である。
男気があって、純粋で、そしてソイルの中でもpiano丈青と1,2を争う、
PIMPでもある。

彼の座右の銘は
「ラウド マイノリティ(LOUD MINORITY)」

「BECAUSE IT'S FUN」


ちなみにバークリー音楽院を主席で卒業しているときく。
ブラックもホワイトもブラウンもいるなかで、すげーなーと思う。

彼のハードブロウは、血管炸裂もののやヴぁさである。
だがしかし、彼は女のような繊細さも併せ持つ。
ゴイスー。


ここまでくると他のメンバーも紹介しないと文句いわれてしまいそうであるが、
あまりに長大になるのでそれは来年にさせていただきます。
あしからず。



ジャイルス・ピーターソンの眼鏡にかなったことをきっかけに、
今となっては欧州のクラブシーンにおいても確固たる存在を築いた。
クロアチアに行ってもソイルを観に来るやつがいるのである。

まさに我々の仲間内が抱いていた確信を具現化しつつある。
「俺たちの音楽は、必ず世界でもヤヴァいはずだ」

欧州一回目の遠征から帰国したタブが言ってた。
「俺らまわりのバンドはみんなあっちでも大うけするよ。
   日本のほうがやヴぇーーーーーーーーーーーよ。」
私も、やっぱな。という感じがするのである。

nbsaという祭りに集まるものたちのほぼ全員を貫くいくつかの軸のひとつ。
それが「インターナショナル」な表現力を持ち合わせている、
そしてそのことを強く意識してきた世代であるということだ。

英語やスペイン語やスワヒリ語の音楽にやられてばっかりだったけど、
我々が「この歌なんて言ってんだろう」って英語の辞書を必死に調べたように、
日本語の辞書を買ってほしいのである。
文化的な相互理解が感情として根底にあれば、
国家間のコミュニケーションとて、もっとうまくいくはずである。

ワンサイドゲームの文化的侵略を阻止したいという意地が、
nbsaの根底には流れている。

しかも、グラウンドに足をついた海外への進出でなければ意味がないということを、
日本でのアンダーグラウンド活動で学んできた、
「リアル」な人々である。

日本でしっかりと支持をもらいながら、
インターナショナルに影響を与えうる活動をしていきたい。
音楽とは「こころ」の問題であり、
トップダウンのばら撒き売りじゃ、
絶対に「文化」にはならない。

ソイル、そして近々に欧州遠征の話があるクロマニオンなどの、
ボストン組の居るバンドには刺激されます。

途中から自分の話になってました。

もうソイルについて語ることはあり過ぎてまとまりません。

いつもどおり、
間違いなく、
初期ハードバップを髣髴とさせる彼らの
弩熱いライブに、
狂っていただきたい。

遠慮はいらない。
悪いことはいわない。
腕組してるマニアはどうぞ後ろへのほうへお回りなさい。
勘違いしちゃいけない。
彼らはジャズじゃない。
デスジャズなんだ。
でもご婦人方。
彼らのファッションをチェックしてる暇があったら、
音を聴きなさい。
深く深く、音を聴きなさい。
わからないことがあったら、勉強しなさい。
それが彼らの求めてることだ。
果ては、貴女の求めてることだ。

感じ入ったら、
大きなレスポンスの波をお返しください。

どうぞよろしく!

http://www.soilpimp.com/


    *今年もご期待クダサイ nbsa+×÷vol.3 


   夜間の自転車の無灯火運転はたいへん危険です。
   あなたが見えないのは一向に構いませんが、
   こちらから見えないのがたいへん危険です。
   もしもあなたが若くて聡明な健康体であるならば
   チャリ灯の負荷が耐えられないというのは
   『北斗の拳』に登場する悪党の
   「嗚呼、息をするのも面倒くさい」
   と変わりません。
   「ならばとめてやろうか(拳)」
   ということになりかねず、たいへん危険ですので、
   おやめください。
   
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    この顔にピンときたらコーラス110番!!!


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