ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ人、異邦人、お国柄トーク

2017-07-07 15:30:37 | アフリカ伝説
アフリカで暮らしていると、いやでも色々な国民性が目につく。いちいち行動の違いにお国柄が出る。

「人には個性があるんだから、国籍で判断するのは正しくない!」という正論もわかるが、事実としてその傾向はかなり色濃い笑。少なくとも星座や血液型よりは当たっている気がするし、これが外国人コミュニティでも面白おかしくネタとなる。



例えば、当地コートジボワールで開かれた会議での話。さすがにきょうの会議には遅れたかなぁ、なんていう感じで駆けつけたのに、先客はなんとドイツ人一人だけ。

ンボテ「あれ、一人?!」
先方「そうなんですよ。」
ンボテ「さすが枢軸国。」
こんなところで変な帝国主義を発動しなくてもよい。

先方「日本とはいろいろカブりますね。」
ンボテ「マイスターシップと呼びましょう(笑)。でもまだ誰もきていないんですねぇ。」
ドイツ人「もう時間なのに。」

そんなところでもう一人登場、アメリカ人。
「あれ?今日は少ないねぇ。」

スペイン人もやって来た。
「あれ?!まだこれだけ?!もっと遅れてきてもよかったわぁ。」

え?!さらに遅くてよかったって話?!

アフリカ人の国連関係者がいう。
「アネクドートをひとつ披露しよう。ある時、会議が設定された。まず最初に来るのは10分前、日本人だ。次は5分前にドイツ人。時間通りに来るのがアメリカ人。そしてフランス人は5分後だ。」

あれ?アフリカ人は?!
「30分後まで来ない笑。」


別の話。パリで各刻の代表団が集まる大きな会議があったときのこと。その日は民間セクターのセッションということだが、完全に会場のキャパがパンク。主催者は、招待状を持っていても、中に人を入れないという。

そこにやってきたフランス人。入れないと聞くや、色々な権益の人物に連絡を取り、ちゃっかり入場。さすが旧宗主国、いやfrançafriqueと呼ぼう笑。

韓国人がやってきた。どうして入れないのか、おかしいではないかと食い下がる。そしてかなり激しくガチガチの議論をいつまでも続けているが、入れないままだ。

次に、アフリカ人銀行家。口笛吹きながら、どさくさに紛れて入っていった。そこで押し問答。すると別のアフリカ人がその間にすり抜けて行く。「おい、そこのっ!待て!!」ええ?!ビザなし入国?!もはや国際会議の雰囲気ではない笑。

そこにやってきたのがイタリア人。中に入れないと聞くと「あら、入れないの?わざわざパリまで来たのに、残念だわ。」

ここまではいい。その後。
「じゃあ、エッフェル塔?凱旋門?どこ行く?!私、モンマルトル行きたい。とりあえずお茶しましょ。」

どこまでラテンなんだか。


え?日本人のンボテは?!
入場枠を交渉して、わざわざ遠くからやって来る民間企業さんに席をお譲りするという、なんとも日本人な対応。


やっぱりお国柄ってある気がする。そうやって笑いのネタが共有されて行く。



(おわり)

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