ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ発「キャンペーン・パーニュ」展示会

2017-05-22 08:30:48 | アフリカ音楽・アート・文化
昨日の記事に引き続き、アートのお話からもうひとつ。

静かに閉じゆくパリのアフリカ博物館〜Musée Dapper

中部アフリカはコンゴ共和国、首都ブラザヴィルで、ちょっと変わった、でもとても興味深い展示会が開かれる。

それはこちら、ら


「キャンペーン・パーニュ展〜展示と対話」

選挙、記念日、プロモーション、宣伝広告、、、アフリカの一つの大きなメディアは、このキャンペーンで作られる布地である。コトあるごとにオリジナルの布地がデザインされ、主催者やサポーターはお揃いのパーニュ、お揃いのシャツを着てキャンペーンに臨む。

そんなキャンペーンパーニュ。ビールの販促パーニュ、AIDS撲滅、女性の日、コンゴやマリの五十周年、大統領たちのの選挙キャンペーン、、、ンボテも大好きでいろいろ集めた。さすがにコンゴの独裁者、モブツのパーニュは趣味が悪いと言われたが、、、。


今回のブラザヴィルの展示会は、副題「アフリカの歴史を振り返る」、そう、アフリカ独立以来の歴史をパーニュで振り返ろうというものらしい。

「右が(ガボンの)ボンゴ、アルベール・ベルナール・ボンゴのモチーフ。こちらが(セネガルの初代大統領)セダール・サンゴール。あちらが(コートジボワール初代大統領の)ウフェ・ボワニ。」とガイド。

主催者は言う。「パーニュは不滅のキャンペーンツール。こんなパーニュがあった、あんなものがあった、ということは誰も記憶にとどめていないだろう。だからこそ、誰がいつ頃、どこの大統領だったか、パーニュで綴るアフリカの歴史があっていい。」


展示会はコンゴ共和国、首都ブラザヴィルのマヤマヤ国際空港からほど近いペファコホテルで、5月19日から同28日まで開催。ブラザヴィルのということから、なかなか気軽に訪問というわけには行かないが、こういう貴重な展示会には、アフリカツアーを企画いただきたいものだ。



(おわり)

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